NHK教育テレビ平成11年9月13日夜放送「今夜もあなたのパートナー」
手塚理美のアイデア弁当”コーナーで紹介した

 

お弁当のテクニック     BY  武田 三花

 

番組でお見せしたのは、

基本中の基本テクニックを紹介しながらの「鮭弁当」の作り方と

「そば弁当」です。

 

もっといろいろ知りたいというかたは、著書「武田三花のナースに贈るとっておきレシピ」(日本看護協会出版会)の
第5章「スピードお弁当の秘密」の章でご覧ください。


パート1、


基本の鮭弁当を

 

朝15分で作る!

メニュー
蒸し鮭、インゲン、こりこリ大根
ちくわとこんにゃくと筍の煮物、
ゆで卵(うずら)茹で人参
小松菜とひじきのあえもの
ごぼうと人参のきんぴら、プチとまと、2色ご飯、梅漬け、ごま


 

・・・・まず、ウオーミング・アップです!!・・・・・

〔お弁当をおいしくみせるこつを知ろう!〕
いろいろありますが、
最大のこつは、
5色をそろえる
ことです!

 

・・・とまと、人参、うめぼし、赤ピーマン、鮭など
茶色・・・肉類、揚げ物、煮もの、など
・・・ブロッコリー、ほうれん草、インゲン、小松菜、絹さや、アスパラなど
黄色・・・卵焼き、ゆでたまご、かぼちゃ、黄ピーマン、たくあん、くり、イモ、銀なんなど
・・・のり、ゴマ、ひじき、昆布など
・・・ご飯、パン、ちくわ、かまぼこ、大根のつけものなど

このようなものを入れる事によって、栄養のバランスも整ってきます。


でも、毎日5色を入れるのは大変ですね。

 

そこで、私はこんな工夫をしています。

 

 

(←平成9年ESSE 8月号
冷蔵庫の整理術のグラビア写真より)

〔おかずはまとめて作って
少量ずつに分けて
冷凍ストックする!〕

冷蔵庫、冷凍庫にストックをつくっておきましょう!
夕食の準備に大目に作り、とりわけて
ストックしておく
といいでしょう。
我家では、
きんぴら、ひじき、おからの煮もののようなものは
少量あるとほっとするので人気です。
添加物の心配や塩分が多い市販品よりも、
なるべく家でつくりたいもの。
それで、1ヶ月に1回まとめてつくって、1回分ずつ
小分けして冷凍しておきます。
これが特に
毎日のお弁当の強力な武器になるのです。


冷凍のし方のテクニックはこちらをみてください。



 

  

 

・・・・それでは鮭弁当をつくります!

 

・・・・最初にご飯をたきます。そのときに・・・!!
(←平成7年3月
「女性自身」料理グラビア
”武田三花のお弁当テクニック”より)

うちでは5,5合炊きの炊飯器で
2合しか炊かないので
空いた空間を活用します。
ご飯を炊きながら炊飯器で
少量の煮ものをつくり
炊飯後の蒸らしで
ゆで卵を同時に作ります。
冷凍すると味落ちが多い
こんにゃくや、大きく切った筍などは
ジャムのガラス瓶
焼肉のたれと砂糖少々といれて
クッキングシートで全体を覆って
炊飯器にセット。
(クッキングシートで覆わないと
ご飯がついて取り出すのに大変です。
蒸気のみを通すというだけあって
におい移りもあまりありません)

皮をむいた人参もセット。人参の色素のカロチノイドは
脂溶性なので、水と米の中では色は移りません。

これで、炊飯して、ご飯が炊きあがったら
すぐに人参と煮ものの瓶をとること。(長く保温するとにおい移りのもとです。)
そしてその穴に、(うずらならホイルに包んで3個くらい)をおいて
ご飯を蒸らしている15分の間にゆで卵を作ります。
人参は丸ごととても柔らかくゆだっていますので切るのは簡単。
切って、ソテーするか煮物の汁でさっと表面を煮て使います。
蒸し鮭とインゲンを同じに調理します。
の切り身は、冷凍インゲンの上にのせて(鮭の塩分をうつすため)
日本酒をふりかけて、おおいをして電子レンジで加熱します。
レンジで蒸すと後始末が楽、焼くより冷めても柔らかいので家族に好評です。

冷凍庫の1回分ずつ小分けした、ひじききんぴらを解凍します。
季節によっては凍ったままいれて、自然解凍で食べられます。
少量の青菜を茹でるときは朝食の味噌汁の出し鍋の中で、
茶漉しに入れていっしょに茹で
て、よくしぼり、味付けは
汁気が出ないように、(醤油をかけずに)ひじきの煮物と和えます。

夕食のとき、煮物などがのこると混ぜご飯にして
冷凍しておくと便利。このように、お弁当のときに
使えば、少量でも白いご飯を引き立ててぃれていい感じに。
うめ漬け、ごまをふります・・。
完成!

 

 

 

 

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