2012年 秋季大会

準々決勝 対 日体荏原

 

 
日  野
日体荏原

×

 勝った方がベスト4に進む準々決勝。久しぶりの神宮第二球場です。夏ベンチに入っていたのは工藤、池田、豊澤の3人だけ。選手は気持ちが高揚して舞い上がってるでしょうね。それは仕方ないとしてどこまで早く冷静になれるか。自分たちのペースで試合をして欲しい。

今日の先攻は日野、初回、工藤が四球。普入はバントが強くて2塁封殺。まだ、人工芝に慣れてない。長田も四球で1,2塁。池田がライトに大きなフライで犠飛。1,3塁。豊澤がセンター前に凄いライナーで1点先制。やるー。秋庭も続いたが、玉井がショートゴロチェンジ。その裏、先頭がライトライナー。目測を誤った玉井が後ろにそらし、3塁打に。ほんとかよ。ケガから復帰してきたばかり、慣れてないなー。2番にも打たれて簡単に追いつかれる。1−1。後続は何とか抑えた。もったいない点でした。が、荏原の選手のスイングがく鋭く感じる。池田は苦労するかも。

4回までお互い点が取れないが、流れは日野。押し気味に試合を進めていた。

動いたのは5回表、池田のヒットを豊澤が送って、秋庭は四球。ついてない玉井に代わって佐々木がショート内野安打。ワンアウト満塁。邦山の意表をついたスクイズが内野安打で1点。監督采配素晴らしい。続く志岐がフルカウントからスクイズに行ったけどインコースでよけたから四球で押し出し。何を勘違いしたか後続のランナーがはさまれた。しかし、うまく狭殺されずに生還。ラッキーな1点追加。工藤の打席でパスボール。邦山がホームに突っ込んだがアウト。惜しかった。でもこの回3点。計4点。その裏、何と池田は三者三振に打ち取った。

ムードは完全に日野。だが、6回裏、ワンアウトから、3番から5連続ヒットを打たれた。2失点。1点差。9番の意表をつくバントで同点かと思ったが間一髪ホームアウト。まだ流れが切れていない。

7、8回の日野の攻撃は四球のランナーを出すが後続が続かずに点が取れない。荏原も7回裏、四球のランナーが2盗をするが強肩豊澤が許さずチェンジ。

そして8回裏、先頭をセカンドゴロ、5番もショートゴロにしとめたが、ファースト秋庭がベースを踏み損ねてセーフに。なんてこと。続く6番にライトオーバー2塁打を打たれ、同点に。池田の悪い癖が出てきた。疲れも出てきた。それでも力を振り絞り7番を三振ツーアウト。しかし、8番の代打1年生に、ワンツーからレフトの頭上を越えるツーランを打たれた。ここで打った選手をほめましょう。素晴らしかったです。力尽きた池田は9番に四球を与えたところで交代。キャッチャー豊澤がピッチャーに。1番をショートゴロに抑えチェンジ。

さあ、最後の攻撃9回表、豊澤三振の後、秋庭が汚名挽回のライト線2塁打。しかし、佐々木、邦山が倒れてゲームセット。粘れませんでした。

はっきり言って、勝てた試合でした。どこかに油断があったんですね。荏原の粘りと応援も素晴らしかった。まあ、ブロックから見ているとこんなに勝てるチームとは思わなかったので上出来です。まだまだ伸びしろはあります。勝ってベスト4に行きたかったけれど仕方ないです。1,2年生は来年の春、夏をめざし体力つけて頑張りましょう。日野の歴史に帝京に勝つという新しいページを作りました。

 

 

本大会3回戦 対 聖パウロ

 

 
聖パウロ
日  野 1

×

11

 さあ、ベスト8を決める相手は聖パウロ。やっと西のチーム。最近力をつけてきているが、負けられない相手。場所は昭島球場。ジプシーのように毎回違う球場です。帝京戦の興奮もいまだ覚めやらず。どんな戦いを見せてくれるのか。

先攻はパウロ、池田は先頭を死球。おいおい。送られたが3番をサードゴロ。4番には制球が定まらず、四球。めずらしく立ち上がりが不安定。今度はワイルドピッチで2,3塁。5番にツーワンから甘く入った球をセンター前に持っていかれた。いきなり2失点。たのむよー。帝京に勝ってここで負けるわけに行かない。その裏、日野の攻撃はこちらも工藤が四球、普入が送って長田が右中間に2塁打。やった。すぐに返した。しかし、池田、豊澤が凡退で1点だけ。仕方ない、でも大きい1点だ。

2回以降池田は立ち直って5回まで0点に押さえる。帝京戦ほど調子はよくなさそうだが、何とかする所はエースの貫禄がある。

3回裏の日野の攻撃、2番普入が死球、長田が送って池田はピッチャーゴロだが、豊澤がファースト強襲のヒットで同点。4,5回はランナーを出すが得点ならず。スライダーにかわされている。

6回表、先頭2番にライトオーバー2塁打を打たれた。3番にうまいバントされ1,3塁。やっばー。4、5番の連続サードゴロで、2者ホームアウト。ツーアウト。しのいだかに見えたが、6番のショートゴロを長田がエラーし逆転された。今日の長田はダメでした。でも、何とかパウロの雑な攻めに助けられて1点ですんだ。

