指揮者日記 millennium
6月 4日(日) 13:00〜17:00 池袋芸術劇場
本格的な練習は今回が初めて。
この日は「Whup Jamboree」と「Deep River」を練習。とは言え人数がとても少なく、練習を開始した13:30に私を含めて5人。しかもパートバランスがあまりよろしくない状態でした。
最初に練習したのは「Deep River」。パートをどうするか、これが第一の問題。これは、流れからあみだくじで選ぶことになったのですが、ここでBassの人がTopTenorになってしまってさぁ大変。とにもかくにも音取りをしてもらったのですが、やはり無理だと判断してパートを変えてやり直しました。
パートを変えると随分良くなったので、早速曲作りに入ります。というのも、今回の練習は私がどのような曲作りをするかどうかを見てもらう場でもあるからです。たまたま選んだ楽譜がちょっと難しめのものだったこともあって歌い手がなかなか全貌を把握できなかったのですが、それでもみんな頑張って歌ってくれたと思います。私がどれだけのものを創りあげられたかどうかは非常に疑問なのですが。
休憩を挟んで「Whup Jamboree」の練習。歌ったことがない人ばかりで、私もCDで聞いたことがあっただけなので手探り状態の練習でした。しかし「Deep River」に比べて歌いやすい楽譜だったので、皆さん音はすぐに取れたようです。そこで問題になったのが「歌詞」 さほど早い曲ではないのですが、言葉が詰まっているのでなかなか口が回らない様子。どうしても自信なさげになってしまいます。ちょっとゆっくり歌ってみたり、1パートで歌ったりしながら調節し、最後はさらに速度を上げての練習。4番まであるこの歌を単なる4回の繰り返しではなく、それぞれ味のある部分が4回出てくると感じていただけたなら幸いなのですが……。
とにかく人数が少なかったので、一人一人に負担がかかってしまったようでした。もう少し歌いやすい曲を選ぶべきだったかなぁと、ちょっと後悔。また、前週にあまり楽譜を見ることが出来なかったので練習自体もちょっと中途半端になってしまったような気がします。そんな中でも何とか自分のイメージを伝えるように四苦八苦していたのですが、はたして伝わったのでしょうか。練習後の飲みの時に言われたのですが、「レベルの高いこと」を言うことも悪くはないけれど、「タイムリーに」的確なことを言えることがとても重要だと実感しました。