指揮者日記 millennium
5月12日(土)19:00-21:00 水元青年の家
合宿! いよいよ演奏会まで後一ヶ月強。本当の意味での男声練はもう残り1回となっています。人数のそろう合宿でみっちり歌い込んで、安心して演奏会を迎えられるようにするのが合宿開始前の私の予定でした。
ちなみに合宿所へ向かう電車の乗り換えを間違えたために降りるべき駅を通り過ぎ、遅刻するというさい先の悪い始まりでありました。
初日(合宿は1泊2日)の練習は夜。演奏会に参加するメンバーからわずか2人欠けただけという昨今まれにみる大人数に若干とまどい気味の私。これだけの人数を前にするのは昨年3月の演奏会以来かもしれません。
曲順も正式に決定し、今回はそれに沿った形で練習開始。
「Soon Ah Will be Done」はささやくような部分(通称ごにょごにょ)と力強い部分の対比が重要なのですが、ささやく部分は芯がもう少ししっかりした方が良いですし、力強い部分はリードするべきBass系の支えが不十分であるように感じます。特にBassの人はもっとおなかをしっかり使ってもらえると引き締まって良いと思いました。
「Deep River」は互いが互いのことをよく聞き合っていたと思います。その結果Second TenとBarの音がどうにもそろわなくて四苦八苦し、かなりの時間をそこに費やしました。けれどその甲斐あって最後にはきれいにハモりましたし、和音に対しての意識がより強まったのではないかと思います。休憩中の女声が四苦八苦している男声練に顔をのぞかせたとき「何だ、休憩中じゃん」と宣ったときの男声(特にSecond TenとBar)の反発ぶりがほほえましくもうれしかったです。一見いつも通りの反発の仕方でしたが、あのとき歌い手は相当真剣かつ逼迫していました。
結局2曲のみで初日の練習は終了。演奏会間近かつ大人数ということもあって、実に有意義な練習でした。