その裏、目を覚ましたか日野の攻撃は秋庭のショートゴロエラーから始まって、邦山のヒットに続きキャプテンの工藤がやっと捕らえて左中間に3塁打。ようやく逆転した。サードのエラーもあり、計3点。5−3。

7回表、ツーアウトから死球のランナーを2塁打で返されまた1失点。パウロも粘る。5−4。その裏、秋庭、邦山、工藤のヒットで2点を返し突き放す。7−4。

8回表、ツーアウトからまた死球で出すも牽制球でアウトチェンジ。なんとかしのぐ。その裏、池田の2塁打から始まって、豊澤、邦山、志岐、工藤、三浦のヒットで3点追加。最後はパスボールで4点目が入り8回コールドで勝利。

点差ほどの楽勝ではなく、負けを覚悟したような展開でした。しかし、最後勝ちに持って行ったのは大したもの。池田は四死球6。そのうち死球が4。内角を攻めた結果か、バッターがインコースに寄りすぎか分からないが、課題が残る試合だった。でも、なんだかんだいってもベスト8に残っちゃった。すばらしい。ようやく神宮です。

 

 

本大会2回戦 対 帝京

  10
日  野
帝  京

×

 西の日大三、東の帝京、まさか帝京と戦うとはまったく思ってませんでした。選手も胸を借りるつもりでいたんではないでしょうか。見ただけでうんざりするような体格と足の太さ、華麗なフットワーク。見慣れた日大三を上回る選手たち。特に新チームは体格ではかなり見劣りするのでどんな頑張りを見せるのか。幸いなのは、日大三と違ってあまり帝京の戦っている姿を見たことが無い。強さを強烈に印象付けられていない。うちも夏にさんざん強豪とやっているので体にびびってもユニフォームにびびる事はない。場所は江戸川球場。ただし、やっと向かって行ける相手だ。いい緊張感のなかで存分に力を出して欲しい。向かっていくときの日野は強いんです。

先攻は日野、初回表、ピッチャーのスピードについていけず三者凡退。その裏、池田も気合入りまくりで3人でピシャリ。

2回表、池田三振の後、豊澤のショートゴロをエラー。え、エラーすんの。秋庭ファーストゴロでツーアウト。足の怪我から復帰し7番に入った玉井が初球をいきなり左中間へ凄いライナー。2塁打。おおー、1点取っちゃった。ラッキー。その裏、またも三者凡退に抑える。

3回表、工藤がセカンドエラーで出塁。え、またエラー?しかし、けん制でさされアウト。さすがです。普入ファーストゴロ。ここから長田、池田の連続ヒット。しかも長田は三盗も決めた。豊澤力んでキャッチャーフライ。チェンジ。その裏、8番に初ヒットを打たれるが池田が抑えた。これっていいんじゃない!すげーうちのペース。

4回表、秋庭、玉井、邦山凡退。その裏、先頭2番にレフト前に打たれた。送られたが4番はピッチャーゴロ。しかし、5番にはレフト前に打たれ1失点。ま、しかたない。1−1の同点です。

5回表、9番志岐が四球を選んだが、工藤のバントはキャッチャーの強肩でセカンドアウト。やっぱすごいね東京選抜に選ばれるわけだ。普入はキャッチャーフライでツーアウト。長田のサードゴロを今度はファーストがエラー。え、え、え緊張しているわけではないでしょうに、またまたまたエラーですか。ここで4番の池田がレフト前にヒット。また逆転。今日の池田は一味違う。2−1です。その裏、レフトフライ、ライト前ヒット、サードフライ、セカンドゴロで終わる。

6回表、豊澤四球、秋庭送りバント、玉井三振、邦山サードゴロ。その裏、ショートゴロ、セカンドフライ、ショートフライ、三者凡退。

7回表、志岐サードゴロ、工藤レフトフライ、普入セカンド内野安打、長田レフトフライチェンジ。その裏、5番センター前にヒット。送りバント。踏ん張りどころでファーストゴロ、レフトフライに仕留める。なんか今日の守備は見違えるほどいい。特にショート長田がいい。あたってる。

8回表、先頭池田がセンターオーバーの3塁打。よし追加点もらった。しかし、豊澤センターフライ。秋葉三振。玉井三振。何も出来ずに終わった。その裏、帝京もサードゴロ、レフトフライ、レフトフライで終わる。

9回表、邦山サードゴロ、志岐サードゴロ、工藤センターフライで終わる。さあ、ここを押さえたら勝ちが決まる帝京の裏の攻撃。先頭、3番に四球を与えた。あちゃー。やな予感。4番がバント。当たっている5番を三振にとってツーアウト。あと一人、スタンドがどよめいて来た。6番をツーストライクと追い込んでからの3球目、ライトに打たれた打球はセカンド志岐が取れそうで取れない。ヒット。うあー。同点に追いつかれた。勝ちを急いだ。やばい。7番はセカンドゴロで試合は延長戦へ。やはり簡単に勝たせてくれない。エラーも無くなったし。8回に点取ってればなー。普通この展開はやられる予感。

