2013年 秋季大会

 

ブロック1回戦 対 八王子実践

 
八王子実践
日 野

1回戦の相手はまたも八王子実践だ。春、夏、秋と3季連続で当たった。珍しいというよりも奇跡に近い。やりにくいというよりも、またまたリベンジに燃えているだろうな。お互い夏のメンバーが残っているから、いまだ力もある。場所は帝京グランド。今日から大会が始まる。まだ、8月31日だ。内野に観客席がないのでレフトの外野から観戦します。新チームのスタートが遅れたのと、まだ夏休みなので選手の疲労を心配している。

先攻は八王子実践。日野の背番号1は1年生の小作。練習試合で一番調子がよかったらしい。しかし、目いっぱい緊張してるようだ。先頭にレフト前に運ばれ、2番は死球。やばい立ち上がり。3番にボークを与え、ノーアウト2,3塁。そして、ライトに犠牲フライを打たれ早くも1失点。送球は2塁ランナーを3塁で刺しツーアウト。4番はショートゴロでチェンジ。何とか1点で抑えた感じ。

その裏、日野の攻撃。1番普入はセカンドライナー。惜しい打球でした。2番邦山はレフト前ヒット。3番、夏の国士舘戦のヒーロー、スーパー1年生の鈴木はセカンドフライ。4番秋葉は右中間にヒットで1,3塁。5番佐々木はレフトフライでチェンジ。追いついておきたかった。

2回表、5,6番の連続ヒットで1,2塁。小作の調子が悪いと言うよりも八王子実践打線がねちっこい。7番の送りバントを3塁アウト。小作のフィールディングはいい。しかし、8番にもセンター前に打たれてワンアウト満塁のピンチ。ここで内野は中間守備。ゲッツーも狙える。。9番はセカンド正面のゴロ。誰もがセカンドゲッツーと思ったが、セカンド小澤はホームに送球。これがなお且つそれてセーフ。あぜーん。ひとりだけ違うことを考えていたようだ。1番を三振でツーアウトだが、2番はショート内野安打でもう1点。3−0になっちゃった。

2回裏、このままずるずる行くわけには行かない。日野は6番先頭の元木がライトにヒット。7番小澤はセカンドゴロ。8番新キャプテンの志岐がヒットで続いて1,3塁。ここで勝負に出た嶋田監督は早々とピッチャー小作に代えて水谷を代打に。水谷のファ−ストゴロの間に1点返した。3-1。まだわからない。

3回表からセンター普入を投入。4、5、7番を抑えた。その裏、ツーアウトから佐々木がセカンドゴロエラーで出塁。元木のヒットで1,3塁として、小澤がセンター前に打って1点返した。3−2。1点差だ。

さあ、ここから反撃開始と行きたいところだったが、5回表、先頭の3番にレフとオーバーの3塁打を打たれた。しかし、普入も踏ん張りツーアウトとして6番をサードごろに。しかし邦山の送球を秋葉がそらしエラーで1点献上。ちぐはぐです。

その後、早く追いつきたいがなかなかチャンス1本が出ずに、7回表にツーアウト満塁から左中間に走者一掃の2塁打を打たれ7ー2に。最悪の展開に。8回にもエラーがらみで1失点。

8回裏、ツーアウトから志岐、水谷のヒットと死球で満塁のチャンスを作るが押し出しの四球のみで1点どまり。

結局、8-3で完敗でした。負けるべくして負けた試合ですが、あまりのショックに声も出ません。来年までにどう建て直すか試練の時です。日野の最高に長い夏と、最悪な短い秋が終わりました。力をためて出直しましょう。
 




2013年 夏季大会

 

決勝 対 日大三

 
日大三
日 野

 いよいよ決勝がやってきました。相手はやっぱり日大三。ここ何年も日大三に阻まれている。鬼門中の鬼門だ。しかし、凄い観客数だ。当然のように日野の3塁側から人が埋まっていく。外野も解放されて何と3万人を超えた。プロ野球より集まってしまった。それにNHKで全国放送がある。こんな中で試合が出来る選手は幸せだ。緊張も当然しているだろうが、ここまで来たら思い切ってやって欲しい。期待している。そして、応援席は凄い盛り上がりだ。手作りの横断幕やら懐かしいユニフォームもあった。同窓会のようにいろんな人に会った。どんな試合になるのか楽しみだ。絶対勝って、甲子園に行きたい。

