韓流の朝ごはん tokyoFM 「からだがよろこぶ朝ごはん」 バッグナンバー    BY 武田三花

豆腐チゲ

(息子の中学で、1学期の地理の試験に「冬のソナタのロケ地の国は?」という問題がでて、
息子はなんと「スウェーデン」と回答していたので、しょうがないので、ネット配信で1話をみせたところ、息子がすっかりはまり、ついにネットのノーカット版を全部見ていました。)

韓国ドラマ「冬のソナタ」の中で高校生のチュンサンがユジンの家にきたとき、
ユジンが夕食につくっていたのが豆腐チゲです。
チゲというのは鍋のこと。さっとできる作り方を紹介します。

【材料】3-4人分
牛肉、または豚肉うすぎり・・・200グラム
肉にもみこむ調味料{コチジャン・・・大さじ2、おろしにんにく、みりん・・・各少々}、
白菜キムチ・・・300グラム(汁もつかう)
ネギ、ニラなどの野菜・・・好みで適量
木綿豆腐・・・1丁
ごま油・・・少々




【作り方】
肉に、コチュジャン、おろしにんにく、みりんをもみこんでから、ごま油でキムチといため、
水5カップとキムチの汁をいれて煮ます。あくをすくい、
ネギ,ニラ、豆腐をいれ、必要なら醤油少々で味をととのえて火を止めます。

コチジャンは韓国の唐辛子入りの味噌です。
コチュジャンのかわりに、甘口味噌にみりん少々と豆板醤か赤唐辛子を加えてつかってもいいです。


鶏肉と野菜いりトッポッギ



うちの息子が「冬ソナの中で、チュンサンが好きだといってたトッポッギってなに?食べてみたい」というので、去年、随分これを作りました。


「冬のソナタ」の中で、チュンサンが好きだといっていた食べ物がトッポギです。
トッポッギは、韓国の餅で、ウインナーよりやや細い棒状をしています。うるち米でできた餅なので、ねばねばしません。最近は大きなスーパーにトッポッギがあることが多くなりました。
なければ日本のお餅を棒状に切って作っても、食感はちがいますが、これもまたおいしいです。



材料】  3−4人分

トッポッギ(韓国のうるち米でできた餅。棒状をしている)・・・200グラム

鶏肉・・・200グラム(一口大に切る)
玉ネギ・・・1/2個(薄切り)
キャベツ・・・大きな葉4-5枚(ざくぎり)
ごま油

味付け{コチュジャン・・大さじ4、砂糖,酒・みりん・・・各大さじ1、醤油・・少々、酢・・・小さじ1/4}
※コチジャンがなければ、甘口味噌に、砂糖、キムチの汁、豆板醤、酒をくわえて代用します。


【作り方】
ごま油で、鶏肉、玉ネギ、キャベツをいため、肉に火がとおり野菜の汁がでてきたら、トッポッギと味付け調味量をいれ、2分ほど炒めてトッポッギがやわらかくなったらできあがりです。

韓国人の留学生によると、屋台では甘辛い味噌でいためたものが売られていますが、家庭では、栄養を考えて野菜や鶏肉もいれて作ることが多いそうです。
そこで今朝は
ユジンのふるさとの、チュンチョンの名物料理、タッカルビ風に、鶏肉とキャベツを入れてみました。


メウンタン


(写真は、餅をいれてあります)

メウンタンは魚入りの赤くて辛いスープ。
冬ソナで、ユジンがミニヨンの別荘に泊まった朝、魚をわたされて作った朝食です。
玉ネギのすりおろしをたくさんいれると体がとてもあたたまります。
ドラマではズッキーニをいれていましたが、好みの野菜を追加してください。
見た目よりさっぱりしていて、ご飯や餅をいれて食べるのがおすすめです。

材料】3人分
・甘塩タラの切り身・・・3きれ
・大根・・・200グラム(短冊切り)

・玉ねぎすりおろし・・2分の1個分、
・すりおろしにんにく・・・1かけ分、
あわせ調味料{日本酒・・・大さじ1、しょうゆ・・・大さじ1、韓国種の唐辛子粉・・・適量、
みそ・・小さじ2、あればコチジャン・・・少々}