10回表、さあ、ここで終わらすぞ。2番普入は初球をライト前に。すごい。すばらしい。初球を長田が送って、池田と勝負。勝負してくれるみたい。チャンス。今日の池田は人が違う。またもライト前に打って、再逆転。凄すぎる。バックホームをキャッチーがそらし、2塁へ。ここで豊澤の出番。さらにパスボールで、3塁へ。頼むよ豊澤。詰まりながらも何とかライトへ連続安打でもう1点。やったー。4−2だ。秋庭、、佐々木が凡退したがここという所で2年生、よくやった。その裏、今度こそ決めてやる。最後の力を振り絞り、池田はセカンドゴロ、ショートゴロ、セカンドゴロで勝利!!!勝っちゃったよ。帝京に。スタンドのどよめきと歓声が凄い。とんでもないことを目の前でまたしても見てしまった。凄いね選手たち。ノーエラーでした。27年ぶりだそうです。帝京が都立に負けるのは。東の都立に勇気を与えたかなこれで。春シードを決めました。すっげー気持ちいい。

 

 

本大会1回戦 対 立教池袋

 

 
立教池袋
日  野 ×

 本大会初戦の相手は何と、春に負けた立教池袋になった。思い出したくも無い敗戦だったが、選手はきっとやってくれるだろう。気合が入っているに違いない。場所は多摩1本杉球場。日野のグランドでしっかり打ち込んでから来ることが出来る。期待しよう。

先攻は立教、池田は1,2回を無難に押さえたが、3回表、先頭を四球で出すと、ツーアウトから1番にレフト前に打たれて1点先制された。これって、春とまったく同じ展開。いやーなムードが漂う。

しかし、それを払拭してくれたのがその裏、ワンアウトから1番工藤がショート内野安打。普入がセンターエラー。長田サード強襲ヒット。まず同点。池田のライト前ヒットで逆転。ここから、秋庭、豊澤の連続2塁打。玉井のセンター前ヒット。一巡して志岐の犠牲フライで追加点。全部で7点。今大会初の大量得点で試合を決めた。

4回にも池田の2塁打で1点を加え8−1にリードを広げた。投げては5回からキャッチャーの豊澤がお披露目初マウンドへ。力のあるストレートを主体に5,6,7回を押さえそのまま8−1で勝利。春のリベンジなりました。いいピッチャーを崩せた快勝です。キャッチャー道具をはずしてマウンドに行く豊澤も見ものでした。よく投げました。

次はいよいよ東の超強豪校の帝京です。どんな戦いを見せてくれるのか楽しみです。

 

 

ブロック決勝 対 国学院

 

 
国学院
日  野

×

 いよいよ本大会出場をかけたブロック決勝の相手は国学院に決まった。勝って久しぶりの神宮に行きましょう。

先攻は国学院。今日の池田は今までで一番調子がいい。6回まで打たれたヒットは3本。無四球。0点。

日野はここまでいろいろ打順の組み替えもあったが、1番工藤のサードエラーを2番に入った普入が送り、長田はレフトフライだが、4番の池田がセンターオーバーの3塁打でまず1点。幸先いい。2回にも6番秋庭のヒットを佐々木が送り、邦山のヒットと志岐の死球で満塁。2番の普入がレフト前にはじき返して2点追加。1年生が頑張ってます。

そのまま試合は膠着し、7回表、国学院の攻撃。先頭を四球で歩かせ4番に3塁打を浴びた。1失点。8回裏の日野の攻撃、豊澤、秋庭の連続ヒットと邦山のセンター前で1点追加。1−4。

結局、1失点の1−4で本大会進出を決めた。最後にいいゲームが出来ました。まあ、夏のチームと違い打線の破壊力は相当なくなったが、池田を中心に守ってチャンスで打ち勝つ野球でしょうか。大量点はないけど大量失点も無いチームかな。その分、洗練された戦い方を強いられるでしょう。

とにかく、久方ぶりの本大会出場です。暴れてください。 

 

 

ブロック2回戦 対 昭和第一

 

 
昭和第一
日  野

×

 ブロック2回戦の相手は昭和第一。やはり東のチーム。情報ではしっかり練習しているチームらしい。天気は時々雨が降ったりやんだり。コンディションは悪い。でも、今日も頑張って欲しい。

昭和第一が先攻。先発池田は立ち上がりから飛ばして。5回まで順調に0を刻んだ。池田は立ち上がりが安定しているのがいい。安心してみていられる。

日野の攻撃は2回に秋庭、佐々木、志岐のヒットで1点。4回はパスボールと、工藤のヒットで3点追加。有利に試合を運んだ。池田は調子がよさそうだったので気が緩んだのか、6回表、ライト前ヒットを佐々木が後逸し3塁まで。犠飛で1点取られた。しかし、その裏長田のヒットで2点を取り返し、6−1に。これで問題ないかと思ったが。

7回表、池田が突然捕まり、4本のヒットと四球、エラーで4点取られなおもツーアウト1,2塁。5番にレフト前に打たれ同点かー。いや、レフト普入からの7−6−2でタッチアウト。昭和第一の打者一巡の怒涛の攻撃でした。何とかしのいだ。あぶなかったー。

8回裏に池田のタイムリーで1点追加し、結局5−7で逃げ切った。池田は完投でしたが。試合後の監督のミーティングで選手はみっちり絞られました。ま、次につなげましょう。

 

 

ブロック1回戦 対 立志舎

 

 
日  野
立志舎

 秋季大会ブロック予選の初戦は立志舎。グランドは成蹊高校。つい最近練習試合もここでやっているのでラッキーです。相手チームに関しては東なので分かりません。ただ、いい選手がいるらしい。うちは3年生がごっそり抜けてしまったので気を抜かずに頑張って欲しい。