先攻は日大三、とにかく初回を0点に抑えたい。去年は初回に佐々木が3点取られてそのまま3−0で負けた。十分分かっているはずだが、先頭にふらふらっとライト前に落とされた。ライト玉井が取れたかどうか、微妙な打球だった。ほんとにいやや、日大三。長打だけじゃない。2番に送られて、3番はセカンドゴロ。初球、初球だった。ここで4番にインコースのストレートをレフトオーバーの2塁打。早くも1失点。かなしい。5番にもレフト前に打たれたが、6番をショートフライでチェンジ。池田の調子はよさそうなので悔やまれる失投だった。バッテリーは強気に攻めたが相手が上だった。

2回表はツーアウトから四球を出すが、0点に抑えた。
いに
3回表、2番を四球で出し、3番はサードゴロで2塁進塁。4番に死球を与えてしまい、1,2塁。5番を追い込みながらもライト前に運ばれ1点。続く6番にも三遊間を抜かれ1点。8番にはセンターに大きな犠牲フライを打たれまた1点。しかし、返球をサードに投げて、サードタッチアウト、チェンジ。いい判断、いいプレーでした。3失点に食い止めたが序盤で計4失点は日大三相手にあまりに大きい。

しかし、ここから池田は不思議に立ち直り、8回までヒット1本、後は完璧に押さえてしまった。それだけに序盤の失点が悔やまれる。

そして、9回表、ワンアウトから1番に粘りに粘られて四球。2番に1,2塁間を破られ、1,3塁。3番に左中間フェンス直撃かと思わせる打球を打たれたが、センターキャプテンの工藤が、俊足を飛ばしてフェンスぎりぎりキャッチ。犠打になってしまったがファインプレーでした。続く4番にもバックスクリーンまで飛ばされたが、工藤が死守。日大三の攻撃はすべて終わった。

日野の攻撃は残念ながら、2回に長田と8回に邦山のヒット2本に押さえられてしまった。攻撃は全くいいところがなかったが、それだけ日大三のエースの力が凄かった。ここまでの投手とは大分違った。仕方ない。そして、守りも完璧だった。今までのイメージとは違った。完敗でした。

はっきり言って今年のチームがここまで来るとは全く予想はしていなかった。それだけに驚いているがここまで来たのだからあと1つ勝ちたかったな〜。しかし、初めて表彰式まで見た。感動しました。選手、監督みんな感動をありがとう。今年も後ちょっとというところで夢を立たれたが、この悔しさは後輩に託そう。新しい日野の歴史をありがとう。今後につなげましょう。

今年もたくさんの応援ありがとうございました。球場まで足を運んでくれた方、ネットでやきもきした方、テレビで応援してくれた方、皆様ありがとうございました。吉報を届けることはできませんでしたが、少しは勇気や希望を感じていただけたのではないでしょうか。日野の応援もますますヒートアップしています。日野ファンいまだ増殖中です。後援会で来年までにTシャツでない、すてきなチアのにファームを作りますので期待してください。

 

【写真集】

鳩貝

三浦

 

 

 

梶原助監督      嶋田監督          吉岡部長

 

 

 

 

 

準決勝 対 国士舘

  10
日 野
国士舘

 準決勝の相手は今年から西東京に引っ越してきた、国士舘です。うれしくないですね西東京としては。早実といい。大会で当たるのはもちろん初めて。全くよく分かりません。監督、選手はビデオで少しは研究したでしょう。

先攻は日野。工藤がいきなり四球で出塁。邦山も出塁でチャンスを作り、池田はセカンドゴロ。ワンアウト1,3塁のチャンス。玉井初球は浅いライトフライ。豊澤サードゴロで残念チェンジ。でも、打てそうかな。その裏、池田はセカンドゴロ、セカンドライナー、レフトフライ。完璧な立ち上がりでした。しかも5球でチェンジ。

2回も先頭長田がセカンド内野安打で出塁し、秋庭が送って三浦はライト前ヒット。またまたワンアウト1,3塁を作るが、志岐、工藤が倒れて0点。惜しいな。2回裏はワンアウトから5番にヒットを打たれるが、セカンドゴロ、セカンドゴロで0点。お互いチャンスをモノに出来ない。

