昨年に続いて野沢温泉で開かれるスキーヤーズサミットに参加します。今年は仕事で1日少ないけど、その分延泊してどこかに行こう。
3月19日(日)
ホントは前泊するつもりだったんだけど、日程的にきついのでやめました。朝の4時に出て、東松山に着いたのは5時前。さすがに連休ということもあって、クルマは結構混んでいる。ジムニーで右車線で余裕で走れるくらいだったから。途中甘楽とちくま川坂城で休憩しました。野沢温泉までは予定どおり順調に来ましたが、問題はここから。去年は宿に着くまでに30分かかったから。今回は一発で見つけるぞ。あれ?ここはどこだ??というわけで2回迷ったけど20分でつきました。
宿には8時30分について、そのあとすぐ受付してから、9時30分くらいに長坂ゴンドラに乗りに行きましたが、15分ほど待ったので、上についたらもう10時。これじゃあ、連休の白馬の再現か?
パラダイスゲレンデで足慣らしをして、ユートピアゲレンデに行くと、ちょうど国際技術戦をやっていました。種目は整地の小回り。ちょうど去年優勝したグガニック選手が滑っていましたが、とても安定していましたね。
そのあと日影まで下りて、食事にしました。11時過ぎに滑り始めましたが、せっっかうなので板を試乗してみることにしました。まずはFISHERから。
FISHER DRS ICE
サイドカーブは102,63,90。178cmを試乗しました。板にプレートがついていますが、それにも関わらずとても軽いです。おそらくプレートは堅さはほとんど関係なくて、高さを稼ぐものでしょう。当然角付けはしやすいです。全般的に乗りやすい板ですが、1つだけ気になったのは結構乗る位置がシビアなこと。ちょっと後ろに乗っただけで、板が抜けるんですよね。
12時に板を返して、1時までは主にユートピアリフトの脇で滑りました。注回りの練習をしてみましたが、なかなかうまくいかないですね。落差を大きめにとって、切り替えの時足の付け根から動かすと、うまくいくみたいです。
そのあとまた試乗してみました。今度はHEADです。
HEAD CYBER X60
長さは180cm。同じ名前の99年モデルにもありますが、こちらの方が明らかに乗りやすいです。まず針がありますね。99年モデルはちょっと柔らかすぎるかなと思ったのですが。それと小回りがしやすいです。回転半径がとてもきついので、荷重するだけで弧が丸くなります。なれないとかえって回りすぎるかも。スピードを出してもバタバタしないし、結構いいですね。
そのあと長沢ゴンドラに言ってみると朝の混雑がウソのようにがらがらだったので、上まで行って、スカイラインコースを滑りました。雪が重いので、少しコブが出ていましたが、結構滑りやすいです。途中から柄沢コースの方に行ってみましたが、斜度がないので、あまり練習にならん。そこで、長沢コースに行ってみました。ここも斜度がないけど、斜面が変化するので、結構楽しい。あと最後に長坂ゴンドラに乗って、日影まで下りて帰りました。
明日はいよいよデモによるレッスンです。うーん、楽しみ。
(写真は帰ってからアップしますね)
3月20日(月)
昨日は雨の予報でしたが、日中はなんとかもってくれました。夕方から降り始めましたが、夜には雪になったようで、朝は数センチ積もってました。
板を借りるので、8時30分にリフトに乗って、2本滑ってから買いに行きました。午前中の講習はSIAの中村講師です。ノルディカの板を借りに行きました。
9時から講習開始。さっそく日影のゴンドラに乗って、上の平まで行きましたが、標高が高いだけあって寒いです。それだけならまだいいのですが、なんか痛いです。よく見てみると、上の平で降っているのは雪ではなく霰でした。しかも強風のため、顔に当たって痛いの痛くないの。まあ雨に降られるよりは数段ましだけど、大変だよ、これは。
講習ではまずレールターンで、切り替えの感覚をつかんで、そこからスキーの面を使ってターンするのをやりました。が、スキーがあまり私にはあわなかったみたいでうまくいかなかったです。(詳しくはレポート)
NORDICA WAVE
整地 大回り 2.5 小回り 3.5