先攻は日野、初回先頭で新キャプテンの工藤が初球をいきなりサード前バント。足速いから普通に処理しているサードではもちろんセーフ。シートノックからちゃんとサードの守備見ていましたね。いい味出ています。が、2番長田が簡単にセカンドゴロでセカンドフォースアウト。ちがうよ。池田がファールで粘るもショートゴロ、豊澤ショートフライで凡退。0点。う〜ん。攻め方悪いな。

その裏、日野の先発は新エースの池田。右の本格派。経験も豊富。2番をヒットで出すが、3,4番を抑え同じく0点。池田は5回までヒットを許さず完璧でした。

しかし、日野も3回までランナーを出すものの崩せず凡退。ようやく4回表、豊澤の2塁打から1点を先制。5回は池田の3塁打で1点。6回はツーアウトから作った満塁のチャンスに長田がセンターオーバーの3塁打で3点。計5点を取って有利に。

でも、6回裏に、ツーアウト1,2塁から5番にレフトオーバーの2塁打を打たれ2失点。池田の不用意な失投でした。7回表は1年生の佐々木、秋庭、邦山のヒットて1点追加。7回裏から池田に代わってサウスポーの菊地がピシャリとしめて結局6−2で新チーム初勝利。初戦とすれば物足りないが良かったね。おめでとう。


 

2012年 夏季大会

準々決勝 対 日大三

 
日大三
日  野

 去年に続き今年も神宮で日大三との対戦になった。忘れもしない1塁側のスタンド、何でそんなに飛ぶの?というくらい外野に飛ばされ最後力尽きた。そしてあれよあれよという間に全国優勝してしまった。強烈に強い日大三のイメージが頭にインプットされている。悔しい思いをした2年生が3年生になって迎える最後の夏にふさわしい相手だ。ようやくたどり着いたこの試合にかける思いは監督が最も強いかも。

前の試合から多くなってきた観客は試合開始前からいっぱいになって日野のスタンドから埋め尽くされてきた。最後は外野席まで解放するという異常事態に。うちの選手が何かやらかすのではないかという期待と不安で心は張り裂けそうになってきた。

今日は後攻、ここまで頑張ってきた佐々木がもちろん先発。この試合のために頑張ってきたといっても過言ではない。先頭に2球続けてカットボール。高めに入ったところを打たれてショート強襲ヒット。打球がやっぱり速い。2番が送って、3番キャプテンがレフト前にヒット。1,3塁に。やっぱやだーー、三高。4番に3塁線を破られ2塁打。あっという間に1点献上。5番のセカンドゴロを平野がホームに投げてセーフ。2点目。まだ初回、積極的なプレーだ仕方ない。6番死球、7番セカンドゴロでまた1点。8番
三振でやっと終わった。計3失点。これだもんなー。きびしいー。立ち上がりを思いっきり狙われた。さすが三高といわざるおえない。得意のたたみかける攻撃だった。

取られたもんは仕方ない。反撃だー。初回裏、吉野、工藤がセカンドゴロに倒れたが、柴田、金子の連続ヒットでツーアウト1,2塁。佐々木頼む。打ってくれー。あー、サードゴロ。無念。

2回から立ち直った佐々木はランナーを出しながらも0を刻んでいく。日野もランナーを出し、2塁まで進めるが、三高のエースのストレートと縦のスライダーにてこずり決定打が出ない。

最大のチャンス、見せ場は5回裏にやってきた。ワンアウトから吉野のヒット、工藤のバントヒット、柴田のヒットで満塁。ここで4番金子。1点もらったー。2球目のストレート。フルスイングしたが、わずかに差し込まれて下をたたいた。ショートフライ。がってむ。おーまいごっど。でもまだ、佐々木がいる。しかし、ホント嬉しそうな顔。こいつに緊張はない。追い込まれたがスライダーをセンターに「ガッシーン」いったー。いや、わずかに先に当たったか。いつもの伸びがない。あー、ライナーだ。歓声と、悲鳴とため息が球場を包んだ。まあ、金子と佐々木が打てないんじゃピッチャーの勝ちだな。しゅん。

その後もお互いランナーを出すが、返すことが出来ない。9回裏、いよいよツーアウト、バッターはキャプテン吉野。スイングしたが空振り三振。3−0。結局、初回の3点で決められた。ゲームセット。まけた、まけた、また負けた。なんて厚い壁だこと。

悔しいのは選手と監督だけど、勝ちたかったなー。ほんとに。負けたけど、いい素晴らしいチームでした。選手もだけど、監督が進歩、進化している。まだまだこれから先チャンスはあるさ。

ブラバン、チア、応援してくださった皆様ありがとうございました。応援も年々凄くなっています。また球場で会いましょう。(〜十年ぶりに同級生に会いました。)



4回戦 対 日大鶴ヶ丘

 

 
日大鶴ヶ丘
日  野

 早実戦の興奮も覚めやらぬまま今度は神宮第一で日鶴戦です。平日の第一試合とあって応援団はいまいち。せっかく神宮でやるのだからテレビ中継はして欲しかったな。西東京としては。新都知事お願いします。

