大根をつかった朝食メニュー TOKYO FM「からだが喜ぶ朝ごはん」 2007年1月放送 BY 武田三花
お正月や新年会などでウエイトオーバーが気になるとき、低エネルギーの大根は、お勧めの食材です。
大根おろしと青菜の磯辺和え 調理時間 10分 |
新年会で、胃が疲れたり、お餅でむねやけしたとき、大根おろしを食べると、すっきりします。 これは、大根おろしの汁には、ジアスターゼという、糖質の消化を助ける酵素が含まれているためです。 大根おろしの汁をきってしまう人がいますが、これはとてももったいない事。汁も食べてください。 長野のあるお蕎麦屋さんには、「おしぼり」というそばつゆがあります。普通のそばつゆは、しょうゆやみりんで作った「かえし」を、だし汁でわりますが、大根おろしの汁で割るのが「おしぼり」です。 我が家では、夕食が重かった翌朝は、これにならい、大根おろしの汁でめんつゆをわり、青菜とちぎった焼き海苔をあえていただきます。わさびと酢を少々くわえるのが、味をひきしめるポイントです。 また、辛い大根おろしがお好みの方は、大根の先端の方をおろしてください。 【材料】2人分 ・大根おろし・・・1カップ、 ・しょうゆ、みりん・・・各大さじ1、酢・・小さじ1/2, わさび・・・少々 ・青菜(小松菜、春菊、ほうれんそうなど)・・・1/2束 ・焼き海苔・・・1/2枚(こまかくちぎる) 【つくり方】 1、大根おろしは、汁ごとつかい、しょうゆ、みりん、酢、ワサビを混ぜます。 2、小松菜、春菊、ほうれんそうなどの青菜を、さっと塩茹でし、3センチくらいの長さに切り、よく水気をしぼります。 3、これを味付けした大根おろしと、ちぎった焼き海苔であえてできあがりです。 |
船場汁 調理時間 15分 |
「船場汁」というのは、大根と魚のすまし仕立ての汁物です。大阪の問屋街の郷土料理で、塩サバやぶりを使います。。朝から、魚の汁?とおもうかもしれませんが、主役は大根で、魚は出しをとる程度の量なので、さっぱりしています。最後に酢を少しいれるのが味を引き締めるポイント。最後に、吸い口といって、ゆずなどの香りのあるものをちらすと、よりいっそうおいしくなります。 【材料(2人分)】 ・大根・・・直径7センチくらいのもの、5−6センチ分 ・大根の葉・・・適宜 ・ブリ、または塩サバの切身・・・1切れ(ブリの場合は塩小さじ1/2をふりかけておく) ・大根の葉・・・少々(塩茹でして刻んでおく。 煮汁{・水・・・・4カップ、昆布・・5センチ、塩・・・小さじ1/2、うすくちしょうゆ・・・小さじ1} ・おろししょうが・・・少々 ・酒・・・大さじ1 ・酢・・・小さじ1 ・吸い口・・・柚子の皮のせん切り 【作り方】 1、大根は皮を厚めにむき、3ミリ厚さのいちょう切りにします。大根の葉は、塩茹でして3センチくらいに刻んでおきます。魚は、一口大に切り、さっと熱湯をかけておきます。 2、鍋に昆布と水、大根を入れて火にかけ、沸騰したら昆布をとりだし、塩、しょうゆを加えます。 3、大根の鍋に魚と酒、おろししょうがを加え、アクをすくいながら大根が柔らかくなるまで煮て、大根の葉をくわえ、塩で味をととのえます。 4、仕上げに酢をくわえて火をとめ、柚子のせん切りをのせます。 |
大根の酢味噌サラダ 調理時間 5分 |
