指揮者日記 millennium

 

2月18日(日) 18:30-22:00 新宿文化センター

 

 総会の後ということで、人の多かった男声練。久しぶりに2桁人数を超えてにぎやかな練習でした。演奏会まで残り半年を切ったので、これからもこれくらいの出席を望みたいところです。
 総会がやや長引いたので19時過ぎのスタート。発声を軽くこなしてから、早速「Deep River」に取りかかりました。まずは歌ってもらったのですが久しぶりの人が多くぎこちなかったので、パート練習で音の確認。そして再びアンサンブルに挑戦しました。
 はじめは演奏会でやることに決まった3曲を軽く通してから練習するつもりだったのですが、どうにもいろいろと気につくことが多かったので予定を変更して最初からしっかりと指示を出すことに変更。「Deep River」だけで60分以上の時間を費やしました。
 続いて「Swing Low Sweet Chariot」 本当はゆったりとした曲が続くのは避けたかったのですが、「Ride the Chariot」はこれまで比較的歌ってきているので歌ったことのあまりない曲からつぶしていこうということで選びました。こちらは「Deep River」に比べて楽譜が平易だということもあって、基本的なところは押さえられたように思います。とは言えS.P.P.の男性陣は繊細な曲作りがあまり得意ではないので、曲の雰囲気を上手く作りきれていないように思いました。これは今後の課題としていきたいところです。

 基本的に細々としたところを注意したですが、演奏会まで後4ヶ月という時点であることを考えると何とか及第点を付けられるくらいの出来だったように思います。演奏会までにやらないといけないことがいろいろと見えてきました。
 最初に、パート内での音をそろえること。
 間違った音が出ている訳ではないのですが、パート内で音色がそろっていないためにいくつもの音が聞こえてきてしまうことが多く、結果としてガサツに聞こえてしまう部分が多いように感じました。
 次に、考えて歌うこと。
 ゆったりとした曲を扱うと、どうしてもぎこちなさを感じてしまいます。それは普段元気な人が仮病を使っているようなもので、いくら音量を抑えて遅いテンポで歌っても曲の雰囲気を表現するには足りません。個人がもっと曲についてのイメージを持って歌うことが必要なのではないかと思います。
 最後に、合唱は一人でやっているのではないということを自覚すること。
 パート内の音がそろわないという事もそうなのですが、パート毎の音もそろいにくいように思います。音や歌詞に手一杯で、みんなで合唱をしているということまで気が回らないのでしょう。しかし合唱は一人で出来るものではありません。10人なら10人、20人なら20人の声が、そして呼吸がそろって初めて合唱と呼べると思います。せっかくたくさんの人が集まっているのですから、他の人の歌声ももっと聞けるとよいと思います。

 

合唱のページに戻る

トップページに戻る