カナダ旅行記
カナダに行って来ました。
1月29日(日)
実は生まれて初めて海外に行くんです。パスポートも持ったし、いろいろ情報も集めて、準備もOK。あとは足りないものを少々買いに行くだけと思って外に出たら、道路が真っ白!こらー!どうしてこんな時に雪が降るんだー!!とただでさえはじめての海外なのでナーバスになっているになっております。で、予定よりも早く、昼前に成田に向けて出発したのですが、朝は凍っていた道路も溶けており、しかもクルマが少なかったので、フライトの5時間も前に着いてしまいました。今回一緒に行く「覆面デモS氏」は、「だから(普通に出ても)大丈夫っいったじゃん」と怒っております。
しょうがないので食事してから成田空港に行きました。まだフライトまで3時間以上あります。とりあえず荷物を預けて、買い物をして(腕時計と本を買った)、出国手続き。初めての私はかなり仰々しいものを想像していたのですが、なーんだ。カードに記入して出すだけじゃん。ということで無事完了。
飛行機はほぼ定刻どおり(17時55分)に出発。機内食を食べたのが8時ごろで、ここでカナダの時間になおすことにしました。そうすると夜中の3時半!こりゃあ寝なくちゃということで、早速寝ましたが、さすがに慣れないからか1時間強くらいしか寝られなかった。
で、バンクーバーに降りて入国手続をして(なんだかよくわからなかった)、しばらくバンクーバー観光をしました。ちなみにバンクーバーの第一印象は「アメ車ばっかり。」あのなあ、もうちょっと気の利いたこと言えんのかよ。せっかく苦労してカナダから更新してるんだから。と思いましたが、日本とは全く違う町並みと、右側通行の道路の流れは、私にはとても新鮮でした。
バンクーバーでは蒸気の出る時計を見に行ったり、ちょっと買い物して食事をしてから14時に出発。さすがにこのころは疲れがピークで、バスに乗ったらすぐに寝てしまいました。ウィスラーとの中間地点で休憩しましたが、このころから雨が降り始め、着く手前で雪に変わりましたそういえばヨーロッパ同様カナダも雪不足で、全面オープンしてるのはウィスラーくらいだそうです。ウィスラーでも下の方はアイスバーンだとのこと。バスは定刻について、そのあと1時間くらいツアーの説明をしてもらって、宿へ行きました。
今回はコンドミニアムなのですが、これがまた豪華!3人で泊まりますが、一人一部屋!!普通に泊まれば5,6人は行けますね。年末の押し入れは何だったんだというくらいの豪華さです。それを確認してから、朝食とアルコールの買い出しをして、夕食をしてから風呂。いやー、とても疲れた。ホントはバンクーバーの写真やら部屋に写真やらお見せしたいのですが、通信費が高いし、今日はもう遅いので、また明日。明日はブラックコムに行きますが、いい写真が撮れたらアップします。雪が降るらしいので、見晴らしがどうかですが・・・・・。
1月30日(月)
いよいよ第一日。張り切って・・・・・のはずでしたが、なんと1時間半も寝坊しました。おかげでゴンドラに乗ったのは9時40分くらい。そのあと軽く準備体操をして滑りましたが、とりあえず広いです。ただ林間コースが多いので、幅は日本と同じくらいですね。昨日雪が降ったので、今日はパウダーがたくさんありました。ただスタートが遅かったので、いいところはほとんどなくなっていて、だれもいない上級者コースなら残ってますが、そこはホントに「今シーズン1回も圧雪してません」というところだったので、パウダーのしたは推定高さ1メートルくらいのコブでした。なのでかなり疲れます。
疲れると言えば、今日はあまり体調がよくないようです。すぐに息が切れて、吐き気がするようになってきました。ちょっとつらいので、宿で静養すればOKでしょう。
というわけで、このへんで、おやすみなさい。
1月31日(火)
今日はウィスラーに行きました。ファストトラックというのがあって、いつもより早くゴンドラで上って朝食を食べ、その後朝イチの新雪を楽しむというものです。これに午前中のガイドもつけて、行くことにしました。とても楽しみなのですが、そのかわり朝が早いんですね。7時10分にはゴンドラに乗るので、起きたのは5時30分でした。起きてみると麓のウィスラービレッジにも、5センチくらい雪が積もっています。ちなみにここはたくさん積もっても道路の雪は翌朝にすべて除雪した上に砂をまいてとかすので、夜にどれだけ降ったかはすぐわかります。これはなかなか期待出来そう。
