指揮者日記'99
10月16日(土) 13:00〜17:00 池袋芸術劇場
単声練で初めて池袋の芸術劇場を使用しました。私は午前中にちょっと用事があったので、到着したのは開始時間ぴったり。が、そこにいた男性はたったの一人。これにはびっくりしてしまいました。用意してきた愛唱曲「Sailing Sailing」はTenor SoloとBariton Soloがあるので6人は必要です。そこで、人を待つことにしました。待つこと40分。ようやく5人そろったので愛唱曲の練習を開始。するとまた何人か来たので上手い具合に愛唱曲を合わせることが出来ました。まだまだ「気軽に」歌うレベルまでは行きませんでしたが、楽しい曲なのでこれからも機会を見つけて歌っていきたいと思います。
さて、最終的に9人という非常に少ない人数の中での練習となったわけですが、「猛獣篇」の練習はなかなかはかどりませんでした。「景気づけに」と最初に歌った「マント狒狒」が結構ぼろぼろ。さっと通して終わりにするつもりが30分以上の時間を費やす結果になってしまいました。いつも自信を持って歌っている人が居ないせいか、どうにも自信がなさそうに聞こえるのです。そこで、音量や強弱にはあまりこだわらずに、言葉に重点を置いて練習をすることにしました。あまり出来の良くない「傷をなめる獅子」を中心にやったのですが、やはりある程度の人数が居ないと辛いですね。それでも、居る人たちで出来るだけ良いものを作り上げようとする練習雰囲気はとても良く、ようやく「男声練をどのようにやっていけばいいか」が分かってきたような気がしました。
次回は10月30日。出来るだけたくさんの人が来て下さるといいな。
9月12日の指揮者日記に、様々な方々からご意見ご感想などをいただきました。励ましの言葉がある一方で、「そんなに弱気でどうする」と言ったお叱りの言葉もいただき、身の引き締まる思いです。寄せられたご意見は次回以降の練習に出来るだけ生かしていきたいと思います。