3回表、ワンアウトから初球を池田がレフトにソロホームラン。スライダーを狙っていたね。さらに、玉井の連続ヒット。豊澤ファーストゴロでツーアウトになったが、長田がレフト前、秋庭はセンター前ヒットでもう1点追加。今日もやってくれます。その裏、池田はツーアウト満塁のピンチをサードゴロで切り抜けた。危なかった。

そして、4回表、先頭志岐がきれいにセンター前ヒット。工藤が送って、邦山もセンター前ヒット。1点追加。ここで国士舘はピッチャー交代。代わりばなを池田がライト前ヒット。続く4番の玉井がセンターオーバーの3塁打。すごい。2点追加。まだワンアウト。豊澤ショートゴロでツーアウト。当たっている長田は死球。ディレードスチールを試みるが、玉井が本塁アウトチェンジ。しかし,5−0になったよ。その裏、国士舘は3本のヒットを放ち1点取られた。5−1。
 
6回にもこうなるとバッティングでも手のつけられない池田は先頭でサード強襲ヒット。それをまた長田がレフト前ヒットで返して1点追加。いい流れです。6−1。池田は投げる方でも5,6、7回は三者凡退に抑えた。

日野打線も7,8回は抑えられた。ドラマが始まったのは8回裏の国士舘の攻撃からだ。ここらへんで豊澤投入かと思ったが、あまりにも池田がいいので引っ張ったのだろう。先頭にいきなり3塁打を打たれた。まあ、点差もあるし1点はしょうがないと思ったが、3番はライト線に浅いフライ。玉井がランニングキャッチかと思ったらなんと落球。やっぱり。さらに4番に右中間に2塁打。5番はキャッチャーフライでワンアウト。6番に今度は右中間に3塁打を浴びてこの回3点目。国士舘打線が火を噴いた。おそろしい。たまらずここで豊澤投入。初球は豊澤の足に当たってしかし、志岐のファインプレーでショートゴロ。8番もレフトフライで何とかチェンジ。6−5になってしまった。ひとつのエラーからここまでやられるとは。こわい。

流れが完全に向こうに行ってしまったが、9回表、ワンアウトからキャッチャーに入った1年の鈴木がセンター前ヒット。三浦、志岐が続いて満塁にしたが、工藤、邦山が倒れて得点できず。そして、最後の国士舘の攻撃。豊澤は先頭を力のある球で三振に切った。1番は四球。ここで思い切って走ってきた。セーフ。さすが国士舘の野球です。ワンアウト2塁。2番は平凡なセカンドゴロ。ツーアウトと思ったら、え、長田がファーストに暴投。信じられない。そのままセカンドランナーはホームイン。同点。やっちゃった。今度はサヨナラのピンチ。考えてる余裕もない。3番の打球は右中間へ。玉井の代わりにライトに入った普入がキャッチ。よかった。やっとツーアウト。4番は歩かし敬遠。5番は初球をセンターフライ。豊澤よく抑えました。とりあえず延長戦。何が起こるか分からないのが高校野球です。

延長10回表、先頭池田がセンター前ヒット。素晴らし過ぎ。打席は4番には行った普入。初球、バント失敗。というよりもバントと決めてきた国士館の前進守備を見てわざとはずしたかな。2球目、バントの構えからヒッティング。ライト線に落ちてヒット。ノーアウト1,3塁。これは選手の判断です。出来る子は練習試合でもやってるし監督も許してます。しかし、この場面で出来る普入も凄いね。あっぱれ。今日は調子の悪い豊澤はショートゴロ。池田が挟まれてアウト。1.3塁。長田は敬遠の四球でワンアウト満塁。ここで1年生のキャッチャー鈴木。いくらなんでも荷が重過ぎる。でも、なんとなく期待感がある。フルカウントからのインコースストレートを右中間にはじき返した。逆転のタイムリー。2点。神宮が沸きかえりました。何が起こるかわからないのが高校高野球です。続く三浦も大きなセンターフライで犠牲フライ。3点目。9−6。突き放した。

最終回、国士舘の攻撃で2塁打を打たれ、ツーアウト1,2塁としながらも最後の打者をセカンドゴロに打ち取りゲームセット。ようやく勝ちました。誰がこんなゲームを予想したでしょう。これで初めての決勝戦です。疲れたけど面白い良いゲームでした。よく最後まで諦めずに両チーム頑張りました。この試合で1年生鈴木は「スーパー1年生」と呼ばれるようになりました。1年生でここまで活躍したのは初めてです。

