清庵(府中、手打蕎麦)


中の地で、幅広い客から強い支持を受ける店。「手打蕎麦研究處」の看板を店頭に掲げている。駅前の再開発区域をギリギリで外れ、現地のまま生き残った。

清庵の店構え  せいろ大盛り

海道江丹別産を使用した二八蕎麦は、キリリと端正な出来栄え。
 かなり以前には、やや口当たりが固くて、ツルツルとした印象があった。江戸蕎麦的なつっけんどんなイメージを持っていた。
 しかしある時、新蕎麦の季節になってから、せいろ大盛りを食べて驚いた。生粉打ちっぽさが前面に出ていて、私の好みになっていたのである。無論、私の体調にもよるのだろうが、新蕎麦であることによって粘りが強くなり、口の中の触りがずいぶん変わったように思う。
 蕎麦には、全般にわたってコシ感がある。水気が少なめで、まったりとした口当たり。噛み味の良さが特徴で、口中で蕎麦の香りと甘みがよく感じられる。
 ツユには明るくダシが効いているが、腰の据わった引き締まった味わい。蕎麦との相性が実に素晴らしい。

来、いつでも美味しく食べているのだが、やはり何といっても、
新蕎麦の時期にこそ十二分に真価の出る蕎麦である。
 カツ煮など定食メニューもあって、これがまた意外と人気である。しかし、やはり最初は、せいろを粋に手繰っていただきたい。


「清庵」
東京都府中市宮町1-22-1
042-361-9523
11:00-19:30、水休
先日店の人に確認したところ、店名は「きよしあん」であることが判明。
最終訪問日 2011/1/18