まあ、主軸は去年も神宮でやっているのでやっと帰ってきた感じでしょうか。あがっている風でもない。今日も佐々木が先発。早実戦で220球投げているので今日はダメかなと思うが気にするタイプでもない。なんだか落ち着いて見える。今日が日野が本当に強いか試される日でしょう。第一シードに挑戦だ。

先攻は日鶴、佐々木は初球をセカンドゴロ、2番に得意の死球を与えたが、3,4番を打ち取った。いい感じ。その裏、吉野のセンターフライの後、工藤が四球を選び柴田は三振。ツーアウトから金子がレフト前ヒット。佐々木が4番でもいいけれど、金子は勝負強さで4番に入っている。いい4番です。ここで佐々木。日鶴Pも東京選抜に選ばれているから球筋は知っているはず。案の定、左中間に2塁打。いい当たりでした。甘い球を逃しませんでした。2点先制。その後、死球、四球と続いたが平野が三振。この大会セカンドが穴になってる。残念。

その後、佐々木は先頭にヒットを打たれながらも5回まで0点に押さえた。早実戦とは見違えるような制球だ。ストレートの伸びもスライダー、カットもいい。

日野は2回にも金子のタイムリー、3回は田中のタイムリーで1点づつを追加。5回を終わって4−0。何か一方的な試合になってきた。信じられない。日鶴Pの制球の悪さに付け込んだ。

とはいってもやっぱり第一シード。6回表、ライト前ヒット、四球でノーアウト1,2塁。打ってきてサードゴロ、金子はベースを踏んで1塁もアウト。ツーアウト。またしのいだかと思ったが、6番に左中間を抜かれ2塁打。この時、センター工藤は飛び込んだが両足がつってリタイア。上野原に交代。豊澤におんぶされて帰ってきた。かっちょわるい。もっと鍛えましょう。その後、センター前に打たれて1点追加された。

4−2で分からなくなってきた6回裏、柴田のヒットを金子が送って、佐々木がヒット。ランナー帰れなかったが川島死球。ワンアウト満塁。大瀬のセカンドゴロの間に柴田が帰って1点。平野四球の後に田中がセンター前に打ってもう1点。いい感じの追加点で6−2にした。ほっとした。

ダメ押しは8回裏、先頭佐々木があきらかにゆるい球をホームラン狙っているオーラを出しながらも本当に左中間スタンドに叩き込んでしまった。凄すぎる。その後、上野原がライト前にヒットし1点追加。8−2にしてしまった。

最終回、甘く入った球を2番にツーランホームランされたが反撃はここまで。8−4。力でねじ伏せてしまった。ミスもあったがそれ以上に強い気持ちで押し切った。すごいことになってきた。このままどこまでも行っちゃおうか。



 

 

3回戦 対 早稲田実業

 

  10 11 12 13
日  野
早稲田実業

 早実との3回戦。気分は最高潮。しかし、またしても八王子球場は凄い人だね〜。立教のエースになった小室の時の立川球場も凄かったけどそれを超えてる。立ち見や外野にも人がいっぱい。日野の応援なのか、早実なのか聞いてみたいものだ。早実は2回戦で工学院に接戦だった。それも延長、打撃戦。何か弱らせてくれたような。うちは佐々木をかなり温存できたので予定通りベストコンディション。

佐々木の成長は東京都代表になったおかげだ。もともと運動能力の高い選手だが、肘の痛みで入学してからあまり投げていない。無理もさせない。しかし、代表になって自分より凄い選手を見ておじけるどころか刺激されて自分もやってやろうじゃないか的になった。そこからの成長は目を見張るものがあった。きちんとトレーニングもするし、モチベーションが変わった。佐々木が変わったことで回りの選手もチームも変わった。選んでくれてありがとうございました。

さあ、どんなゲームになるのか先攻は日野。先頭吉野が四球で出塁。2年生レギュラー俊足の工藤はバント失敗、キャッチャーフライ。こらー。柴田、金子の四死球でワンアウト満塁。絶好のチャンス。ここで早実Pと顔見知りの佐々木。ほんとなんか嬉しそうに笑ってる。楽しそうだ。笑うのは勝ってからにして欲しいが。初球、打ち損ねのショートゴロゲッツー。ほらみろ。ばかたれ。チャンス逃しました。いつものことか。

その裏、先頭のピッチャーにサード強襲のヒットを打たれた。2番四球。あー。3番ピッチャー前の送りバント。佐々木大事にいき過ぎ、ワンバウンドライトに抜ける。あちゃー、もう1失点。4番またも四球。ボールが定まりません。ノーアウト満塁。恐ろしい5番は打ち気すぎて1−2−3のゲッツー。ラッキー。やっとツーアウト。6番ピッチャーゴロでチェンジ。1失点で切り抜けた。これは大きい。

2回表、この大会当たっている川島がセンター前にヒット。大瀬が送って柴は三振。柴はこの大会あかん。田中、吉野が四球を選び。工藤が汚名挽回の三遊間にヒット。追いついた。それにしても両投手の制球が悪い。この試合どうなるの?その裏、いくら甘い球が投げれないといっても先頭がまた四球。セカンドエラーの後1塁線への送りバントをファースト川島が3塁へ送球。サード金子が1塁へ送球。ダブルプレー。川島、すごい。

