写真をクリックして頂くと拡大します
若干時間がかかるかもしれません。

平成11年11月28日
名鉄広見線善師野駅〜東海自然歩道〜寂光院〜鵜沼〜名鉄美濃町線下芥見 25.1km

今日は久しぶりに遠出をして東海自然歩道を歩いてきた。途中までは初めてのコースで
ある。
犬山市のはずれに寂光院というもみじの名所があるので、そこで写真を撮るのを
兼てのウオーキングであった。
朝7時に家を出て、名鉄新名古屋発8時2分の御岳行きの急行で犬山から二つ目の
善師野駅に8時40分に着く。
無人駅で乗降客は私一人のみ。
天気は曇っていて、雨の降りそうな空である。
しばらく歩いて東海自然歩道に合流する。民家の中を通り抜け、熊野神社の前で
紅葉が綺麗だったので、写真を撮る。

階段から見上げるようにして写真を
撮る。



駅から2km余り歩いた所に大洞池という大きめの
池があった。
水面の紅葉を見て写真を撮る。

このあたりからちょくちょくハイカーに会う。


すこし行くと東海自然歩道北回りコース(恵那コース)との合流点があった。
愛知県東南部の寧比曾岳で明智方面と足助方面に別れた東海自然歩道が
ここで再び合流している所である。
といって特にそれらしいものがあるわけではない。休憩所があるだけである。

この辺からずーとのぼりになっていてかなりアップダウンがある。
途中であった人に話かける。寂光院の近くの駐車所まで車できて
もう少し先の林道までいって北の方へ回って帰るということである。
続いてあった女性の3人連れも同じようなことだった。

次にあった年配の男性は、この少し先の鳩吹山まで行って往復してくるとの
ことで、片道3時間のコースということだった。


継鹿尾山
こういうアップダウンが続く。
正面の山の真中に道が見える。
階段道が多い。

正直いって以外なほど沢山のハイカーに
出会った。
今にも雨が降りそうな天気である。


継鹿尾山山頂の展望所より
木曽川、モンキーパークが一望。

10人ほどのハイカーがいた。
丁度雨が降ってきて、雨宿りという
感じもある。


今日の天気予報で雨の可能性もあると思って登山用の傘を持ってきたので、
小雨の中歩き出す。
下からどんどん人が上がってくる。ほとんどが中高年の夫婦連れという感じ。
雨はパラパラという感じで、傘がなくても歩けるくらいである。


尾根道でこういう石を積み上げた地蔵さんらしきものを
いくつか見た。
なにかの信仰があるのだろうと思うが、よく分からない。

道は階段道や岩場の道で歩きにくい。
気をつけて歩かないと危険である。
ステッキを持ってこなかったが、ステッキの欲しいところ
である。


寂光院に着いた。もみじ寺と書かれているあって、一面の紅葉である。みごとなものである。
人でもすごい。
お参りのご老人、ハイカー、カメラマンなどなどすごい人だ。
カメラを持った人多し。三脚を構えている人も多い。
人影を外して写真を撮るため、じっと待っている人もいる。
ハイカーや団体の観光客は全くそんなことにお構いなしというところである。


私もここで十数枚写真を撮ったが
ましなものなし。
紅葉をどう撮るか、よく分からないままに
来たので仕方がない。

すこし離れたところで望遠レンズを
セットして三脚を構えている人に
話かける。
タバコをふかしながら、なにかを
待っている様子。

太陽が隠れているので、出てきて
光が変わるのを待っているとのこと。


ファインダーを覗かせてもらったが、緑の葉に焦点を当て、紅葉の赤いのを背景にぼかした
構図だった。今の光の状態では不満なので、じっと待っているとのこと。
これぐらいのねばりというか、根気がなければいい写真は撮れないということであろう。
愛知県の北部での紅葉の名所で、写真に興味のある人なら、誰でも知っている所という
ことなので、今日当たり、カメラマンが押し寄せるのは当然だが、天気がどうかという感じが
した。
立派な休憩所もあったが、私は次へ急いだ。

東海自然歩道と別れて、近道をする。
そのまま、木曽川で出る。
木曽川沿いに歩いて、犬山橋を渡る。


犬山橋より木曽川を写す。

この橋は名鉄電車、車、人間が渡る橋で
ちょっと変則的な橋である。

ここから岐阜県各務原市である。


車のよく通る道をどんどん歩く。
新鵜沼駅に着く。ここからの道は前一度歩いたことがあるので、道は分かっている。
どんどん歩いて鵜沼宿の案内板の説明をみてまた、北へ歩く。
日の出不動に着く。なにかの時は賑わうのだろうが、今日は人影がちらほら程度。
駐車場も車が2〜3台停まっている程度。
しばらく歩いて各務原公園に着く。ここも人影なし。
この公園の北側を迂回してから、東海自然歩道はいよいよ林に入っていく。
いかにも東海自然歩道らしい土の道で、林の中を行く。
こういう道を2kmくらい歩いて、寒洞池というかなり大きい池に出た。
水を抜いたのか、全く干上がっていた。
各務原カントリーというゴルフ場の柵沿いに東海自然歩道が続いている。
ときどきゴルファーの姿が見えるが、この天気では客も少ないのではないかと
思った。ゴルファーかキャデイーの声も聞こえる。


落ち葉を踏んで、黄葉の林の中を歩く。


天狗谷遺跡というところで一般の道に出た。その間の東海自然歩道では、一人にも会わなかった。
後はアスファルト道を歩くだけである。
雨がいまにもパラツキそうな中を歩く。

道沿いにいくつか池があり、それぞれ魚つりをする人を数人見かけた。
三つ池という三つの池がならんでいるところに休憩用のベンチがあり、そこで
今日はじめて休憩してお茶を飲んだ。1時20分。雨が降りそうで、寒いので、こんな所で
食事をする気にもならず、すぐまた歩き出す。雨が降り出したので、また傘を差して歩く。
そこから10分ほどで、須衛という交差点に着いた。
しばらく歩いてまた、山道に入る。といっても土の道ではなく、アスファルトの峠道である。
老洞峠という峠で道はかなり登りになる。
峠を降りた所は岐阜市でクリーンセンターという名前のついた大きいゴミの焼却場である。
大きい近代的な建物である。一見した所ではごみ焼却場とはわからない。

後どんどん西へ歩いて、下芥見駅に向かう。
駅に近づいたところでコンビにに寄って、ヨーグルトを買う。
名鉄美濃町線下芥見駅着、2時30分、25.1km、5時間50分。

ここから美濃町線という単線の昔の市電のような路面電車に乗った。
これで名鉄の新岐阜駅へ出て、名鉄本線、名古屋市地下鉄を乗り継いで、
4時40分に帰宅。

以上