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お名前: 騎士しゅ
論語についての簡単な説明
[2002/10/22 10:30:34]
お名前: 元中国語研究会のカタワレ
今週の日曜に國學院大學中國學會大會があるさうです。
私やひこさんの同級生が院生として研究発表をするさうですので、楽しみにしてゐます。
下のアドレスに詳細がありますので宜しければ是非のぞいて下さいね。
http://www2.kokugakuin.ac.jp/letters/newly/china/taikai2001.10.htm
[2001/10/24 20:49:18]
お名前: ひこ
中国に興味を持ち続けているのは事実ですよ。
でもなかなか取り組むまでは至らないですね。
昨年台湾で購入した本も全然読んでいないなぁ。
中国語会話の勉強もめっきりしなくなってしまったし。
ああ、そんなことを言っているとどんどん中国に触れたくなってきました。
でも他にもやりたいことがいっぱいあるんですよね……。
[2001/03/31 23:34:30]
お名前: 元中国語研究会のカタワレ
この頁って一年以上更新されないって何か寂しい。
おーい、ピコりん、最近中国文学には接してゐるかい?
私ゃめっきり減ったけどまあ時々って感じかな。
ちょっと今興味のある事は『藝文類聚』で
古代の行事やら雪月花などのことを意味も無く調べたりすることですかね。
例へば「三月三日」といふ日だけでも随分な文化が秘められたりしてゐるんで結構楽しいです。
しかし私も今や社会人。
ゆっくり本を読む次官が本当に待ち遠しいです。
[2001/03/23 02:09:24]
お名前: 中国語研究会のカタワレ
ひこさんがいつまで経っても牛馬さんの質問に答えてあげないから代打でお答えします。
元曲とは元代に民間の芝居から発展した主役の歌を中心としたある種の歌劇です。
一曲は四折(四幕)からなり、主役が歌い、脇役は科白だけ。
舞台は非常に簡単な装置が有るだけで大道具や背景は使いません。
鑑賞の上では、幾つかの約束事を理解する必要が有ります。
今の京劇や越劇のルーツとなっています。
三国志など、歴史的な故事を基にした作品が多くあります。
関漢卿・馬致遠・白仁甫などが代表的作家。
文献については目録を見てもらったほうがいいと思います。
ただ、日本における研究はあまり進んでないため、
中国語文献が読めないと研究するには不便が多いと思われます。
[1999/12/15 13:33:41]
お名前: 風太郎
URL
あらー、どうも忙しいところをお邪魔したみたいで、すみませんでした。
やっばり、大昔の人だから、わからない部分があっても当然かも。
卒論といえば、私にはもう昔話なんですが、やっぱり思い出に残っています。
わたしは手書きだったけど、いまはワープロを使い、きれいに仕上げるから、
かえって大変かもしれません。グラフをこしらえるのに何ヶ月もかかった
なんていう人もいるようだし。頑張ってください。
[1999/10/28 22:13:48]
お名前: ひこ
ひこです。
李白については、旧唐書や新唐書に伝があります(新唐書は未確認)
『大漢和辞典』を見たところ、没年が推察できる記述がありました。
また、没年が書いてありましたのでそれから推察することは可能かと思います。
何しろ卒論が進んでいないので、資料室員や先生には聞きにくくて……。
また詳しいことが分かりましたらお知らせします。
なお、このコーナーは近いうちに「一緒に学ぼう☆中国文学」の掲示板に移させていただきます。
[1999/10/24 20:20:26]
お名前: 風太郎
URL
おひさしぶりです。あいかわらず繁盛していますね。
さて、関西に住んでいる美女(?)から、私の掲示板に質問があったのですが、
篠原さんなら御存知かなと思ってやってきました。
李白の生まれた年を特定できる文献か何かがあるだろうか?
という質問なんですが、手がかりみたいなのがあるでしょうか?