3回表、金子の2塁打と、川島の2塁打でまた1点。球場がざわめいている。ちなみに八王子球場はJCNケーブルテレビで放送されている。テレビを見ている人も興奮しているだろう。それにしても長すぎないかこの試合。すでに1時間は越えてる。その裏、やっぱり恐ろしい5番の一振りで同点にされた。

5回表、調子の出ない早実先発Pから左に代わったところを先頭柴田がライトにオームラン。感激した。また逆転。3−2。

しかし、、6回から早実はまた先発Pに戻しこれが別人のようになり攻めきれなくなった。佐々木も制球が悪いなりに最後はストレートで押し、危ないながらも点を取られない。このままいくかと思った9回裏、先頭をまた死球で出し、送られて、痛恨のセンター犠牲フライを打たれて同点にされた。まじかよ。やんなるね。早実応援団は歓喜の渦です。やっばーい。

そして、延長戦になり、11回裏4番、5番に連続ヒットを打たれ四球でノーアウト満塁。最低、最悪、万事休す。誰もがそう思った7番の打球はセンターへライナー。おわたー。え、3塁ランナーが飛び出してタッチアップできずにワンアウト。きょえーちょーラッキー。8番三振。ツーアウト。9番ツーアウトツースリーからショートゴロ。ヤッター、しのいだ。運も流れもこっちだー。とんでもない試合になっている。

13回表、ラッキーボーイの川島が1塁強襲のヒット。ここでピッチャーののボーク。ありがたい。大瀬が確実に送って途中出場の平野が四球を選び2盗を決めた。ワンアウト2,3塁。ここはスクイズか。田中は追い込まれ打つしかない。スライダーをはじいた打球はセンターへ浅いフライ。猛然と突っ込んだ川島はセーフ。やったー、8イニングぶりの得点だ。歓喜歓喜のお祭り騒ぎ。

そして、13回裏、最後の打者をファーストゴロに打ち取り佐々木がベースを踏んでゲームセット。とんでもないことが起りました。どっちが勝ってもおかしくないゲームに勝ったのだから大したものです。あとひとつ、どこかでミスが出ていたら負けていたでしょう。大事な場面の送球ミスがありませんでした。

それにしても延長13回とはいえ、四死球、佐々木が14個、早実Pが9個は多すぎです。佐々木は220球を投げました。人生初めてでしょう。しかも春先まで殆ど完投したことが無いんです。4,5回くらいがせいぜい。こんなに投げられるなんて私達も知らなかった。気持ちひとつで人間変わるものなんですね。ただ、なんといっても今まで無理して投げさせなかったのが最大の恩恵でしょう。監督方針です。

こころ残りは、あまりに長い試合のため管理人は12回で仕事に行きました。そうです。勝った瞬間を見ていません。その興奮の中に入りたかったな〜。でもまたひとつ、日野の歴史を塗り替えてくれました。ありがとう選手たち。でも戦いはまだこれからです。ただひとつ甲子園です。

 

 

2回戦 対 井草

 
日  野 10
井  草

 何と2回戦の相手は国立ではなく井草だ。佐藤監督どうしたの?てっきり国立と思っていたので拍子抜け。ラッキーかな。それも0−0でサヨナラエラーだったらいい。落ち込みますね。今度飲んで話を聞きます。どっちにしてもまた左Pなのでいやですが、国立はPが2枚いるのでもっといやでした。井草はエースを崩せばOKかな。でも、国立に勝ったのだから油断は出来ない。

ということで、今日も先発は佐々木。全力勝負。監督も変わりました。今日は先攻、相変わらず、出だしが悪い打線は1,2回凡退。やっぱり井草の左Pはなかなかいい。国立が点を取れないわけだ。しかし、3回3番から、不調の長い1番柴に代わって入ったキャプテン吉野のライトへ痛烈なホームランで1点奪取。うちらしい。

やっと起きた打線は、4回佐々木の2塁打と大瀬のタイムリーで1点。5回は田中、工藤、柴田のヒットと佐々木の犠飛、川島のヒットで4点を挙げた。7回は駄目押しで平川が代打タイムリーを放ち4点をもぎ取り計10点、試合を決めた。

しかし、佐々木は初戦のようにはいかず、中々簡単には打ち取れない。4回を投げて、三振3つ。少ない。被安打3。しぶとく右方向を狙ってくる打撃は大したもの。5回から代わった徳島が1点を失ったが、水田、杉本と繋いだ豪華リレーで1失点で抑え7回コールド10−1で勝った。

 

 

1回戦 対 清瀬

 
清  瀬
日  野 ×

 いよいよ3年生にとっては最後の夏の大会が始まった。昨年秋、今年春と力がありながらも結果の出せなかった選手がどんな大会にするのか楽しみだ。特に、春季大会、立教池袋に負けたのがチームとしてどう影響しているのか。初戦の相手は清瀬。いい左ピッチャーがいるらしい。最近強くなってきている。初戦から全力モード。

抽選はいいとはいえなかった。清瀬、井草or国立、早実、日鶴、三高ですか。あんまりではないでしょうか。激戦ブロックもいいところ。最後までつきの無い代なのか。

春の敗戦を反省し、先発はエースの佐々木。東京都代表になってから全てが変わった。ありがたい。エースで流れを作って一気にもって行く作戦だ。まったく危なげない投球だ。打たれたヒットは1本。5回で三振11個四死球2でした。6,7回は徳島がリリーフで0点に押さえて完封リレー。

