月山旅行記

ゴールデンウィークもとっくに終わってますが、今年どうしても行きたいスキー場があるんだな。来年行けるかどうかわからないし。それは月山。もはや今シーズンの滑り納めなのか、来シーズンの滑りはじめなのかわかりませんが、でもやたら遠いんだよなあ

5月26日(金)

 今日は会社を18時に出て、家には寄らずに浦和ICから東北道に乗りました。高速道路の混み具合はまあ普通ですね。T-BOXは快調に走ってますが唯一の心配はガソリン。高速を走るととたんに燃費が悪くなります。今日調べたところではだいたいリッター7〜8キロですね。タンクは40リットルだし、月山までは400キロ以上あるし、行くときガソリン半分しか入ってないし、というわけでガソリンスタンドを探しながら走ってました。

 1回目はぎりぎりまで粘って上河内で給油。ついでにレストランで夕食を食べました。20時頃出て、もう大丈夫かと思ったらやっぱりガソリンの減りが早いので計算してみると、月山まではやはり足りない。そこでもう一回給油することにしました。2回目は安達太良。ここは9時30分くらいに出て、もうガソリンは大丈夫。

 宿近くの空き地にクルマを停めて、ベッドと布団を用意して寝ました。ちょっとあついかなくらいに服を着て寝ましたがさすがに夜は冷えますね。

5月27日(土)

  宿から見える月山  朝はクルマの通る音で目が覚めました。今7時ですが、すでに何台もゲレンデ下の姥沢駐車場目指して走ってます。このままだとあっという間にいっぱいになりそうです。そのあと朝食をとってから着替えて、8時に集合。姥沢までは宿のバスで10分くらいでつきました。

 月山はペアリフト1本と、あとはTバーがあります。ペアリフトまで行くには2とおりの方法があります。1つはTバーに乗っていくこと。これは楽ですが、1回200円かかるのがネック。もう1つは板担いで歩いて登る方法。こりゃタダだけど、ちょっとつらそう。でも私はとってもビンボーな人なので、考えるまでもなく歩いて登りました。

 5,6分歩くとリフト乗り場の前につきましたが、すでに汗だくです。どーしてウェアなんか着て来ちゃったんでしょうか。今滑っている人の中にはTシャツの人もいるのに・・・・。

 そのあと回数券(7回券で3,600円)を買ってリフトに乗りました。土曜日で好天と言うこともあり、結構並んでます。結局20分くらい並んで乗りました。降りたあとはまた板を担いで(今度は少し)登って、いよいよTバーに乗ります。ロープトゥは小さいころたくさん乗ったけど、Tバーはあまりない。安比で乗ったことがありますが、このときは2人用でした。今回は1人用で、しかも安比みたいに豪華なものではなく、おそらく下からスノーモービルかなんかでモーターとワイヤーと滑車を運んで来ましたという感じの、いたってシンプルな設備。しかもTバーは乗るときに自分でワイヤーに引っかけるのか。どうやって???と思っているうちに自分の出番になってしまいました。いきなり転倒したらかっちょわるいなーというのがそぶりに出ていたらしい。係の人が手伝ってくれました。おかげでなんとか乗れたぞ。

練習バーン  降りてから横に移動してもう1本Tバーに乗って、ようやく練習バーンです。とりあえずフリーを3本やって、そのあとクラス分け。私は中田デモの班になりました。とりあえずビデオを撮りながら、ポイントを見てもらうことになりましたが、まず言われたのは「前に乗りすぎ」ということ。そのため体が前につんのめってしまうような感じになってるよう。そういえば月山に来て最初に滑ったときに、スキーが詰まるような、滑らない様な気がして困ったのですが、ワックスのせいかなと思ったのですが、そういうことだったのか。いままでは拇指球のあたりに乗ってましたが、くるぶしからかかとの間に乗る感覚でいいとのこと。

 再び上まで行って講習が始まりました。今度は低速で練習。スタンスを広めにして、「スキーを横に押し出す(ずらすのではなくて、板に対して均等に圧をかける)」ようにしました。これだと上体もつぶれないでうまくできるんだけどなー。

 3時30分くらいに上がって、宿に帰りました。そのあとは部屋でメールを送ろうとしたら携帯がなんと「圏外」だったので、クルマで少し降りてみました。そしたらなんとか送れました。そのあとは疲れたのですぐに寝ました。

5月28日(日)

これでも視界がいい方  天気予報によると今日は雨らしい。と思って外に出ると、雨は降ってなかった。しかも所々に薄日が射していました。

 これはもしかして大丈夫じゃないかと思ってゲレンデまで行ってみましたが、やはり天気は良くなく、上の方がガスが出ていました。ペアリフトに乗って上に行ってみると真っ白なので、Tバーには乗らず下までフリーでおりました。