7時10分にゴンドラで上って、朝食のあと、8時30分から滑り始めました。朝早かったですが、昨日はその分早く寝たので、体調は大丈夫だろうと思っていたのですが、やはり滑り終わると息が切れるようです。最初の2時間くらいはかなりきつかったです。ただ、私たちのガイドのグループはガイドさん含め全部で8人いて、ゆっくりな人も結構いたので、なるべく早く着いてその分多く休んでました。
そうこうしている内に下の方まで来ましたが、そうするとだんだん滑るのが楽になってきました。どうやら私は高いところはダメらしいです。あとで聞いてみるときついなと思ったのはゴンドラの降り場より上のところなのですが、そこで標高1,800mとのこと。おかしいなあ、標高1,800mくらいのところだったら日本にでもいくらでもあるし、滑ったこともたくさんあるぞ。と覆面デモS氏改めパウダーS氏 にも言われましたが、確かにそうだがそれでもダメなのはやはり滑走距離の長さでしょう。高いところも低いところも同じように疲れますが、高いところだと空気がすくない分疲れがとれないので息がおさまらないようです。まあ原因が分かれば、あとは何とかなるか。
山の方は新雪が10センチくらい積もっていて、しかもとても軽かった。少ないところでブーツが隠れるくらい、多いところでは膝下くらいまでありました。こっちでは雪が結晶のまま降ってますから(結晶が崩れるにつれ雪が重くなる)、とてもサラサラです。あまりにさらさらで雪が固まらないので、この雪では雪合戦はできません。とても気持ちよく滑ることができました。
昼食は朝食と同じレストランで食べました。正直なところあまり食事の味については期待してなかったのですが、今日食べたチーズバーガーはおいしかったです。まあなかには、ハズレもありますが。値段はいわゆるゲレ食にくらべると、かなり安いです。というのも一品の量が多いから。ランチセットのようなものはないので、一品ずつ頼みましたが、それでもチーズバーガーとスープと飲み物で、11ドル(880円)くらい。しかし現地の人はもっと食べてましたが、驚いたのはジュースのコップがでかいこと。あとで聞いたら「マウンテンサイズ」というらしいのですが、日本で言うLサイズの遙か上を行くものがありまして、まあ750mlは入るなと。こんなの飲むやついるのかと思ったら、カナダの人はみんな飲んでた。うっそー。
午後は「俺はピステン(圧雪)のかかったのは嫌いだ」と豪語するパウダーS氏のお供でした。大変でした。彼はニセコのときよりもかなりパワーアップしておりまして、とてもじゃないが手がつけられません。私は最後半分泣きながらついていきました。いったい彼はどんな体力してるんでしょうか。ツリーランをしようということで行ってみましたが、どうやら間違えたらしく、木の幅が1メートルしかない上に、斜度が50度もあるところに出てしまいました。困った。しょうがないので、板を脱いでおりました。こんなのは小学生の時以来です。それでも斜度があって滑り落ちそうなので、板を下に放り投げて(雪が深いので刺さる)、そこまで歩いてを繰り返しました。おかげでかなり汗をかいてしまった。そんなわけであがる頃には、もう足がパンパンでした。
まあなんとか滑れそうなので、明日もがんばろう。
1月31日(火)
今日もウィスラーに行きました。雪は降っていないので、新雪はあまり期待できないですが、頂上(昨日は視界が悪かったので行かなかった)まで行って、あとはガイドさんに教えてもらったツリーランでもしようかと。ゴンドラで上ったのが9時10分くらい。とりあえず頂上へのリフトを使って行きましたが、視界は昨日と変わってないみたい。とりあえず足慣らしで、いきなり上級者コースへは行かず、中級者向けコースに行きました。パウダーS氏も、さすがに1本目は普通の斜面でしょうがないかという感じでしたが、私をあっという間において去っていきました。
なんとか追いついて(大丈夫かこの先)、再び頂上へ行きました。今度はツリーを探して、行ってみましたが、なかなか大変でした。というのも雪が降ってないので中はコブになっていて、それにやはり長い板(今回持ってきたのは183cmのGS用)ではちょっとつらい。
ここで1回休憩しました。休憩のはずだったのですが、おなかがすいてきたので食事にしようということになり、ゴンドラ降り場のレストランで休憩しました。
約1時間休憩して、またまた頂上へ。今度はウィスラーボウルというコースを滑りました。「ボウル」というのは、コースがすり鉢状になっているところで、ウィスラーには他にもいくつかあります。ここもやはりすり鉢状になっていて、森林限界を超えているので両側が岩で囲まれており、最初が急斜面ですが徐々に斜度が緩くなっています。昨日に比べるとちょっと雪が重くなっていましたが、とてもおもしろいコースでした。個人的には今回一番気に入ったところです。