西域のどこかで701年に生まれたらしいとは思うのですが、これは一般的な参考書
を見ただけのことで、もっとくわしい事となると、私の手に負えないので。(^^;;)
ということで、もし、よろしかったら教えてくださいませ。m(_ _)m
[1999/10/20 19:16:39]
お名前: ひこ
他人の質問に答えないうちに、もうこんな時期になってしまいました。ごめんなさい。
今日は相当久しぶりに神保町の古本屋街にいきました。
中国書籍の専門店では、ちくまから出ている『漢書』の2〜7巻を購入。(1、8巻は購入済み)
これで基本資料はばっちり。
別な古本屋で『大漢和辞典』縮写版を発見。55000円也。手持ちがなかったので購入しませ
んでしたが、今度買おうかなぁ……。
『漢語大詞典』の縮写版を発見。何とびっくり、全2巻。一冊の厚さが並じゃなくて、20cm
くらい。うーん、そこまで厚いと使いにくいって。おまけに、縮写なので相当見にくいし。
[1999/09/14 23:28:38]
お名前: 牛馬 猫太郎
前略 初めてメールさしあげます日文の者です。どうぞよろしく。
私は元曲に興味があります。中国の近世、元の時代の民間文芸と、同じく近世の江戸文学の浄瑠璃や歌舞伎との比較を考えてみたいと思っています。元曲のルーツ、発展、実態、現状、主要な作品名など、もしご存知でしたら教えて下さい。
お願いします。 早々
[1999/07/14 13:09:38]
お名前: ひこ
Yasushi-Taさん>
疑問に対する回答が遅くてすみません。
もうしばらくお待ち下さい。
[1999/05/28 23:32:01]
お名前: Yasushi-Ta
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
まずは内定おめでとうございます、と言うべきでしょう。わたしは法学部出身で、
30代の事務系会社員をしている者です。わたしも昔、就職活動をした時のことを
思い出してしまいました。決して愉快な思い出ではないのですが、きっと通らねば
ならない道だったのでしょう。まあそんなことよりも、わたしが以前から中国古典
について抱いている2つの疑問があります。聞けるような相手が身近におりませんので、
お答えを頂戴できないかと思い、メールを差し上げる次第です。
ご笑読いただければ幸いです。
ひとつは論語についてです。論語の中には、「人の上に立つ人間は徳をもって立って
いる」
という意味の言葉があります。わたしの勝手な解釈ですが、孔子が言いたかったの
は、
「客観的に観察すればそういうふうに見える」ということなのではないかと思いま
す。
それを後世の人間たちが勝手に、「上に立つ人間は徳をもって立っているのだから、
下の人間たちはおとなしく従いなさい」という教えに造りかえてしまいました。
これは言うまでもなく、権力者にとっては都合のいい教えになります。このことが後
に、
東アジア独特の儒教的権威主義に発展していくことになります。
わたしはアメリカに短期滞在していた時に、中国系アメリカ人から英語の個人レッス
ンを
受けていたことがあります。彼は英語のnative speaker で、中国語は外国語として
学習
している人でしたが、彼も「儒教は権威主義に結びつくから感心できない」と言って
いました。
どこの国でも若い人は同じような事を考えるものだ、とうれしかったことを覚えてい
ます。しかし孔子は本当に、「下の人間たちはおとなしく従いなさい」と言いたかっ
たのでしょうか。
これは、「上に立つ人間は徳をもって立っているのだから、下にいる人間は当然、敬
意を払う
べきである」という教えにもつながります。
しかし老荘思想家や本居宣長も指摘していることですが、敬意というのは自然に抱く
べき感情であって、「敬意を払え」と強制してしまえば、それはもう自然な感情では
なくなり、一種の権威主義に陥ってしまうことになります。
もうひとつは老荘思想についてです。政治家の宮沢喜一氏は中国古典を愛読し、特に
老荘思想に造詣が深いのだそうです。宮沢氏が時々見せる受身の対応ぶりはその影響
ではないか、とわたしは勝手に想像しています。宮沢氏が首相だった当時、氏の失言
がアメリカのマスコミに報道され、アメリカ人の反感を招いた時も、「まあ発言の真
