MOTORSHOW REPORT

メーカー別インプレッション

TOYOTA

WILL  ライバル日産が経営危機を迎える中ひとり勝ち状態のトヨタですが、まずブースを見た第一印象は お金かけてますって感じ。ブースの中央に円形のスタジオがあって、中にはいると一面にスクリーンが。光と音でクルマを際だたせるということですかね。音もかなりの大音量。スピーカーにもお金かけてますって感じ。だって床(コンクリートではなく、たぶん何かで底上げしてると思うけど)がぼこぼこ振動してたもん。

円形スタジオ SPORTS CORPE  でもそれだけではないのはさすがは日本の第一人者。「環境にやさしい電気自動車」がメインなのは当たり前ですが、衝突安全ボディについてとか、クルマの部品についてとか、商売とは無関係のディスプレイがきちんとしてあります。これはトヨタだけでしたね。なかなかやるなと思いました。 セリカのエンジンCELICA

NISSAN

GTR  経営危機の影響で、ゴーン氏が何かと話題になってますが、こちらはトヨタとは極端に言えば逆に商売気出してますという感じ。例えば通路よりのエリアには販売中のクルマが置いてありますが、何とすべて値段が入っている。でもこれは悪いことではないと思います。車を買おうと思って見に来た人には「いくらするのか?」というのは当然重要なファクターです。モーターショーというと一種のお祭りで、そこに値段を出すのは無粋な気もしますが、値段を教えるのは親切ですよね。

SILVIA  コンセプトカーでもシルビアのコンバーチブルとか、あまり派手なのはなかったけど、なかなか見やすくまとまっていて、とても好感の持てるブースでした。あと日産では1つ気になってたことがありました。それは「Zは出品されるのか?」ということ。ここ数年生産中止の噂が絶えませんが、ちゃんとありました。だからといって新型を作るとか、そういうことではないと思うけど、なんかほっとしました。一つだけ残念だったのが、パンフレットの紙質が悪すぎだったこと。スーパーの広告なみじゃん。これも"COST CUTTER"ゴーン氏の指示なのか、それとも「地球に優しい」再生紙でも使ったのか??

HONDA

F1  最初に申し上げておきますと、今回見た中ではメーカーとしての評価は最低です。というのもディスプレイでの話。今回の目玉は「Fムーバ」と呼ばれる3つのコンセプトカーのうち「Spocket」 と呼ばれるモデルが目当てで行ったんだけど、ステージが低すぎるのと、クルマが奥にありすぎるのとで見えやしない。30分に1回ショーをやっていて、そこで紹介されるときだけ前に出るから見えるらしい。もうちょっと考えてほしいですね。そういうわけで「Spocket」の写真はなし。かわりに2000年からホンダはF1に復帰するらしいですが、そのプロトタイプをお見せしましょう。

SUZUKI

EV SPORTS  ここには私のお目当ての一つ「EV SPORTS」がありました。ふつう電気自動車だとセダンを作ってしまいますが、そこで2シーターのスポーツモデルを作ってしまうところがスズキらしくていいですね。電池は床下積載のため低重心に貢献しており、しかも交換可能。それでも切れたら緊急用のガソリンエンジンもついてる。これって、充電が家庭用AC電源でできるようになれば、すぐにでも市販可能ではないでしょうか。スズキって、カプチーノの時もそうだけど、ときどき「大当たり」を出すから好きです。

ESCUDO  これはアメリカのヒルクライムレースで使用されたエスクードです。ほとんど原型とどめてないというか、どこがエスクードだかわかりませんが。

 ほかにもいろいろありましたが、ここはホンダと違ってステージなどもちょうど良い高さで、見やすかったし、写真も撮りやすかったので、よかったです。

SUBARU

FLEET-X  スバルはFLEET-Xという、低公害ガソリンエンジンのワゴンを出してきました。2000CCでガソリンのワゴンということは、もしかしてレガシィの後継モデルなのでしょうか。よくわかりませんが。

LEGACY  他にはインプレッサのWRC仕様とかあったけど、一番おもしろかったのはこれ。なんとレガシィ串刺し。しかもぐるぐる回ってました。なぜ??と思ったけど、こうやってくるくる回すことで各部の説明をしてるんですね。写真はエンジンの説明をしているところです。



写真まだまだあるよ。

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