打線は初回満塁のチャンスに佐々木が凡打で0点だったが、3回は工藤のヒットとエラーがらみに川島のタイムリーで2点先取。5回は柴田、佐々木の連続ツーベースと大瀬のヒットで2点。6回は金子の新八王子球場初ツーランホームランと柴田、佐々木、川島の4連続ヒットで3点、合計7点を挙げて7回コールドで試合を決めた。

相変わらずエンジンがかかるのが遅いが、いい形で初戦をものにした。乗ったら恐ろしい末っ子軍団がどこまで行くのか楽しみだ。

 

2012年 春季大会 

2回戦 対 立教池袋

 

  10
立教池袋
日  野

 2回戦の相手は立教池袋に決まった。ちょっと意外だ。早大学院が0封され負けたからだ。立教池袋との練習試合にあまり負けた記憶がない。これはチャンスだ。夏シードを取りに行こう。しかし、早大学院が点が取れなかったということはいいピッチャーなのだろうか。

今日も日野は後攻、日野の先発は大会初先発の川島。野手としては出ているが、ピッチャーとしては初めて。緊張しているようだ。初回表、ツーアウトを取るが死球とヒットで1,2塁。5番はセカンドライナーで何とかしのいだ。もっと強気に攻めていったほうがいい相手だと思うけど。まあ、ピッチャー専門じゃないから仕方ないか。でも、3回までは無難に抑えた。

日野の初回の攻撃、柴、工藤が簡単にセカンドごろでツーアウト。この大会当たっている柴田がライト線に2塁打。早く先手を取りたい。4番に入っている金子は痛烈なレフトライナー。これが抜けてれば・・・。この大会1,2番があまり機能していないのが残念。初回の得点が少ないのは日野のスタイルではないかな。まあ、しかたない。この試合、佐々木は墨田工戦でスイング中に左肩を傷めてベンチスタート。打線に迫力が欠けるなあ。いつでも点が取れそうだけれど打球が正面のライナーで、3回まで0点。

3回表、4,5番に連続ヒットを打たれノーアウト2,3塁。やばし。6番にはバントさせずに三振。7番に左中間に2塁打をたれ1失点。うっそー。先手を取られちゃったよ。ここで早くも佐々木登板。投げるほうは大丈夫そうだ。1死、2,3塁。きたースクイズ。ほんとかよ。2点目とられた。やるなー。しかし、佐々木はその後9回までほぼ完璧。8三振を取った。

佐々木が投げ始めて流れが変わるだろうと思っていたが、チャンスは作るが捕まえきれずにようやく7回裏、先頭吉野のショートごろエラー、川島のショートごろで入れ替わり、田中ショートフライでツーアウト。また点が入らないのかと思ったが、途中出場の上野原が値千金のレフトオーバーの2塁打。やっと1点。遠かった。続く9番に入った佐々木が貫禄のレフト前ヒットで同点。やっと捕まえた。

1番に返って柴が痛烈なあたりでライト前というか1塁のトンネルで出塁。やっとうちらしくなってきた。続く工藤が初球をセンター前に打ったが、セカンドの好プレーでアウト。また、切られた。なんだかついてない。9回裏も佐々木のバックスクリーン直撃しそうなあたりをセンターに好捕されてしまった。う〜ん。やな感じ。でも、流れはうちに来ているし延長が長引けば裏の攻撃で勝てるでしょう。

ところが、10回表、ツーアウトから、死球を出し、無警戒のバッテリーから2盗を決められた。甘いね。まあ、抑えればいいのだけれど。3番にセカンドの取れそうで取れないポテンヒットを打たれた。これが決勝点になった。最悪。その裏、1番から始まる打順も何もできずに終わってしまった。最低。

この負けをどう受け止めればいいのか。なめきってましたね実際。やはり大会は何が起こるかわからない。申し訳ないが、どう見ても力の差は歴然。初めての負け方でした。立教池袋はこうしなければ日野に勝てないという野球をやってきた。立派でした。反省だらけの試合になってしまったが、夏までに立て直さないと。この試合を劇薬にしてやるべきことをやるしかないでしょう。3年生は最後の夏。燃え尽きてください。

【写真集】

吉野

 

佐々木

 

川島

 

平川

池田

 

田中

佐々木

 

佐々木

杉本

 

川島

 

金子

ランニング

 

上野原&出口

 

 

1回戦 対 墨田工業

 

 
墨田工業
日   野

 本大会1回戦の相手は都立墨田工業。球場は江戸川球場。今日も後攻でスタートです。先発は池田。今日は頼むよ。初回、2回をまずまずで抑え上々の立ち上がり。今日は調子がいいみたい。初回、ツーアウト2.3塁で5番に入っている佐々木はサードフライで点を取れず。しかし、2回裏、ツーアウト3塁からピッチャー池田。出会い頭の打球は逆風をついて信じられないホームラン。ツーランホームランになって2点先行。いい出だしです。それにしてもよく飛びました。

しかし、3回表、ワンアウト2塁から走ってきた。あせった平川が3塁に暴投。1失点。墨田工業やります。隙を突いてきました。

3回裏、ツーアウトから金子のこれまた逆風をつくソロホームラン。そのあと満塁にして、平川のライトオーバー3塁打で3点追加。これも逆風の中よく飛びました。ここから試合は膠着して7回までお互い0点。6−1で有利に進めたが、6回から佐々木がリリーフ。完璧でした。