意を
わかってくれる人もいるでしょう」と全く反論・釈明することはありませんでした。
ところで、中国の政治家たちも教養の一環として、老荘思想の本は必ず読むそうで
す。
しかし中国の政治家たちは厳しい権力闘争の中で生きてきたせいか、宮沢氏のような
受身の
対応は取らないようです。自己もしくは自国が不当に攻撃されると、すかさず反撃に
転じたり
しているようです。国際政治の常識からいえば、こちらのほうが当然の態度なのです
が。
中国の政治家たちは老荘思想の本は読んでも影響は受けないのでしょうか。
中国の知識人には、「老荘の毒にあてられた」という表現があるそうです。これは老
荘思想
が間違っているというのではなく、間違った影響の受け方をしてしまった、という意
味だと思います。
また、こういう貴重な意見をどこかで読んだことがあります。「諸氏百家にも実際に
政治・
行政に携わった管仲のような人と、そういう経験がなく、頭の中で考えた理想を観念
的に
説いた孟子のような人がいるので、両者ははっきり区別されなければならない。」
本を読んでどういう影響を受けるのか、自分でコントロールできるところまでいかな
いと、
読書の達人あるいは本物の教養人とは言えないのではないか、とわたしは考えます。
(したがって、わたしは本物の教養人ではありません。)
これらについての、ご意見・ご批判等を伺えれば幸いです。
ここまで拙文のメールをお読みいただき本当にどうもありがとうございました。
乱文乱筆、何卒お許しください。
敬具
[1999/05/15 20:28:23]
お名前: Yasushi-Ta
拝復 わたしの稚拙なメールをお読みいただき、さっそくご返答下さってありがと
うございました。実は、もうひとつ中国関係で以前から疑問に思っていることがあ
るのです。聞けるような相手が身近にいないので、何らかのお答えをいただけたら
幸いです。
それは科挙の受験生についてなのですが、宮崎市定氏の著書を読んで疑問に思った
のです。
科挙の受験生は幼少の頃から、古典とその注釈書を大量に読みこなし暗記するよう
な生活を長年続けた人たちです。こういう人たちが科挙に合格して、いきなり、
「では明日から四川省に赴任して財政問題を担当して下さいね」と言われて、でき
たのでしょうか。
わたしは法科の出身なので、司法試験を長年続けた人たちがどうなるのかよく知っ
ています。
法律とその注釈を大量に暗記し論述する訓練に、若い頃から膨大な時間と金とエネ
ルギーを費やすと、若年寄のようになってしまうのです。頭が硬直してカチンカチ
ンに固まってしまうと言えば、わかってもらえるでしょうか。他の分野のことを頭
が受け入れなくなり、拒絶反応を示すようにさえなります。科挙の受験生はいった
いどうだったのでしょうか。
[1999/05/09 19:53:41]
お名前: ひこ
こんにちは、ひこです。
私はその本を読んだことがないので何とも言えないのですが、ちょっとうがった見方かなぁ
という気がしました。
まず、「島国に独自の政権があり、独自の行政があり、独自の教育がある等、といった事実
がすでに反大陸という性格を帯びている」という部分ですが、島国に政権ができたときにはた
してその人人が「大陸」を意識していたのかどうか、というところに疑問を感じます。
九州地方ならもちろん大陸のことを早くから知っていたでしょうが、近畿地方やそれより東
の地方の人が大陸について知ったのはいつなのでしょう。
「大陸」の事を知っている、あるいは知らない多数の国々があって、それをまとめあげよう
と動いた結果「統一政権」ができたのであり、その根底に「反大陸」があったというのは、や
や論が飛躍しているように感じます。もちろん、その本にはいろいろと根拠が示された上での
事だと思いますが。
相性云々に関することは、自国と同じものを相手に求めすぎた結果が悪かった、ということ
もあるのではないかと思います。そういう意味で、列強の侵略を受けていた東南アジアや台湾
などに受けがよかった、というのも事実だと思います。
ちなみに、台湾に政権ができたのは鄭成功が台湾を占領してからではないかと思います。こ
の人はそもそも明王朝を復興しようという「反清」の人だったわけで、大陸側に反感を持つの