 結局午前中はリフトで講習をすることになり、7回券をもう1つ買いました。その後あがって、今日は中回りから小回りを中心にやりました。注意したのは

 自分の場合、足首をあまり入れすぎない。気温が高いこともあってブーツが柔らかいので、ある程度曲げたらその力を真下に入れるようにする。あとは50%くらいの力を使い、後の50%は雪面から受ける感じ。

 ということでした。今日はほとんどかかとに乗って加重するようにしました。感覚としてそうしているだけで、実際はそうではないのでしょうが、そうすることによっていままで体重が前すぎたのが、後ろ気味に修正されたようです。あと治すには「コブ斜面滑るといい」とのこと。そうか、コブ斜面を滑らないから治らないのか・・・・。

 12時前に一度休憩をしましたが、天候が回復しないので、午後は宿に帰ることになりました。1時間ほど下で待機して、バスに乗って帰りました。

 宿で月山そばを食べることになりました。大きな鍋に温めた汁が出てきて、それを大きめのお椀といったらいいのか、小さめのどんぶりといったらいいのか、そういう器ににいれて、ざるそばをそこに入れて食べます。汁には山菜がたくさんはいっていて、とてもおいしかった。あまりにおいしいので、誰かがそこにご飯を入れて食べ始めたら、澤田さんが「雑炊にしよう」といってご飯をいれました。さらに「片栗粉を入れよう」といって入れてみると、見事なあんかけ雑炊ができてしまいました。さらに卵をいれたのをいただきましたが、これがおいしかった。月山そばっぽくしたいなら入れないのもいいと思いますが。

 そのあと1時間ほどミーティングをしました。とくに参考になったのは、足首の荷重点で(今回はそれを重点的に治すことにしてますが)、ポイントは
1.まず親指・拇指球・そしてかかとの3点でバランスよく踏むこと。
2.くるぶしの周辺(少しつま先よりくらい)に力が集中するようにする。

あとは体の軸の動きとして、体を1本の棒のように使うのではなく、上半身は真下に向かって力を伝えるようにし、下半身は遠心力と釣り合うように、斜めに向かって力を使うようにするとのこと。

 夜は打ち上げです。なんか今回はお酒が好きな人が多いです。おかげで2時までおきてました。明日は大丈夫か??

5月29日(月)

 いよいよ今日は最終日。天気予報だと明け方には雨が上がるということで、期待していたんだけど、上にのぼると真っ白でした。昨日のお酒が残っていたので、リフトまでは歩こうかどうしようかもよったのですが、財布を忘れたので、やむなく歩きました。

 リフト乗り場に行ってみると、リフトは動いてませんでした。もしかして、視界が悪いので動かさないのか??それじゃあ滑れないじゃん。と思いましたが、何のことはない、係りの人が来てないだけでした。リフトが動いたのでとりあえずリフトに乗ってみましたが、やっぱり真っ白だったので、Tバーではなくリフトで講習することになりました。

 今日は大回りをやりました。視界がかなり悪く、4ターンもすると見えなくなってしまうような状態でしたが、平日でしかも天気が良くないので、ゲレンデはがらがら。気温も高くないのでバーンもしまっていて、結構滑りやすかったです。

   たまたま中田デモとリフトに乗り合わせたときに聞いたのですが、少なくても今の段階の自分の場合、かかとに乗るくらい(おそらく実際はくるぶしの真下くらい)でいいと思われますが、そうすると後傾になっちゃうんじゃないの??という疑問がありました。それを訪ねたところ、「足裏の位置がかかとであっても、ふくらはぎがブーツについてない状態(=足首が曲がっており、足の付け根の前の方に力がたまっている状態)であれば後傾ではない」とのこと。これはあとで「わざと後傾にして(腿が寝た状態で)滑る」と言うのをやりましたが、まったくそのとおりでしたね。」  重心の位置はだいぶましになってきて(といってもそれでも前過ぎるときが多いですが)、やはり左足がうまく乗れていないようです。右足はきちんと弧が描けるのですが、左足は爪先に乗りすぎてしまうので、スキーがテールから一気にくるんと回っているようです。あと左足荷重のときは上体のかぶりも気になると言われました。左足に荷重する前の外足、つまり右足が内足になっても意識するようにとのことでした。左足が苦手な意識があるので、強引に回してしまうみたいですね。

 12時に上がって、帰りました。午前中は視界が悪かったのに、午後はめちゃめちゃ天気が良かった。なのに滑れないのはすごい残念でした。でも帰りがあるからね。ちなみに帰りは途中で1時間半仮眠して、さらに給油と食事で30分かかったので、全部で8時間くらい。

 とても疲れたけど、参考になったぞ。中田デモ、沢田さん、ありがとうございました。

 

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