8回裏、上野原が四球。柴の2塁打でノーアウト2,3塁。工藤セカンドゴロ、ワンアウト。柴田のセカンドゴロで1点。最後は金子の打席でパスボールでゲームセット。長身の墨田工エースを打ちあぐねたが結局8回コールドで勝ちました。


 

 

ブロック決勝 対 専大付

 

 
専大付
日 野

13

 連戦となった専大付戦、仕事でいけなかったのでスコアブックから。よく練習試合をしているのでお互い手の内は分かっている。昨日同様、桜美林球場は風が凄かったようだ。今日も日野は後攻。先発は昨日好リリーフを見せた佐々木だ。初回、3人で終わるが球数が多い。日野の裏の攻撃、先頭柴が四球を選び、工藤はキャッチャーフライ。柴田はライト前ヒット。金子三振でツーアウト。吉野センター前でまず1点。続く川島レフト前ヒットで2点目。ピッチャーの暴投で1点追加。7番に下がった佐々木がレフトのエラーで出塁、さらに1点、計4点。これは幸先いいスタートだ。2回、3回にも1点づつを加え、完全に日野ペースで進んだ。

2回表、ツーアウト満塁になるが、9番を何とか三振で0に抑えた。しかし、4回表、先頭にセンター前にヒットを打たれ、四球、送りバントでワンアウト2.3塁。7番を三振に取ったが、8番にセンターオーバーを打たれ2失点。今日の佐々木は制球が悪いようだ。

4回裏、日野打線爆発。先頭柴田から6連続ヒット。7本のヒットを集め計6点。12−2となった。このままでは5回コールドになってしまう専大付は5回表、大会初先発、水田から意地のヒットで1点を返し12−3。あと1点でコールドの5回裏、ワンアウト満塁から代打大瀬がサヨナラセカンドエラーでゲームセット。最後はしまらなかったが5回コールドで本大会出場を決めました。


 

 

2回戦 対 八王子実践

 
八王子実践
日    野

 春季大会ブロック予選の初戦は八王子実践。予選の1回戦で当たるカードではないな。お互い簡単には勝てないとは思っている。日野は大会で八王子実践に勝ったことは無い。是非、勝ってもらいたい。場所は桜美林球場。監督には懐かしいところだ。

先攻は八王子実践、日野のピッチャーは1年生の池田。秋のリベンジをして欲しい。なんとなく緊張したムードが漂っている。初回いきなり先頭にセンターオーバーの2塁打。やばー。2番はサードゴロ。3番にもライト前に打たれ、1,3塁。4番三振、5番四球でツーアウト満塁。いきなり厳しい展開。しかし、6番を三振に取り何とか無失点で切り抜けた。その裏、日野の攻撃も3番柴田がヒットを打つが得点なし。今日の池田は決して調子が悪いわけではなく、実践打線がしつこく打ってくる。2回表も何とか抑えその裏日野の攻撃。6番吉野が三振の後、7番川島がセンター前のヒット。池田センターフライでツーアウト。9番キャッチャー平川がライト前にヒットを打ち、ライトが後逸して1塁ランナー川島が一気にホームへ。やったー、ラッキーな1点。

しかし、3回表、ツーアウトから4番に2塁打を打たれ、5番に左中間ホームラン。ひっくり返された。上位打線打つなー。後続にヒットを打たれながらも何とか抑えた。強気に責めた結果だから仕方ない。4回からは2年生杉本。いつものように打ち取れない。4回は何とかゲッツーでしのいだが、5回に6番、7番の連続ヒットで1点取られた。決め球を打たれた。実践の打者がうまい。イヤーな雰囲気で3−1。まだあせる場面ではないが、実践のピッチャーが予想より良い。てこずるのか。

それでも5回裏、2番工藤のヒットと柴田のライト線を抜く3塁打で1点を返す。3−2。もうこれ以上点をやれない6回表、先頭をストレートの四球を出して杉本は交代。背番号1の佐々木が登板。送りバントのあと、三振、サードゴロで切り抜けた。7回も先頭をエラーで出しながらも0点で切り抜けた。7回裏、西海のライトフライの後、平川がセンターオーバーの2塁打。徐々に捕まえ始めた。1番に返って柴がセンターに犠牲フライ。2番工藤がレフト前に打ってくれた。やっと同点。

佐々木は8回もぴしゃりと抑え、その裏、佐々木からの攻撃。強烈な打球で左中間2塁打。金子ショートゴロのあと、吉野がセンター前にヒット。ワンアウト1,3塁。川島の打球はショートゴロ。万事休すかと思いきやショートがはじきエラーで1点、逆転。もう何でもいい、点が入れば。西海ピッチャーゴロでツーアウト。もっと点が欲しい。ここで平川に代わって入っているキャッチャー田中が思いっきり引っ張ってレフト上段のネットに当たるホームランと思ったが審判は入っていないジェスチャー。でも3塁打。ここから1番から3番まで連続2塁打が出た。やっと爆発、計6点。合計9点。佐々木は9回もしっかり抑え9−3で勝利した。運で勝ったようなゲームでした。次は専大付戦。しっかり勝って本大会に行きましょう。