ひらめきときめきCOOKING  

あさりをつかった簡単メニュー 
         TOKYO FM [からだが喜ぶ朝ごはん] 2004年5月第2週で放送    BY  MIKA TAKEDA

あさり・・・・貧血、吐き気、食欲不振防止に有効な鉄分、ビタミンB12が多く、血中コレステロールをさげて目の働きをよくするアミノ酸のタウリンも多く含んでいます。インスタント食品ばかりとっていると亜鉛が不足して味覚異常をおこしたりしますが、亜鉛やカルシウムも豊富です。
砂だしは、水1リットルに大匙2杯程度の塩をいれた食塩水をかぶるくらいにいれ、暗いところに半日くらいおきます。1晩以上食べない場合は、よわってしまうので、洗ってから水分をとって殻ごと冷凍するか、剥き身をしょうゆ味で佃煮にしておくと日持ちします。

あさりとみつばの卵雑炊



【材料】1人分
・あさり・・・5〜6個(砂をはかせたもの)
・ご飯・・茶碗半分
・塩、しょうゆ・・・少々
・ミツバ・・・1/2束
・卵・・・1個
・きざみのり・・・少々

【作り方】
1、あさりは、3パーセント程度の塩水にいれ、暗いところに半日ほどおいて砂をはかせます。
2、水2カップを小鍋で煮立て、あさりをいれ、、殻がひらいたらあくをとります。
※長く煮ると殻と身がはなれてしまい、身が固く縮むので、ここでいったんあさりをとりだしておきます。

3、汁にご飯をいれて弱火で煮て、塩、しょうゆ少々で味付けします。
4、ざくぎりのミツバ、とき卵をいれ、貝を鍋にもどして蓋をします。弱火で蒸らし、卵が半熟になったら火をとめて器によそい、きざみのりをちらします。


あさりは貧血防止に有効な鉄分、ビタミンB12が多く、コレステロールをさげて目の働きをよくするタウリンも多く含んでいます。

残りご飯で作る、深川飯(しょうゆ仕立て)


番組の後、リスナーの方より、「作りました」のご報告メールをいただきました。
【東京都のE.Bさんが作ってくださった深川飯

【材料】2人分
・あさりかアオヤギ・・・酒蒸しして身をはずしたもの、15個-20個
・貝の酒蒸しの汁
・日本酒、みりん、しょうゆ・・・・各大さじ1
・ひやご飯・・・茶碗2杯
・水・・・1カップ

【作り方】
1、アサリのむし汁、酒、みりん、しょうゆで、あさりの剥き身を煮ます。
3、ご飯に煮汁だけをかけ、覆いをして電子レンジに1分かけたあと、全体をかきまぜて水分をとばします。
4、あさりをまぜ、青じその千切りときざみのりをのせます。

深川飯といえば、東京駅で売られている駅弁の「深川弁当」にもあるように
アサリをしょうゆ味でご飯にたきこんだり、まぜたご飯として、有名です。
そこで、朝ごはん向けに、米からたきこむのではなくて
前の日に残ったご飯のリフォームで、深川飯にしあげてみました。
貝の剥き身は甘辛く煮ておくと、2−3日冷蔵保存でき、混ぜご飯がすぐできます。

ところで、江戸時代の元祖深川丼とは、これではなく、
味噌仕立てのいわゆる「ぶっ掛け飯」で、漁にでるまえや船の上でささっと食べたものだそう。
しょうゆ味の炊き込みご飯としておもてなし風にもなったのは、明治以降とのことです。

元祖 深川丼 (味噌仕立てのぶっかけ飯)


【材料】2-3人分

・あさりか、アオヤギ・・・15−20個
・長ネギの白い部分・・・1/2本分(ざくぎり)
・あさつきか、万能ネギ・・少々
・味噌・・・大さじ1
・みりん・・・小さじ1
・ご飯・・・一人分茶碗に軽めに1杯

【つくり方】

1、長ネギはざくぎりにして、網で軽く焼いておきます。
2、鍋に2カップの湯をわかし、あさりをいれて殻が開いたら、身だけをはずして鍋にもどします。焼きネギを加えてすこし煮た後、みりんと味噌で味付けします。
4、どんぶりによそったご飯に、汁ごとかけてできあがりです。

江戸時代に深川の漁師が漁に出る前に食べた味噌仕立ての深川丼を紹介します。
東京湾でとれた貝をネギなどの野菜と味噌汁にしてご飯にかけた、
いわゆる「ぶっかけ飯」です。お米が少なくても、味噌汁をかけると、ご飯がふえてくれるので、
貧しい漁師にも重宝だったようです。
手早く食べられて、カルシウム、鉄分、たんぱく質がとれるので、忙しい現代人にもおすすめです。

あさりのクッパ



【材料】2〜3人分
・あさり・・・1パック(砂をはかせたもの)
・白菜キムチ・・・50グラム
・ニラ・・1/2束
・味噌・・・大さじ1
・長ネギ・・・少々
・ご飯・・・一人分茶碗1/2杯

【作り方】
1、鍋に2カップの湯をわかし、あさりをいれて煮て、アクをとり、ひらいた貝をいったんとりだします。
2、白菜キムチを汁ごといれ、ニラ、味噌をいれてます。
3、貝をもどして一煮し、ごはんにかけていただきます。

クッパは韓国風の「汁かけご飯」です。アサリのだし汁が、キムチやニラとよくあい、クッパにすると、朝の目覚めをすっきりさせてくれます。インスタント食品ばかりとっていると亜鉛不足になって味覚異常をおこしますが、貝は亜鉛も豊富です。
ロングアイランド風アサリの味噌スープ





【材料】2人分
・あさり・・1パック(砂をはかせたもの)
・じゃがいも・・・小1個(1センチ角の角切り)
・にんじん・・小1本(1センチ角の角切り)
・かぶ・・・1株(白い部分は1センチ角に、葉の部分はざくぎり)
・玉ねぎ・・・少々(うすぎり)
・出し汁・・・3カップ(貝が多い場合はだしがでるので水でもよい)
・味噌・・・大さじ1

【作り方】

1、出し汁3カップでアサリを煮て、貝殻があいたらアクをとり、いったん貝をとりだします。
2、ここにジャガイモ、ニンジン、玉ねぎ、カブの順にいれて煮て、芋がやわらかくなったら、カブの葉とアサリをいれて3分煮ます。
3、味噌をときいれ、ひと煮して火を止め、できあがりです。

ニューヨークのロングアイランドで大人気の和食レストランにあった「あさりの味噌汁」です。注文したら、ジャガイモやニンジンがごろごろ入ったスープがでてきたので、トン汁がきたのかと一瞬思いました。食べてみると、野菜の間におおぶりのアサリがたくさんでてきて、クラムチャウダーの味噌味バージョンという感じで、ボリュームがあってとてもおいしかったのでい出して時々作っています。