 



準々決勝 対 明大中野八王子

 

 
日 野 10
明中八王子

 ここまで来たら弱いチームがあるわけがない。相手は明八。しかし、2009年、秋の快進撃の時、劇的な逆転満塁サヨナラホームランで勝った記憶はまだ鮮明だ。明八もリベンジに燃えてるだろうな。でも、簡単にやられはしないさ。神宮球場は今日は少し涼しいかな。天気が心配だ。天はどっちに味方するか。

先攻はこの大会初めての日野。じゃんけんで負けたな。初回、いきなり工藤のヒットでチャンスを作ったが池田、玉井が凡退。残念。明八のエースの球の伸びがいい。今日の4番は玉井。この大会固定しているのは1,2,3,9番だけ。後は日替わりです。調子のいい選手が4番を打つ感じ。おもしろいね。

その裏、先頭にフルカウントからセンターオーバーの3塁打。工藤も追いつけず。あちゃー。やばし。1点覚悟だが、2番がピッチャーゴロ、3番のショートゴロを志岐が裁いてホームアウト。ヤッター。ツーアウト。5番ファーストゴロで0点におさまった。これはついてるんじゃない。いけいけだー。

2回表、豊澤三振の後、今日は6番秋庭は初球を右中間三塁打。すてき。三浦三振だが、ツーアウトから長田がこれも初球をセンター前にはじき返し、1点先制。たぶん監督からの指示は好球必打でしょう。ばっちり。志岐は粘ってセンター前に。1番に返って工藤も初球をレフト線に2塁打。これぞ日野打線です。2点先制。

3回にもエラーと豊澤のヒット、エラー、死球のあと、志岐のタイムリーで3点ゲット。明八らしからぬミスで序盤から有利な展開に。

しかし、3回裏、先頭の2塁打とヒット、犠牲フライで1点献上。5回にも4番のヒットで1点を失う。さらに4番の打球はライトポール際の大飛球。玉井が全力で追いかけてランニングキャッチ。流れを止めた。玉井にはめったにないファインプレーだ。さすがに、池田もすいすいとは投げさせてもらえない。打線の援護がいる。

5回裏、またも当たっている1番にセンター前に打たれ、4番にレフト前に打たれた。5−2雲行きが怪しくなって来た。明八の応援が盛り上がって来た。

しかし、6回表、今日のラッキーボーイ秋庭の3本目のヒットと工藤のセカンド内野安打で1点追加。

でもその裏、先頭の2塁打と7番の連続ヒットで1点返された。なおもバントできたが、池田の好フィールディングでセカンドアウト。9番のネット前のキャッチャーファールフライを豊澤が取って、タッチアップの1塁ランナーを見事セカンドで封殺した。強肩と判断、素晴らしかった。巨人に行った横川を思い出した。

7回からは早めに豊澤にリリーフ。池田は結構つかまっていたからいい判断です。案の定、明八打線も豊澤のストレートについていけず、2回をピシャリと押さえた。

日野は8回にも玉井の右中間2塁打で1点を追加。9回にも志岐の2塁打で1点を取り攻撃の手を緩めずにいたが、だんだんと雨が強く降り始めた。工藤が粘ってヒットを打つが風も強くなりついに雷が鳴り始めた。邦山三振でツーアウトになり、池田もツーストライクと追い込まれたが、ここで審判は試合をストップ。中断に入った。

雨足はさらに強くなり、全員球場外に非難したが、一向にやむ気配はなく雷と豪雨が鳴り響いた。試合は成立しているので止めれば日野の勝ちだが、選手の気持ちは何とかまだやりたいという空気が漂っていた。時折やむがまた降り出すを繰り返していたが、次第に応援合戦が始まったり緊張感が出てきた。私は残念ながら仕事に行かざるおえなかったので後ろ髪を引かれつつ球場を去った。

そして、2時間が経過して、試合は始まった。池田は追い込まれて始まったが、なんとライトにヒットを打ってしまった。2点追加。10−3になった。多分ここで試合は決まったのでしょう。見てないですが最後も豊澤が投げ切り、結局10−3で勝ちました。緊張を切らさず両チームともよくやったと思います。最後まで出来てよかった。満足です。

さあ、いよいよ久しぶりのベスト4準決勝です。

 

