メキシコ風朝食メニュー 
         TOKYO FM   2005年9月放送

メキシコの料理をアレンジした、朝ごはん特集です。野菜がたっぷり食べられます。  
メキシコ風スクランブル・エッグ

調理時間  10分
【材料】1人分
・たまねぎ・・・6分の1〜4分の1個(好みで調節。みじん切り)
・にんにく・・1/2かけ(みじん切)
・ししとう・・・3本(へたと、種をとって小口切り)
・ミニトマト・・・3−4個(4等分に切る)
・オリーブ油・・・小さじ1〜2
・塩、こしょう、タバスコ・・・少々
・卵・・・Lサイズ1個

【つくり方】
1、オリーブ油で、たまねぎ、にんにくのみじん切りを、こがさないように炒め,、たまねぎがやわらかくなったら、ミニトマト、ししとうを加えて、塩、こしょうします。
2、よくといた卵を加えて、ざっと炒めてできあがり。軽く焼いた薄切りトーストの上にのせ、好みでケチャップをかけます。

トマト、たまねぎ、青唐辛子が使われた料理は、メキシコの国旗の赤、白、緑の色がはいるので、現地の言葉で「メヒカーナ」、つまり「メキシコ風」という意味の名がよくつきます。
青唐辛子はあまり手に入らないので、ここでは、しし唐を使いました。辛味はタバスコやレッドペパーでつけてください。ハラペーニョの酢漬けが手に入れば、これを混ぜると、本格的な辛味がでます。
タコのセビッチェ

調理時間  15分  

メキシコでは、生の魚介を、白くなるまで長時間レモン汁や酢に浸し、香味野菜とあえ、セビッチェというマリネにしてよく食べます。今朝はタコのセビッチェを紹介します。
【材料】2人分
・タコ(ゆでたもの)・・・200グラム(薄くスライス)
・レモン汁・・・・1個分
・玉ねぎ・・・1/4個(みじん切り)
・完熟トマト・・1個(みじん切り)
・しし唐・・・・3−4本(小口切り)
・オリーブ油・・・大さじ2
・塩、こしょう、タバスコ・・・少々
・しょうゆ、さとう・・・好みで適宜

【作り方】
1、スライスしたタコを、レモン汁に浸しておきます
2、ここに、たまねぎ、トマト、しし唐のみじん切りを加え、塩コショウ、タバスコ、オリーブ油をくわえてよく混ぜます。
隠し味にしょうゆを少しおとし、トマトがあまり甘くない時は、砂糖一つまみも加えます。

今日は、すぐできるように、ゆでダコで作りました。メキシコでは日本同様、タコもよく食べられています。
パンにもご飯にもあうように、しょうゆと砂糖を隠し味に使ってみました。
ワカモーレ
調理時間  15分

【材料(2人分)】
・玉ねぎ・・・1/4個(みじん切り)
・トマト・・1/2個(みじん切り)
・しし唐・・・・3−4本(小口切り)
・レモン汁・・・1個分
・アボカド・・1個
・塩、こしょう、タバスコ・・・各少々
つけあわせ・・・・レタス、ウインナー、チーズトーストなど

・【作り方】
1、みじん切りのたまねぎ、トマト、しし唐、レモン汁、塩コショウをまぜます。
2、アボカドは2つ割してスプーンで果肉を取り出し、つぶして、野菜とまぜます。
3、これを、温めたウインナーと一緒にレタスにつつんだり、包んで、チーズトーストにのせて食べます。


「ワカモーレ」は、つぶしたアボカドに野菜や香辛料、レモン汁を混ぜたサラダのようなもので、肉や野菜にディップのようにつけて食べます。

アボカドは「森のバター」といわれるほど脂肪が多いですが、脂肪分の8割がリノール酸やリノレン酸で、コレステロールを上げる心配がほどんどありません。若返りのビタミンといわれるビタミンEも多いのが特徴です。

タコス



調理時間   20分
(※ソース、肉をあらかじめつくっておけば、朝は5分でできる)

メキシコでは、とうもろこしの粉をクレープのように焼いた、トルティージャをよく食べますが、これに肉と野菜をはさんだのが、タコスです。日本でも大きいスーパーには、タコ・シェルという名前で、タコス用にU字型にロールさせてぱりっと焼いたトルティージャが売っているのでこれをつかうと簡単です。

【材料】3人分
・タコ・シェル(とうもろこしの粉で焼いた薄焼き。市販品)・・6枚
・牛豚ひき肉・・・150g
・塩、こしょう、味噌、カレー粉、レッドペッパー・・各少々
・レタス・・・大葉3枚分(ざく切り)
・トマト・・・小1個(スライス)
・刻んだチーズ・・・60グラム
タコソース・・・{ケチャップ・・・大さじ3、、タバスコ・・・小さじ1/3、刻んだしし唐・・・
2本分、砂糖・・ひとつまみ、レモン汁・・・小さじ1}
【作り方】


1、ひき肉はからいりし、塩、こしょう、味噌、カレー粉、レッドペッパーで、味付けします。
2、タコソースは材料をあわせておきます。
3、タコシェルを皿にたててレンジで1分あたため、刻んだレタス、トマト、ひき肉、チーズをはさみ、ソースをかけます。

本場ではいれていませんが、肉に、味噌をいれると味がおちつきます。肉いりサラダを手づかみで食べているといってもいいほど、生野菜をつかうのがタコスの特徴ですが、タコソースによくあうレタスとトマトは絶対はずさないでください。

チキンのタコス



調理時間 20分
(※ソース、肉をあらかじめつくっておけば、朝は5分でできる)
 昨日紹介したタコスの、チキンバージョンです。ひき肉とちがって、こぼれにくいので、うすいトーストにはさんで食べてもいいでしょう。肉の味付けに、カレー粉とえレッドペッパー、味噌をつかうのは、私のアイデアですが、本場にちかい味がでます。
【材料(3人分)】
・タコ・シェル(市販品)・・6枚
・鶏胸肉・・・200g
・白ワイン・・・大さじ2、塩、こしょう・・・少々、
・オリーブ油、味噌、カレー粉、レッドペッパー・・各少々
・レタス・・・3枚
・トマト・・・小1個(スライス)
・ピーマン・・・小1個(種をとってスライス)
・オニオンスライス・・・少々
・タコソース{ケチャップ・・・大さじ3、、タバスコ・・・小さじ1/3、刻んだしし唐・・・2本分、砂糖・・・ひとつまみ、}


【作り方】
1、タコソースの材料をあわせておきます。
2、とり肉は、塩、こしょう、白ワインをふりかけ、覆いをして電子レンジに4分かけて、蒸し鶏にします。これを削ぎ切りにして、オリーブ油で両面をさっと焼き、みそ、、カレー粉、レッドペッパーをふりかけて、味付けします。
3、タコシェルを皿にたててレンジで1分あたため、レタス、トマト、ピーマン、鶏肉、オニオンスライスをはさみ、ソースをかけます。

肉とソースを前日に作っておくと、朝は野菜を刻んでさっと準備できるので、食べ盛りの中学生のいる我が家の夏の朝ごはんには、よく登場しています。