指揮者日記 millennium
5月13日(日)13:00-15:00 水元青年の家
合宿2日目。残るは男声練と混成練が1コマずつ。早速昨日の続きから取りかかりました。
「Ain'-a That good News!」はさながら早口言葉の練習でした。早口になるとどうしても音がおろそかになってしまいます。気持ちが焦ってはせかせかした印象を客に与えてしまい曲を楽しんでもらえません。また自分の中にのみリズムを作り出すと他パートと合わなくなってしまいます。今回の歌い込みでそのあたりがずいぶんと改善されたのではないでしょうか。
「Swing Low Sweet Chariot」は今回の5曲の中ではおそらくもっとも難易度の低い曲だと思います。ただ単調なのでそこをどう聞かせるかが一つのポイント。中盤部の速度を上げた方が良いのではないかとのご指摘を受けて様々なパターンを実験。優柔不断な私にはどのパターンにもそれなりの長所があって、1つに絞るのがなかなか難しかったです。最終的に選んだのはその中でも比較的平易なものでしたが、変に凝っていない分良さがストレートに出るのではないかと思います。
「Ride the Chariot」は理性を持って歌えるかどうかだけが懸念事項です。完全に理性的に歌うのもまた面白みがないのですが、理性を失うとひたすら暴走していくだけなので難しいところ。当日は私が一番理性を失いそうで怖いのですが。
最後に女声からお互いに発表し合おうという提案があり、初めて5曲を通しました。結論としては「体力勝負」 どの曲もそれぞれの意味で体力が必要なので、一瞬も気が抜けません。個人的には聞いていた女声が男声のパワーに驚いていた様子が感じられたので、本番でもお客さんにこのような反応をしてもらえると良いなと思いました。ホールはホール特有の響きがあるので、今のままで万事大丈夫という訳にはいかないでしょうが。
何はともあれ男声のみなさまお疲れさまでした。