5回戦 対 八王子実践

 
八王子実践
日 野

 お互いまたかという感じの相手。ここのところよく当たります。春はリードしていて、9回に追いつかれ危うく勝ったというゲームでした。もちろん気を抜ける相手ではありません。

先攻は八王子実践。池田の立ち上がりは今日はいい。三者凡退。先制点の欲しい日野の攻撃は2番邦山がセンター前ヒット。池田三振のあと、今日の4番の豊澤は四球。パスボールで2.3塁のあと、三浦が三遊間を破り2点先制。この大会ラッキーボーイです。2回は長田のヒットと8番秋庭のレフト直撃の2塁打。また、パスボールで1点。3回は池田のヒットと、出ました玉井がスライダーを完璧に捕らえてレフトにホームラン。また、2点。序盤で5点取ったのは素晴らしい。相手が相手だけに。

池田は5回までに四球を2つ、ヒットは1本に抑える好投を見せた。これも点を取ってくれたおかげで楽に投げることが出来たからだ。

しかし、簡単には終わらないのが八王子実践。ヒットとファーボールで2死満塁のピンチに、6番キャッチャーが汚名返上とばかりにライト前にヒット。2点取られた。いやなムードだったが、今日の日野は一味違う。7回はまた三浦のタイムリーで1点。8回は秋庭の2度目のフェンス直撃弾でチャンスを作ると四球と工藤の芸術的なバントヒットを邦山のショートゴロ、池田の犠牲フライで2点を挙げて突き放した。9回はキャッチャー道具をはずして豊澤がリリーフでマウンドに。満塁になったが、最後ライトフライに閉めてゲームセット。今日は理想的な展開で勝利した。

さあ、戻ってきたぞ、ベスト8で神宮球場へ。とりあえず、去年と同じ所までいった。ここからが勝負だ。

また、この試合で長田が「背番号4の呪い」を解きました。ここ数年、背番号4をつけた選手が活躍しなかったからです。長田がやってくれました。ありがとう。

【写真集】

玉井

工藤

 

池田

 

貝屋

 

志岐                        邦山

菊池

 

鈴木

豊澤

 

 

 

 

4回戦 対 青梅総合

 
青梅総合
日 野

 4回戦の相手は下から3回勝ちあがってきた青梅総合だ。初めての対戦。だが、監督以下気を抜いていない。どことやっても必死だ。都立だからといって手を抜かない。

先攻は青梅総合、今日の日野のピッチャーはキャッチャーの豊澤だ。第2エースと言ってもいいかもしれない。元々強肩でストレートは池田より速い。140キロを超える。スライダーも切れる。春の左肩脱臼で打撃の調子が上がらず、それならピッチャーで貢献しようとピッチングにも力を入れて来た。監督は入学からピッチャーとしても考えてきたようだ。怪我の功名となるか。

終わってみれば8回被安打2、死球2、完封でほぼ完璧でした。力のあるストレートと、スライダーで青梅総合打線を寄せ付けなかった。

打線は3回に長田の左中間2塁打とワイルルドピッチで1点。4回は4番に入った三浦、1年生キャッチャーの鈴木、長田のヒットで3点を取り、6回は豊澤、鈴木のヒットとキャプテン工藤のタイムリーで2点追加。8回は鈴木の3本目のヒットとエラーで3塁まで進んだランナーが工藤のファーストゴロの間に生還し0−7、8回コールドで決着をつけた。序盤やきもきしたが、今日も完勝でした。

 

3回戦 対 国学院久我山

 
国学院久我山
日 野

 夏のシード校として迎える初戦は久我山に決まった。出来れば東大和南に勝って欲しかったが。思い返せば6年前、全く逆の立場で戦った。その時は久我山がシードでうちがノーシード。大野と小室の継投で何とか劇的に勝った。故加藤先生の快心の勝利だった。覚えている関係者も多いと思う。リベンジに燃えているのは久我山でしょう。やりにくいな。しかし、今年の抽選を見ると、ここが最大の山場になると思う。うちは初戦だが突破して次につなげていきたい。

