指揮者日記 millennium

 

4月15日(日)18:00-22:00 新宿文化センター

 

 練習開始5分前に練習場所に到着してみたら、いつもは誰もいないか1人しかいないのに4人の人がいて感動。本当は4人でも少ないんですけどね。けれど結局そこから人数があまり増えなかったのが残念です。何しろ練習は5月に1回、6月に1回、合宿が1回のたった3回しか残っていないのですから。

 練習の残り回数が少ないということとせっかく来て下さった方が損をすることのないようにということから、18時10分には発声練習を開始。今年は黒人霊歌と言うことで歌詞は英語。とにかくこれから何度も何度も歌い込まないと口になじまない事を考えると、一時も無駄に出来ないという気持ちが強かったです。

 練習はまず「Deep River」から開始。人数が少ない中で一人一人がよく頑張ってくれたのですが、それでも不安なところが多かったのが気になりました。この時期に音取りにあまり時間をかけていられないのですが、やや込み入った部分になるととたんに不安そうな音色が聞こえてくるとなるとやはり音を確認してもらうしかありません。ただS.P.P.の男声陣は何度も歌う中で着実に修正できるだけの力があるので、問題は間をどのように取るかになってきます。今回はもう少し間を取っても良かったかな、と終わってから思いました。

 引き続き練習したのは「Soon Ah Will be Done」 歌った回数がほとんどないという人がいたため、リクエストにお応えしました。メリハリがないと単に間延びした曲になってしまうのですが、どのようにメリハリをつけるかについて私がもう少し明確なヴィジョンを持っていれば良かったと、こちらも終わってからちょっと反省しました。歌い手も何となく漫然と歌っている部分があるように思われましたので、これは次回以降の課題にしたいと思います。それとは別に、もう少ししっかりとした発声に裏打ちされた声が欲しいかな、とも思いました。あまり人のことは言えないのですが……。

 最後は「Ain'-a That good News!」に挑戦。この時期に「挑戦」等と言っていては駄目なのかもしれませんが、印象としてはまだ「挑戦」という言葉がしっくりくるように思います。まだまだ言葉が口になじんでいない気がしますし、楽譜通り歌うので精一杯であるように思われるからです。残り少ない練習時間で、何とか90%の興奮と10%の理性が同居した状態で歌えるように出来ると良いのですが。それでも曲の細部に入っていきましたし、テンポを一気に引き上げたときに苦しみながらも思わず頬をゆるめてしまった歌い手の表情を見ていて「これならばきっと大丈夫」と思いました。

 結局のところ、残りの練習回数で何が心配かというと出席率です。練習に来て下さればなんとでもしようがあるのですが、来ていただけないことにはいかんともしがたいのが現状。出席率に偏りがあるのでパートによってはかなり不安を感じますし、パートによってはほとんど不安を感じません。残りの練習に多くの人が参加して下さり、とにかく歌い込んでくれることを期待したいと思います。

 

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