不整地 大回り 2,5 小回り 3.5小回り用ということですが、小回り用としては1時代前のような感じですね。サイドカーブはそれほどないし、プレートもなし。なのでスピードを出したときの安定感にかなり不安があります。それでも確かにスキーは回りやすいですが、どちらかというと「勝手に回ってしまう」という感じ。まあこういうところは乗る人の好みがもっともでやすいところですから、なんともいえませんが。
食事のあと午後は1時半から講習。今度はVOLKLの二瓶デモ。講習ではひねりを使ったターンの仕方をやりました。ポイントは
1.腰の向きを斜面に水平にする
2.大腿のひねりを使う。
3.足の裏から動かす。
4.ブーツ(足)とお尻が1直線になるようにする。難しいのは2ですね。大腿を動かそうとして、お尻が動いてしまいがちですが、これを動かさないようにするには太股の外側の筋肉を緊張させるのが必要。3はポールとかで良くやりますが、外足の親指と内足の小指を同時に動かす感じ。
あと参考になったのは、上体がつぶれないようにするために、お尻の穴に力を入れるということ。
板のレポートはこちら。
VOLKL P40 F1(プレートなし)
長さは178cm。サイドカーブは102,65,88。F1は純粋なレース用なので、そうとう堅い板なのかと思いましたが、そうでもなかった。感覚的には今履いているP40のRCとあまり替わらないです。まあ長さはF1の方が5CM短いのもありますが。トップのエッジが引っかかるのが気になりますが、それ以外はOK。でもデザインは今の方がいいなあ。
夜はアリーナでパーティーがありました。去年は1番違いで板をのがしたので、今年こそはもらうのだ。と思って抽選に望みましたが、全然かすりませんでした。だめか。
そのあとは部屋に帰って寝ました。明日は野沢の最終日。まじめに滑るのだ。
3月21日(火)
いよいよサミットは最終日。まず午前中はオガサカの白河三枝デモ。生で見るのは初めてです。技術戦2連覇の滑りを見るだけでも、価値ありますね。
今日は非常に天気がいいので、山頂のやまびこコースまで行きました。ここは初めて滑りました(ていうか私の勘違いで、小毛無コースが山頂と勘違いしていた)。標高がかなり高いので、雪質は最高です。リフト1本で結構滑れるし。野沢温泉は標高差が1000m以上あるので、雪質が4段階くらいありますね。
さてレッスンですが、カービングについてやりました。特に参考になったのは切り替えのところで、山側に立ち上がらないということ。個人的な感覚としては、外脚(次に内脚)で立ち上がりながら、内脚(次の外脚)の足の付け根から荷重し始めるというところでしょうか。今回はオガサカの板がなかったので、自分の板で滑りました。同じ班でvolklのプラチナムに乗っている人がKEO'Sを試乗してましたが、それによるとバタつかないし、くせがなくてオガサカの方がいいとのこと。まあ自分で乗ってないので、何ともいえませんが。
午後はあの渡辺一樹デモのレッスンです。小回りを中心にやりましたが、テーマはターン後半での荷重の仕方です。これはあくまでゲレンデをスピードコントロールして滑るためのもので、カービングの場合とは異なりますが、ターン後半で少しかかとよりに荷重することで、スキーをうまく回して、かつ板の走りを得ようとするものです。結構難しかったのは、かかとよりに加重してから、切り替えで前に戻す感覚がつかみづらかったです。
板はATOMICのSL用を試乗しました。
ATOMIC
整地 大回り 3.0 小回り 4.0
不整地 大回り 2,5 小回り 3.0SL用の板で、長さは180cm。まあ実際に使うのであれば170cmあたりでしょうね。プレートが入っているのもありますが、まず重い(片手で持つのがつらい)。そして固いです。こういったあたりはいかにもATOMICという感じですかね。小回りは確かにしやすいです。といってもSALOMONの3Vとは違って「楽」というものではないです。ちゃんと乗ればちゃんと曲がるという感じですかね。
大回りは不安定ですね。特にターン後半にまっすぐ行きたいのにふらふらします。まあ下手だからといってしまえばそれまでですが、長いからといってGS/SL兼用にはできそうにないです。不整地はほとんど行ってませんので、ある程度想像でつけてますが、この板で行くのはもったいないような気がする。