球場は今年も八王子球場。2回戦とは思えないほど観客が入っている。暑さと熱気でムンムン。両チームとも気合が入っているぞ。

先攻は久我山、日野のピッチャーはエースの池田。立ち上がりに注目だ。しかし、粘られて四球。2番はヒッティングに来た。セカンドの頭を越えてヒット。強気の攻めだ。いきなりノーアウト1,2塁。ピンチ。3番にうまく送られて2,3塁。4番注目の左打者は三振に討ち取りツーアウト。そして5番の2球目、ショートバウンドした球はキャッチャー豊澤のマスクに当たり、後ろへ。やばいワイルドピッチだ。幸い2,3メートルで止まった球だがサードランナーが突っ込んで来た。池田のカバーは早い。豊澤もいい送球で間一髪アウト。チェンジ。ラッキー,救われた!初めて豊澤がよけずにマスクで止めた。ファインプレーた。もしかするとこれがこの試合、この後を左右したプレーだったかもしれない。

運良く0点に押さえた初回裏、久我山のピッチャーは背番号10番。エースが故障なのかな。制球が定まらず、工藤、邦山、池田に四球、四球、死球で満塁。ここで2年生4番の秋庭。高めに手を出して4−6−3のダブルプレー。1点を取ったがあまり嬉しくない展開。しかし、5番に入った三浦が三遊間を抜いて1点追加。よし、帳消し。豊澤サードゴロでチェンジ。でも、2点先制だ。

しかし2回表、先頭にセンター前に打たれたが、ピッチャーゴロ、サードフライでツーアウト。8番に粘られてセンター前にポトリ。1点返された。さらに9番ピッチャーにセンターオーバーのツーベース。同点にされた。さらに1番はライト前にヒット。1,3塁。ここで1塁走者が飛び出してはさまれた。トリックプレーだ。しかし、1塁秋庭があわてずにホームに好送球。3塁ランナーを刺してアウトチェンジ。うちも鍛えられてるから大丈夫です。

2回裏からエースが出てきた。7番玉井はストレートの四球。長田が送ったが、志岐、工藤が凡退。0点。

3回表、先頭にまたしてもセンター前に打たれた。池田の調子が今ひとつなのか、久我山が打つのか。送られたが、4番はサードライナー。しかし、四球の後、6番にセンター前に打たれ逆転された。やばし。3−2。

3回裏、先頭、邦山が右中間に2塁打。池田、秋庭はヒッティングに出たが凡退。三浦は四球を選んで豊澤。粘って、スライダーを泳ぎながらもライト前にポトン。同点。調子が悪いながらもそれでいい。そして、一発当たればでかい玉井が右中間に3塁打。豊澤も返って3−5の逆転。やりました。打撃の日野未だ健在。

ここから池田は立ち直って、本来の投球に戻った。4回から9回までほぼ完璧に久我山打線を抑えた。日野も抑えられたが7回裏、工藤の右中間3塁打を邦山が犠飛で返し、6−3勝負を決めた。最後の打者を池田は三振に切ってとりゲームセット。逃げ切った。みんな初戦の緊張の中、よく頑張りました。これで乗っていけるかもしれません。いいゲームでした

 

2013年 春季大会

 

4回戦 対 関東一

 
関東一
日 野

 いよいよ甲子園常連校との試合です。連戦になったがどこまでやれるか楽しみです。秋に帝京に勝っているからやっぱりなめてはくれないでしょう。というよりも関一は昨日投げたプロ注目投手が連投ですか。うちは池田が昨日最後めいっぱい投げさせられたので大事を取って先発は菊池。すみません。

初回、先攻は関東一。菊池の立ち上がりが心配だったが案の定、ストレートの四球。緊張するなというのは無理ですね。走られて、ファーストゴロの間に3塁へ。3番の犠牲フライであっという間に1点献上。そつがない。4番のサードゴロを邦山がエラー。めずらしいエラーの仕方。後続を断ったが、なんとなく全体に緊張感が漂いすぎ。ぶつかって向かっていけばいい相手なのに。なんかおかしい。

その裏、さすがプロ注目の投手、ストレートのスピード、伸び、切れが違う。日野の選手は初めて見る球筋でしょう。しかし、先頭の工藤がレフト線にいきなり2塁打。すっげー。でも、邦山バントで送れずショートゴロ。池田キャッチャーゴロ。豊澤三振。チャンスを逃した。

2回表、先頭にライト前に打たれるが、菊池のバント処理でセカンドアウト。8番のサードゴロをまたまた邦山がセカンドに暴投。今日の邦山はダメダメ。何とか菊池が立ち直って抑えたが雰囲気悪いね。3回表も失点にはならなかったがショート長田の暴投。日野の2,3回の攻撃も三浦、工藤のヒットが出たが、要所を抑えられて無得点。

