指揮者日記'99

 

1月16日(日) 9:50〜12:00 水元青年の家

 

 合宿2日目。9時から発声を行った後、お昼まで単声の練習でした。昨日とは違って充実したメンバー。上から3、3、4、4という絶妙のパートバランス。そしてピアニストもいるとなると張り切らずに入られません。ピアニストは最初女声練習の方に出てから、ということだったのでまずは昨日出来なかった細かい確認。主に音でしたが、発音などについてもやや細かく見ていきました。
 11時からは念願の伴奏付きの練習。「マント狒狒」「ぼろぼろの駝鳥」「傷をなめる獅子」の順番で通しながら細かいところを注意していきました。伴奏があるとやはり皆さんノリが違うなぁと実感。
 この合宿で特に細かく注意したのは「言葉に細心の注意を払う」ということです。
 メロディーだけを追うと、ついつい単語の頭を流しがち。ですが、フレーズの頭、そして単語の頭はしっかりと発音するようにして下さい。そうしないと何を言っているのかよく分からなくなってしまいます。
 そして、同じパートの他の人の音、そして他のパートの音を良く聴くということ。私自身も歌うときはそうなりがちなのですが、ほんの少し意識するだけで聞こえてくる音はずいぶん違います。実際にどれくらい聞いているかは別にして、「他の音も聴かなくては」と思いながら歌ってみて下さい。それだけで全然違います。
 最後は通して終了。「森のゴリラ」は今年度の最初の方にずいぶん練習したのでついつい後回しにしてしまい今回も細かい練習はしませんでしたが、通しをしてみてやはりちゃんと練習しないといけないことを痛感しました。それを除くとなかなかの出来だったように思います。まだ細かい音の差異がありますが、今まで練習してきたものが着実に蓄積されている手応えを感じました。この先数回の練習でこれをもっと高められるように頑張ります。

 

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