そんなわけで2時間の講習はあっという間ですね。3時30分に解散して、急いで着替えました。というのもこれから菅平に行くんですよ。検定受けに。前回めちゃめちゃだったので、今年はやめようと思ったのですが、少しヒントをつかんだので、受けてみようと。6時から菅平のナイターがあるので、急いで4時過ぎに出ました。須坂長野東で降りて、国道406号を行きましたが、思ったより近かったです。5時30分ごろついて、夕食のあとナイターに行きました。
菅平のナイターは日の出ゲレンデでやってます。ここは出だしが急斜面で、残り4分の3はすごい緩斜面。ですから大回りとかは出だしの2,3ターンしか練習にならないので苦労しました。ナイターの前に圧雪してあるのはとてもうれしいのですが、雪の固まりがあっちこっちにあって、怖いしずれずにターンするのは至難の業。うまくいかないので頭の中でゲレンデにポールをたてて滑って見ると、不思議なことにうまくいきました。なんで?と思いましたが、まあポールをたてると切り替えが速くなるのと、斜面を攻める気持ちが出るんでしょうね。これは役に立ちそう。
2時間くらい休みなして滑ったので、とても疲れた。明日は検定だから、風呂に入って早めに寝よう。
3月22日(水)
というわけでいよいよ検定です。朝食のあと、準備して裏太郎ゲレンデまでクルマで行きました。たっぷり足慣らしして、検定の受付をしたらゼッケンが201番。ということは一番乗り?つまり午後は一番に滑るのか・・・・。まあいいや。
講習検定が始まって、驚いたのが、講習検定バーンが裏太郎とは限らないこと。まあ裏太郎でやるとはどこにも書いてなかったので、当たり前といえば当たり前ですが、裏太郎の斜面をイメージして練習したので、ちょっとやばいぞ。しかも今回の講習検定バーンである表太郎ゲレンデは斜度が急な上、南向きで雪質が良くないです。今日はちょうど昨日のナイターのように、雪の固まりがごろごろしてました。
講習検定種目
パラレルターン大回り(カービング)規定検定種目
朝一番の上にバーンがとても滑りにくかったので、気後れしてしまったのとスキーをコントロールしようとしすぎて、足首が曲がらなくなりかなり後傾になってしまいました。対策としては
1.スタンスを広くする
2.前後差をつけない
3.次の内足から立ち上がりつつ次の外足の付け根から動く
あとは自信を持って滑ることでしょうか。
中回り(カービング)
斜面は表太郎の上から見て左側の真ん中少し上の方からスタートです。ターン弧が小回りに近くなってしまいがちなので弧を横と下にとることと次の内足から立ち上がりつつ次の外足の足の付け根から荷重しはじめること、最後に気持ちも体も後れないことを気をつけました。少し上の方で抑えすぎたと言われましたが、後半は角付けもできていて、なんとかOKでした。
総合滑降(カービング)
頭の中でポールを立てて攻める気持ちを忘れずに行きました。最初大回りを3ターンするつもりが4つになってしまいましたがうまく切り替えて中ターンへつなぐことができました。最後の緩斜面は思い切り角付けをして、スピードものって会心のすべりでしたね。
大回り(コンフォート)午後最初の種目でした。前回はスピードを押さえすぎて失敗したので、今回は山回りで我慢してなるべく弧を下に落とすようにしてターンしました。ターン数は5個から6個ぐらいで考えていたのですが、7,8ターンぐらいになってしまったそのためあまりスピードも出ず点数も出なかったです。
リズム変化(中回りから小回り)
これは前回唯一の合格点を出した種目ということもあり得意なので、71点を狙いました。運動自体は間違っていなかったと思うのですが中回りの弧がだんだん小さくなってしまったためか70点どまりでした。
結果は合計348点で2点足らず不合格。足りなかったのは大回り(カービング)と大回り(コンフォート)で、ともに69点でした。あとは70点。まあ大回り(カービング)が悪いのは覚悟してましたが、コンフォートもダメか・・・・。総合滑降のデキが良かったので、何とかなるかなと思いましたが、甘くなかったですね。
今週末に最後のチャンスがあります。といっても中2日だけど。そこでがんばるのだ。