そして、4回表、先頭ショート内野安打。今度は豊澤がバント処理をミスってエラー。何やってんだろね。7番に送られて、8番にレフトオーバーの2塁打を打たれ2失点。長田のFCのあと、1番にセンター前に打たれ、2番はやっと志岐のファインプレーでセカンドゴロ。ツーアウト。ここでエース池田に交代。しかし、3番にも2塁打をうたれ、4番にもレフト前。打者一巡。盗塁阻止してようやくチェンジ。この回6失点。7−0やばい。コールドも頭をよぎる。今日も二つのエラーがなければこんなに失点してないはず。らしくない点の取られ方です。

やけくそになってきた4回裏、先頭豊澤が初球をレフトオーバーのホームラン。お見事でした。二日で3本です。びっくりです。

リリーフに回った池田は5,6,7回を0点に抑え、8回に1点を失うも9回も抑えて、関東一打線に通用するところを見せた。連戦でなければね〜。残念。

この試合、ハプニングは5回裏に起こった。ツーアウト1塁で豊澤の打席。初球を思い切りたたいたがバットの先に当たった打球は鈍い音を立てて1塁方向にファール。その瞬間豊澤が左肩を押さえてうずくまった。やってしまった、肩はずしたなと思い急いでダックアウトに。引き上げてくる途中でなんだか入ったらしい。実際に肩を見ると入っている。外れかけた亜脱臼だったようだ。脱臼は入ってしまうと痛くない。本人も興奮しているし、打つ気満々だ。出るという。止められなかった。

打席に立ち、ワンスリーになり、頼むから振るなと思った次の球を打った。打球は力の無いセンターフライだが今度は完全にうずくまっている。担架だ。下に行くと、ダックアウトの裏で完全に肩が外れて豊澤はうなってる。救急車でもいいけど、私が資格を持っているので(柔道整復師)早いに越したことはない。その場で整復。「がこ」という音とともに骨は整復された。その間、5分も経っていないだろう。後は湿布を当ててホワイトテープでがっちがちに固定。その上からアイシング。もう痛みは無い。処置が早かったので内出血も最小で済むだろう。後は応援に回ってくれ。豊澤の代わりに貝屋が入った。

6回は秋庭の2塁打と志岐のヒットで1点、7回も工藤のヒットと池田の右中間の2塁打で1点を加えた。しかし、いかんせん豊澤のケガでムードがさらに悪くなり8,9回は三者凡退。結局、8−3で負け。このピッチャーから11本のヒットを打ったのは凄いと思う。だが、問題点も多々出てきた。反省いっぱいの試合でした。私もトレーナーとして止めることが出来なかったのを悔しく思う。ああ、やっぱりになってしまった。幸いレントゲンでも骨の異常がないことが確認されたので、あとはいかに早く復帰させるかが試される。他のトレーナーとの連携を取ってやっていくつもりだ。

試合後のミーティングで監督は選手のメンタルの弱さを指摘した。秋に出来なかったメンタルトレーニングをまたやりましょう。今年は決して強いチームではないが、バッテリーを中心とした守って打ち勝つチームだ。夏までに期待したい。


 

2回戦 対 八王子実践

  10
八王子実践
日  野 1

1×

 厳しい戦いが予想される八王子実践戦。実践はリベンジかけて向かってくるでしょう。去年と比べて得点力が落ちる日野は池田を中心に守り抜く必要がある。風の強い一本杉球場になった。強い追い風、ホームラン出るでしょうね。

先攻は実践、池田は初回先頭を四球で出すが、うまいけん制でアウト。ツーアウト1塁から強肩豊澤の盗塁阻止でチェンジ。良い立ち上がりです。今日の池田はなんだか気合が入っていて2、3回をパーフェクトピッチング。いい感じです。

日野の攻撃も1,2回は抑えられたが、3回裏、先頭7番長田はセンターフライ。三浦が四球を選び、志岐が送りバント。ツーアウト2塁。1番工藤のレフト前ヒットで1,3塁。2番邦山もレフト前にヒットし1点先制。秋庭ライトフライでチェンジ。先制点を取ったぞ。

