朝食におすすめ 
    夏のヘルシードリンクメニュー
  
                      BY 武田三花

トロピカル・スムージー

【材料】2人分
・バナナ・・・80グラム
・パイナップル・・・80グラム
・マンゴー・・・50グラム(缶詰でもよい)
・プレーンヨーグルト・・・大さじ3
・牛乳・・・80cc
・はちみつ・・適量
・氷片・・・1−2個


【作り方】
1、バナナ、パイナップル、マンゴーは1口大に切って、密閉容器か密閉バッグにいれて冷凍しておきます。
2、ミキサーかフードプロセッサー、あるいはバーミックスを使って、冷凍した果物と、ヨーグルト、牛乳、氷のキューブを、なめらかになるまですりまぜます。
3、味をみて、好みの分量の蜂蜜を加えてまた混ぜ、グラスに注ぎます。


スムージーは、アメリカやオーストラリアで人気の飲み物で、、乳製品と果物、野菜を氷と一緒にくだいたものです。いろいろな果物と乳製品がいちどにとれ、食欲のない朝や、急いででかける人を送り出すときの朝ごはんのかわりにもなります。たんぱく質、カルシウム、各種ビタミン、食物繊維がしっかりとれて、ヘルシーな飲み物です。

最近、ジューススタンドなどのメニューでもみかけますが、氷が多くてシャリシャリしていたり、ほとんどとろみがなかたりで、滑らかで濃い本場のスムージーとはかなりちがうものも多いと思います。
今回は私が最初にであって感動した、シドニーのスムージーに近い、濃厚なレシピを紹介します。


小松菜とりんごのスムージー




【材料】2-3人分

・小松菜・・・3株
・バナナ・・・50グラム
・りんご・・・50グラム(皮をとったもの)
・レモン汁・・・大さじ1
・プレーンヨーグルト・・・大さじ3
・はちみつ・・・小さじ2
・牛乳・・・80cc
・氷・・・1−2個
・飾り用のミントの葉・・・少々


【つくり方】
1、バナナとりんごは一口大に切って、冷凍庫で凍らせておきます。
2、凍らせたバナナとりんごに、洗って刻んだ小松菜、氷、ヨーグルトをミキサーかフードプロセッサー、またはバーミックスで、滑らかになるまでくだきます。
3、レモン汁と蜂蜜を加え、グラスに注いで、ミントの葉を飾ります。

緑色をしていますが、さわやかな酸味と甘みの、飲みやすくておいしいスムージーです。バナナとりんごをベースにすると、野菜はかなりいろいろなものをいれてもおいしくできます。

ヨーグルトと牛乳、小松菜でカルシウムがたくさんとれ、バナナで糖質、レモンや小松菜、りんごで、ビタミンや食物繊維がしっかりとれます。

夏休み中も、我が家の中学生は、朝から部活にでかけますが、前の晩、寝苦しくて、暑さにダウンしているときでも、このスムージーならすぐ飲めます。そして、午前いっぱいの練習がしっかりできるそうです。
トマトのガスパッチョ風スムージー




【材料】2人分

・完熟トマト・・・100グラム(皮をとってざくぎり)
・玉ねぎ・・ 20グラム(あらみじんに切る)
・食パンの白い部分またはパン粉・・・大さじ1−2
・プレーンヨーグルト・・・70グラム
・氷・・1−2個
・レモン汁、蜂蜜・・・好みの量
・パセリ・・・少々


【作り方】
1、トマト、玉ねぎ、プレーンヨーグルト、とろみをつけるために食パンかパン粉を用意します。
これに氷のキューブをくわえ、フードプロセッサーかミキサーで滑らかにすりつぶします。
2、蜂蜜を好みの量だけくわえてよくまぜ、グラスにそそぎ、レモンをしぼって刻んだパセリをうかせます。


さわやかなピンク色をしていますが甘いドリンクではなく、酸味のさわやかな、サラダ系のスープです。甘くしたい方は、蜂蜜を多めにいれてください。
ガスパッチョというのは、スペインの飲む野菜サラダで、トマトをベースにいろいろな野菜をいれ、にんにくとオイルをいれて塩で味付けしたものです。ここでは夏の朝向きに、ヨーグルトベースにしました。匂いがないので外出時も安心です。かりっと焼いたパンにもあいますが、おむすびにもあいます。
豆乳黒ゴマバナナスムージー




【材料】2人分
・豆乳・・・120cc
・黒の練りゴマ 小さじ1
※どうしても練りゴマがなければ、よくすった黒ゴマをごま油少々でといて代用。
・バナナ ・・・100グラム(一口大にカットして凍らせておく)
・氷・・1−2個
・砂糖・・・適宜


【作り方】
1、バナナは一口大にカットし、密閉容器にいれて、カチカチに凍らせておきます。
2、バナナ、練り黒ゴマ、豆乳、氷のキューブ2個を、ミキサーかフードプロセッサー、バーミックスなどで滑らかになるまで砕きます。
3、このままでもおいしいですが、好みで砂糖をたします。

イートインできるベーカリーで人気のドリンクを家で作ってみました。豆乳には、未調整の豆乳と、味を飲みやすくした調整豆乳がありますが、これは未調整の豆乳乳でもおいしくできます。練りゴマをみつけたら、ぜひつくってみてください。
中学生の息子がこの黒い色をみて「泥をまぜたみたいな色だー」といぶかしげな顔をしていたのですが、飲んだら「おいしい。もっと作って」と、大ファンになりました。豆乳独特の臭みが、ゴマの香で消され、コクがあっておいしくなっています。豆乳にもゴマにも、動脈硬化を予防し、コレステロールや中性脂肪を低下させる成分があり、豆乳の大豆イソフラボンは、骨粗しょう症を予防し美肌を作ります。


豆乳とかぼちゃのシナモンドリンク




【材料】2人分
・西洋かぼちゃ・・・・150グラム(種とワタをとった状態の重さ)
・砂糖・・・少々
・豆乳・・・120cc
・氷・・1ー2個
・ラム酒・・・1、2滴
・シナモンシュガー・・・適量

【作り方】

1、かぼちゃは、一口大に切って、皮を下にして小鍋にならべます。材料がひたるくらいの水をいれ、ふたをして火にかけます。水がほぼなくなったら、鍋からとりだし、さまします。

2、かぼちゃの皮と、黄色い部分をわけます。皮はあとで飾りにして浮かすので、葉っぱの形などの型に型ぬきしておきます。

3、かぼちゃの黄色い部分、豆乳、砂糖少々、氷2−3片、ラム酒少々をフードプロセッサーかバーミックスで滑らかになるまですりあわせます。グラスにそそいで、表面にシナモンシュガーをふり、飾りきりした、かぼちゃの皮をうかせます。

かぼちゃとラム酒、シナモンの香で、豆乳のくせがきえ、飲んだ後満足感があるドリンクです。濃度が濃い目なので、小さなスプーンをそえてすくって飲んでください。
実は、しょうゆ味があまり濃くないかぼちゃの煮物が残っていたら、それにちょっとラム酒を加えてつくってもおいしくできます。
かぼちゃのもつビタミンCは、加熱に強いのが特徴です。また、体内でビタミンAにかわるβーカロチンも豊富です。特に皮に多いので、捨てずに飾りなどにして食べましょう。