頂上のリフトは、岩の上にかかっている(どうやって建てたんだ??)のですが、地面までの距離がかなり離れているところが1カ所あります。今日乗っていたら、なんとここでリフトが止まってしまいました。これは焦った。私は高所恐怖症なので・・・・・。
あとは横に移動しながらもう1つの頂上(山に向かって左側)をめざし、最後は一番端のコースを降りてきました。このときの景色がよかったので、のせときましょう(あとの写真は帰ってからにします。通信費が高いので)。
夕食は寿司を食べに行きました。その名も「寿司屋」(そのまんま)。ウィスラービレッジの外れにあるせいか、観光客、とりわけ日本人は少なく、地元の人と思われる客が多かったです。インディカ米を使っている他は日本と同じで、かなりおいしかったです。値段もかなり安かったし、オリジナルの巻物もなかなかです。私はみそ汁が食べたかったので、注文しました。久しぶりだったので、とてもうれしかったです。
あしたはいよいよ最終日。早いなあ。
2月1日(木)
明日は帰るだけなので、今日が実質最後の日です。とりあえずブラックコムに行くことにしました。8時30分にゴンドラに乗って、リフトとTバーを乗り継いで頂上まで行きました。そのあと板を担いで少し登ると、山の裏側に行くことができます。写真をとりながら降りたのですが、天気が良かったのはこのときだけで、そのうち上からガスが降りてきてしまいました。最初に行っておいて良かったですね。
そのあと休憩して、7th ヘヴンに行きました。頂上はとても視界が悪く、寒かった(マイナス6度くらいで、今回いた中では一番寒かった)のですが、少し降りると曇ってはいますが、視界も良く風邪もあまりなかったです。それとここは他の所に比べて雪が軽かったので、少し残っていた新雪を楽しむことができました。
そのまま麓まで降りて、ウィスラーのゴンドラに乗りました。そこで昼食をとって、頂上から滑りましたが、今回はこちらも視界が悪く、ちょっと寒かったです。
そのあとは、ブラックコムよりの頂上にいって、ハーモニーリッジというコースに行きました。尾根沿いのコースで、昨日は天気が良くいい景色だったので期待していったのですが、今日は視界が悪かったです。広いのでパウダーが結構あったのですが、どこがどうなっているのかわからず、あまり滑れませんでした。そのあとは麓におりましたが、滞在中ずっとそうでしたが、下の方は雪がぐしゃぐしゃで、まるで春スキーのよう。大まかに言うと、頂上から20%くらいがふかふかのパウダー、その下40%はさらさらですが少しかたいパウダー。その下30%はかたいバーンで、一番下は4月か5月の雪といった感じでした。でも一番上は日本には絶対ない雪で、これだけでも来たかいがあります。
明日は朝早いので、帰ってから荷物をまとめて、早めに寝ました。
2月2・3日(金・土)
さて、帰りますか。ということで、バンクーバーへ行くバスに乗るんですが、発車が何と5時50分!!なので5時起き。5時30分に部屋を出て、チェックアウトしようと思ったら、なんとフロントに誰もいない!おーい!困っちゃいましたが、別のホテルに来いと書いてあっても、そこに行ったら集合に間に合わないので、結局JTBの人と相談した結果、あとでやってもらうことにして、支払い(電話代の精算)はチェックイン時に提出した私のカードで払うことになりました。それは大丈夫なんだけど、貴重品(パスポートとか)を預けてあったをたまたま昨晩に引き取ったのですが、もし引き取っていなかったら帰れなかったかも・・・・・。なんとかバスは定刻通り出発。途中バンクーバーの市内にはいるジャンクションで渋滞してましたが、なんとバス専用の入り口があって、そこを通ったのであまり影響を受けないで済みました。8時45分に空港に着きました。そのあとチェックインをして、免税店で買い物をして、いよいよ飛行機へ。さすがに疲れたので、食事のあと2時間ほど爆睡しました。その後は起きて、快適な空の旅。行きは結構疲れたけど、帰りはそうでもなかったです。まあ慣れたのもあるけど。とはいえ時間が有り余っているので、ここでこれを書いてます。
予定どおり成田について、S氏のスーパーレガシーで埼玉に帰りました。
いろいろ新鮮な体験もできたし、ゲレンデは広いし、もうちょっと体力と技術があればもっと楽しめたと思いますが、とても楽しかったです。