しかし、一巡した4回表、1番を三振に取るが、2、3、4番の連続ヒットで満塁。5番にセンターへ犠牲フライを打たれ1失点。1−1。

5回裏、長田四球。三浦バント失敗。あらら。志岐が送って工藤がまたもセンターにヒットして1点追加。今日のキャプテン工藤は素晴らしい。

しかし、6回表、ツーアウト1,2塁からショート長田のエラーで1点献上。2−2。つまらない点です。でも、その裏、秋庭の2塁打と、汚名挽回の長田のヒットと志岐のヒットで3点ゲット。2−5になる。

7回裏、出ました豊澤のレフトオーバーのスリーランで突き放す。2−8になってこれで何とかなったと誰もが思った9回表、八王子実践はあきらめてませんでした。

先頭をヒットで出すと、秋庭のエラー、内野フライをサード、ショートが判断ミス。お見合い。いつも風の強いグランドでやっていて慣れているはずなのに。あっという間にノーアウト満塁。続く7、8番に連続2塁打を打たれ4失点。6−8。ワンアウトから1番にツーランホームランを打たれ8−8。信じられない。2つのミスから6点取られちゃったよ。実践応援団は歓喜の嵐。高校野球は怖いね〜。何とか後続を絶ったが危なかった。

9回裏は秋庭、池田に一本が出ずに延長戦へ。10回表は池田が4,5,6番を打ち取り三者凡退。10回裏、前の打席でホームランを打っている豊澤。気合十分。ワンエンドワンからの3球目カーブを狙い撃ち。いったー、サヨナラホームラン!すごすぎ!決着つけた!負けないでよかった。

9回に6点差を追いつかれたものの、何とか勝利をもぎ取ったのは大したものです。また神宮に戻ります。夏大会のシードは何とか取りました。

 

 

1回戦 対 永山

 
永  山
日  野

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 春季大会シード校として迎えた初戦の相手は永山。最近力をつけてきている。決して侮れない。とにかく二つ勝って夏シードを取りたい。一冬越した2,3年生がどんな戦いをするか楽しみだ。神宮第二球場も昨秋やっているので大丈夫でしょう。

先攻は永山、日野のエース池田に注目だ。立ち上がり三振、サードゴロ、三振。OKです。日野の攻撃は工藤、邦山が四球を選び、池田は送りバント。これは本人の判断でしょう。多分ノーサイン。4番玉井はサードゴロ。秋庭も四球で、ツーアウト満塁。6番豊澤は痛烈なセンターライナー。残念。

2回表、池田は先頭にレフト前ヒットを打たれるが、次打者はバント失敗、6番のファーストゴロを秋庭がセカンドに投げるがFC。またバントで送られツーアウト2,3塁になるが、8番を三振でチェンジ。その裏、長田三振、三浦ショートゴロエラー、志岐が送ってツーアウト2塁。1番に返って工藤はキャッチャーゴロ。得点できず。

3回表、センターフライの後、ファースト秋庭のエラーと送りバントで2死2塁。3番のレフト前ヒットで2塁ランナーホームに突っ込むが、タッチアウト。チェンジ。しのいだ。三浦の好返球でした。その裏、邦山センター前ヒット、池田今度は強行するがショートゴロでセカンドアウト。玉井四球、秋庭セカンドゴロで1,3塁。秋庭2盗に成功して、2死2,3塁。ここで豊澤。強烈な打球は今度はセカンドライナー、アウト、チェンジ。ついてないなー。

4回表、やっと調子が出てきた池田は4,5,6番を三者凡退。その裏、7番長田はレフト前ヒット。すかさず盗塁を試みるもアウト。三浦センター前ヒット、志岐四球。工藤セカンドゴロで1,3塁。工藤盗塁でツーアウト2,3塁。2番邦山の打球をショートがはじきエラー。ようやく1点。池田ショートゴロでチェンジ。なんだか点が取れない。

5回表、7,8,9番を三者凡退。その裏、4番玉井の右中間を破る2塁打と秋葉のライト線のヒットで1点追加。志岐のセンター前ヒットでもう1点。計3点。やっと有利になって来た。

池田はその後、ランナーを出すが、要所を占めて、0点に抑えた。8回裏は秋庭の犠牲フライで1点追加。

終わってみれば、池田は4安打完封でした。何とか初戦に勝った感じ。まだまだですね。次は一本杉で八王子実践とやります。厳しい戦いになるかもしれません。