は当然ですね。
大陸と同じでいい、反大陸、というものは、それが最初にあるわけではなく、国を形成する
に足る地盤がその地域に会ったかどうかだと思います。サハリンは、人口や環境の面でそこま
で成り得なかったというのも事実ではないでしょうか。
でも、なかなかに興味深い意見を聞かせていただきました。機会があれば本の方も読んでみ
たいと思います。
ちなみに、このテーマは他に広げようがない気もするので、名称変更、あるいは場所の移動
などがあるかもしれないということをご了承下さい。
[1999/05/08 11:35:34]
お名前: Yasushi-Ta
わたしは中国問題に関心を持つ30代の会社員です。最近読了した本
に中国史学者の岡田英弘氏の「妻も敵なり」(クレスト社)という出色の中国論があ
ります。なかなか
刺激的なタイトルですが、この本に共鳴したのでその内容に私見を交えて申し上げ、
中国関係のご研究に携わっている専門家の方々のご見解を伺いたいと思い、失礼をも
顧みずメールを差し上げ
る次第です。ご笑読いただければ幸いです。
大陸から島国を見ると、端のほうにある小さな島にしか見えません。しかし島国に
とっては、大陸から独立するために政権をつくるわけです。独立しないのであれば政
権をつくる必要はないからです。つまり出発点からして、島国の政権は反大陸という
性格を持っているということです。
なかなか気がつかない人が多いようですが、島国に独自の政権があり、独自の行政が
あり、独自の教育がある等、といった事実がすでに反大陸という性格を帯びているの
です。
大陸と同じでいいのであれば、そんなもの必要ないからです。日本の北にあるサハリ
ンという島は
ロシアの一部であり独立国ではありませんから、日本と比べて独自の要素が少ない、
というよりも必要ないと言ったほうがよいでしょう。これは善・悪の問題ではありま
せん。
日本史のみならずイギリス史を見ても同じ事が言えるのですが、出発点からして反大
陸という宿命を背負っている島国が、大陸での事件にのめり込み深く関わるようにな
ると、た
いてい失敗しているようです。これは合理的に説明がつく問題だと思います。つまり
島国が運命として背負っている反大陸という本性と、相反することをやろうとしたか
らでしょう。イギリスもヨーロッパ大陸に領土を持っていて口をはさんでいた時代も
あったのですが、結局、撃退され島国に閉じこもるようになりました。
日本の歴史を見ると、大陸型国家と組んでうまくいったためしは一度もありません。
海洋型国家とならうまくいくようですが。こうした観点から考察すると、日本と相性
のいい相手とは、台湾・イギリス(アングロサクソン)・東南アジア諸国であり、危
険な相手が、中国
・ロシア・ドイツのような典型的な重厚長大型の大陸型国家です。もちろん大陸型国
家とも付き合っていかねばならないのは言うまでもないことですが、自国の本性を自
覚して、深入りすることは避けなければなりません。
また知識人にも問題があります。大陸の文化は重厚ですから、魅かれるのはよくわか
るのですが、自国が島国であるという宿命を忘れて大陸文化にのめり込んでいくと、
戦前にドイツに傾倒しすぎて失敗したのと同じようなことを再び繰り返すことになる
でしょう。今ではほとんど忘れられていることですが、戦前の知識人たちのドイツへ
の傾倒はすさまじいものがありました。その失敗を歴史の教訓として学び取る必要が
あると思うのです。いろいろつまらないことを書き連ねてしまいました。ここまで拙
文のメールをお読みいただき
本当にありがとうございました。私見に対するご意見・ご批判等ありましたらおよせ
いただければ幸いです。乱文乱筆、何卒お許しください。
敬具
E-mail Address : Appraiser24@msn.com
[1999/05/08 10:34:53]
お名前: ひこ
よく考えてみれば中国文学の掲示板がなかったんですよね。
ということで、ここに中国文学に関する掲示板を作ってみました。
中国文学に関することなら何でもOKです。
ちょっと時間がかかるかもしれませんが、疑問には出来るだけ答えていきたいと思います。
[1999/05/28 23:19:00]