※韓国種の唐辛子粉がない場合は、キムチの赤い汁少々と、一味唐辛子粉少々をいれる。コチジャン(韓国の唐辛子味噌)は、味噌に、みりんと唐辛子粉をまぜて代用してもよい。

・長ネギ・・・1/2本(薄切り)
・ニラ・・・1束(3センチに刻む)
・エノキダケ・・1束
・水菜・・・少々(ざく切り)


【作り方】

1、,鍋に、玉ネギとにんにくをすりおろし、レシピの調味料を加える。
2、水3カップと短冊切りの大根、タラ
、エノキダケ、長ネギ、ニラをいれて煮ます。
3、アクをすくい、しょうゆ、塩などで味をととのえ、水菜を加え、火からおろします。


韓国産の唐辛子のコチュカルは、日本の唐辛子に比べて、赤くて辛味が少なく甘味があります。日本の唐辛子を使う場合は少量でももとても辛いので、韓国産よりも量をぐんと控えてください。

小松菜とにんじんのナムル

 


ナムルは韓国風の和え物です。
前の晩につくりおきしても味がなじんでおいしく、
肉そぼろや焼肉とご飯にまぜれば、ビビンバになります。



【材料】2−3人分

小松菜・・・250グラム
A-{塩・・小さじ1/3(好みで加減)、ごま油・・大さじ1強
砂糖・・・ひとつまみ、すりごま・・大さじ1}
焼き海苔・・・適量
にんじん・・・小1本(約150グラム)
B−{ごま油・・・大さじ1、にんにくすりおろし・・少々、砂糖・・・ひとつまみ}
塩・・・少々
刻み海苔・・・少々

【作り方】
1小松菜はさっと塩茹でしてを食べやすく切り、しっかり水気をしぼる。

2、塩、ごま油、砂糖、すりごまを加えてまぜます。塩は、味をみながら加減します。
3、にんじんをせん切りにします。包丁よりスライサーで切る方が、味がしみやすいです。ごま油とにんにく、砂糖をふりかけて、電子レンジに50秒かけ、粗熱がとれたら、手でまぜあわせ、塩を加えて味をととのえる。
混ぜるときは、箸でなく手でまぜあわせたほうが味がよくなじみます。
4、小松菜に焼き海苔をちぎってまぜ、にんじんともりあわせてできあがりです。

小松菜とにんじんはβカロテンと食物繊維がたっぷり。
特に小松菜は、貧血を予防する鉄分がほうれんそうよりも多く、カルシウムは3倍以上もあります。また、ビタミンCは、ゆでた後でも、生のセロリの3倍あります。

カルビクッパ






クッパはご飯に具だくさんのスープをかけた、雑炊です。
市販品のキムチ鍋用のスープをよくみかけますが、なくても
キムチがあれば、肉をいためて水を足してにこむことで、簡単においしいスープがすぐにできます。

キムチはすっぱくなったようなものでかまいません。


野菜、肉、卵がはいっているのでたんぱく質、ビタミン、ミネラルもたっぷりです。
寒い朝でも体があたたまり、辛味が目をさましてくれます。
忙しくいときでも、さっと食べていけるので、重宝なメニューです。

好みで唐辛子を追加してください。

【材料】4人分

牛ばら肉・・・200グラム

肉にもみこむ調味料{おろしにんにく・・・1かけ分、コチュジャン・・・大さじ3、・・みりん・・小さじ1、しょうゆ大さじ1}

ごま油

白菜キムチ・・・300グラム
にんじん・・・1/2本(短冊切り)
チンゲンサイ・・・1株(ざくぎり)
しいたけ・・・2枚(うす切り)
長ネギ・・・1/2本(ざくぎり)

卵・・・4個


【作り方】
カルビはバラ肉のことですが、脂をひかえたければ、もも肉の薄切りでもかまいません。
肉におろしにんいく、コチジャン、みりん、しょうゆをもみこみ、
ごま油でいためます。
ここに白菜キムチ、にんじんをいれていため、水6カップとキムチの汁をを注いで煮ます。

アクをすくい、しいたけ、チンゲンサイ、長ネギをいれ、塩、醤油で味をととのえます。

卵を落とし、好みのかたさで火を止め、温かいご飯にかけます。