朝、しゃきしゃきしたサラダを食べたいとき、レタスやキャベツなど生野菜が高いのが悩み。 我が家では、そういうときは、大根をサラダにします。大根の葉も塩茹でして使うと、いろどりよくなるだけでなく、鉄分の補給ができます。 大根はスライサーでせん切りにすると味がよくしみます。市販の洋風ドレッシングをかけて食べるのはよくありますが、このメニューは、酢味噌ベースのノンオイルサラダなので、ぬたのようなさっぱりした味わい。たれの中に刻みネギやおろし生姜がはいっているので、食欲が増します。 【材料】2人分 ・大根・・200グラム(・皮をむいた正味) ・大根の葉・・・少々(塩茹でして刻む) ・ハム・・・1枚(せん切り) ・酢味噌だれ・・{味噌・・・小さじ1、酢・・小さじ1、砂糖・・・小さじ1、刻みねぎ・・・小さじ1、おろし生姜・・・少々} 【作り方】 1、大根はスライサーでせん切りに、大根の葉は塩茹でして細かく刻みます。ハムはせん切りにして味がよくなじむように、さっと湯をかけておきます。 2、酢味噌だれの材料をあわせ、大根、大根の葉、ハムにかけます。 全体をまぜあわせていただきます。 |
大根とブリのステーキ 調理時間 15分 |
大根とブリというと、煮物を連想しますが、電子レンジで大根の厚切りをやわらかくしてから フライパンで焼けば、ステーキになります。 頭の働きをよくするDHAが入った魚の脂で焼くので、ヘルシーです。 【材料(3人分)】 ・大根・・・2.5センチ厚さに切ったもの3切れ ・ぶりの切身・・1切れ たれ {砂糖・・・大さじ2、みりん・・・大さじ1、おろし生姜・・・・小さじ1、酒・・・大さじ3、しょうゆ・・・小さじ2} ・大根の葉の塩茹で・・・適量 ・せん切りネギ・・・適量 ・七味唐辛子 【作り方】 1、大根は皮を厚めにむき、十文字に隠し包丁をいれます。(隠し包丁とは、火が通りやすくしたり味がしみやすくするためにいれる、きりこみのことです) 2、大根を耐熱皿におき、覆いをして電子レンジに5分かけます。竹串がすっと通る硬さになっていなければ、加熱を追加します。 3、ブリを一口大に切り、テフロンのフライパンで中火で焼き、脂をだします。ここに大根を加え、魚の脂で表面に焼き色をつけるように焼きます。 4、たれの材料をフライパンに加えて煮立て、大根と魚に味をからませます。 5、塩茹でした大根の葉もフライパンにくわえて味をからませます。 6、皿に大根、大根の葉をもり、魚をのせ、せん切りネギをそえます。好みで七味唐辛子をふります。 |
大根のキムチみそ炒めと、韓国風もちいり味噌汁 調理時間 炒め物7分 味噌汁15分 |
寒い朝に、ピリッとしたおかずは、身体を元気にしてくれます。 大根は、生や煮るだけでなく、いためてもおいしいのですが、おすすめは、胡麻油とキムチといためること。この炒め物は、だし汁をそそいで煮ると、おいしい味噌汁にもなります。 このメニューは大根の先のほうより、真ん中か葉に近い部分がおいしくできます。 【材料】2人分 (味噌炒め) ・大根・・・皮をとった正味100グラムくらい(せんぎり) ・みそ・・・小さじ1 ・白菜キムチ・・・50グラム ・胡麻油・・・少々 ・貝割れ大根・・・少々 (味噌汁) ・味噌炒めの材料に、だし汁2カップ、味噌小さじ1、青菜少々、餅2切れを追加する。 【作り方】 1、千切りにした大根に、味噌をもみあわせておきます。 2、胡麻油をしいたフライパンを熱し、白菜キムチと、味噌でもんだ大根を炒めます。皿にとって、かいわれをちらせば、キムチ味噌炒めです。ご飯によくあいます。 3、これを韓国風味噌汁にする場合は、炒めた味噌炒めに、だし汁2カップを注ぎ、 大根が柔らかくなるまで煮ます。味噌を1さじ1杯追加して、味をととのえます。煮込むとき、青菜少々を加えると、いろどりがよくなります。また、お餅をいれて煮込むと、これで主食にもなります。 |