からだを温める朝食メニュー
 寒い季節の朝ごはんにおすすめの簡単低エネルギーレシピです。
  TOKYO FM   2009年1月放送      レシピ&写真  武田三花 (料理研究家・管理栄養士・看護師)
ショウガ風味の
      具だくさんなめこ汁

調理時間  12分     1人分  35kcal

      
  
なめこ、ネギ、小松菜、貝割れなどが具沢山にはいっています。
なめこをいれると汁物にとろみがついて冷めにくくなるので、体があたたまりますが、ショウガやネギには、血行をよくする成分があり、体を内側からあたためてくれます。血圧が高くて塩分が気になる方は、ショウガの香があるので味噌を少なくしてもおいしくいただけます。寒くて風邪をひきそうな朝には、特にお勧めです。
【材料】3人分
・だし汁・・・・500cc
・小松菜・・・・100g(長さ3センチに刻む)
・長ネギ・・・・5センチ分 ・みそ・・・大さじ2
・なめこ・・・1袋(80グラム)
・しょうが・・・1/2かけ(7グラムくらい)
・かいわれ大根・・・1/2パック(半分の長さに刻む)
【つくり方】
1、だし汁を煮たて、小松菜をいれます。
2小松菜がやわらかくなったら、ネギと、みそを加えます。
3、なめこはざるにいれてさっと水洗いしてから鍋に加えます。なめこに火がとおったら、おろしたしょうが、貝割れだいこんを加えて火をとめます。好みで七味唐辛子少々をふります。


ネギがゆのゴマだれ


調理時間 40分  1人分ネギ粥 145kcal                     ごまだれ  70kcal
       
  
ネギの香には体をあたためる成分があります。あつあつのお粥に桜えびとネギをたっぷりトッピングし、ゴマだれをかけて食べると、ほかほかになります。ネギは煮ると甘くなるので長ネギの芯は米と一緒に炊き込みます。桜えびは風味や彩をよくするだけでなく、カルシウムがとれます。お粥はまとめて炊き、1食分ずつ小分けして冷凍して、朝、レンジ解凍するととても便利です。
【材料(4人分)】
・米・・・1合(150グラム)・水・・・750cc
・長ネギ・・・1/2本
・万能ネギ・・・2本(小口切り)
・塩・・少々
・さくらエビ・・・大さじ4
・ごまだれ・・・{ねりごま・・・40グラム  しょうゆ・・・大さじ1 、おろししょうが・・・小さじ1/、湯・・・大さじ4}
【作り方】
1、長ネギは3センチに切り分け、芯をとってせん切りにし、水に放しておきます。
2、米は5倍の分量の水とネギの芯をいれて火にかけ、お粥にします。
3、たきあがったお粥に塩少々をくわえ、万能ネギと、フライパンでからいりしたのさく らえびを散らします。
4、ねりゴマ、しょうゆ、おろししょうがにお湯をたして混ぜ、ゴマだれにします。
おわんにお粥をもり、炒った桜えび、万能ネギの小口切りと、長ネギの白い部分の千切りをトッピングし、ゴマだれをかけていただきます。


カブの洋風味噌スープ

調理時間 10分  1人分 46kcal

     
   

ポイントは刻みにんにくとみそをオリーブ油でいためたものをベースにスープを作りはじめるところ。このひと手間で、パンにもご飯にもあう、味噌スープになります。
【材料】(2人分)
・カブ・・・・大1個(葉も使う)
・チキンコンソメ・・・1個
・にんにく・・・1かけ(細かく刻む)
・味噌・・小さじ1
・オリーブ油・・・小さじ1
【作り方】  1、鍋にオリーブオイルを入れて中火熱し、刻んだにんにくをいためます。ここに味噌をくわえて、弱火で味噌もやきつけます。
2、この鍋に500ccの水をいれて湯をわかし、チキンコンソメと、6つわりしたカブを煮ます。
3、カブがやわらかくなったら、3センチくらいにきったカブの葉をくわえ、火がとおったらできあがりです。

にんにくを刻んだりおろしたりして空気にふれさせると、アリシンという成分ができます。アリシンは体の中で、ビタミンB群の働きをよくし、疲れや冷え性に役立つといわれています。にんにくの匂いは、煮ると5分ほどで消えますが、身体によい働きは匂いがなくなってもかわりません。


豆と野菜の赤いスープ

調理時間 15分  1人分 160kcal



 
    
火が通りやすい野菜を小さく刻んで煮た具沢山のスープです。漢方では、たまねぎ、かぶ、にんじん、にんにくのように地面の下にできる野菜や粒のままの豆は、体を温めるものが多いとされています。喉や鼻の粘膜を強くするβカロテンが多いので、風邪のはやる冬場に、とくにおすすめです。
【材料】2人分
・にんにく・・・1かけ(みじん切り)
・玉ねぎ・・・1/4個(1センチ角に切る)
・ベーコン・・・1枚(1センチ幅に刻む)
・にんじん・・・1/4本(1センチ角に切る)
・オリーブ油・・・小さじ1
・カブ・・・1個(葉は3センチに切る。根は2センチ角に切る)
・塩、こしょう・・・少々
・トマトの缶詰・・・1/2缶(80グラム)
・固形コンソメスープ・・・1個
・ゆで豆(大豆、ヒヨコマメなどのゆで豆のパックが便利)・・・・60g
【作り方】
1、鍋にオリーブ油を熱し、みじん切りのにんにく、1センチ角に切った玉ねぎ、にんじん、ベーコンをさっといためます。
2、ここに水2カップとコンソメ、2センチ角に切ったカブ、トマトの缶詰100cc分をいれて煮ます。
3、野菜がやわらかくなったらカブの葉を加え、塩、こしょうで味をととのえます。

キムチ入りニラたま味噌おじや

調理時間 20分     380kcal
  

    寒くてなかなかふとんから抜け出せなかった家族には、ご飯を煮たおじやの朝食をだすと、短時間で食べられて体もあたたまると好評です。ポイントは、キムチとネギをごま油でいためてから出し汁で煮ること。キムチは、唐辛子に発汗作用があり、野菜のほかにいろいろな素材がはいっている発酵食品なので、いためることで、旨みがさらに引き出されます。ネギやニラには、体をあたためる作用があります。半熟の卵黄をくずしながら、まわりのニラをつけて食べるのが人気です。
【材料】(2人分)
・白菜キムチ・・30グラム
・ごま油・・・・小さじ1
・ねぎ・・・1/3本(斜め薄切り)
・みそ・・・大さじ2
・だし汁・・・2カップ
・ごはん・・・茶碗2杯
・ニラ・・・50グラム(3センチ長さに切る)
・卵・・・2個
【作り方】
1、鍋にごま油をいれ、熱して白菜キムチ、ネギ、みそをいれていためます。

2、
だし汁をいれて沸騰したら、ご飯をいれ、ご飯がやわらかくなるまで煮ます。
3、ニラを加え、卵をおとし、ふたをして、卵が半熟になったら火をとめます。