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若干時間がかかるかもしれません。

平成11年11月14日

自宅〜赤津万徳寺 赤津バス車庫〜東海自然歩道〜猿投山山頂〜東の宮〜猿投山山頂〜
海上の森〜自宅

今日は私のホームコースともいうべき猿投山へ行ってきました。
当初の予定では車でなるべく早く行って早く帰ってきたいと思っていた。
朝、用意をして車を置いてある駐車場(車は普段は乗らないので、少し遠い所、家から
500m位か)まで行って、エンジンをかけようとすると、ウンともスンともいわない。
3週間乗っていないので、バッテリが上がったらしい。
そこで予定を変更してバスで行くことにした。雲興寺の約1km手前の赤津車庫まで行く
バスの乗り場まで行ったら、バスは5分くらい前に出たところ。
仕方がないから、雲興寺まで歩こうと歩き出す。
バス停で二つ行った赤津万徳寺でバスの時刻表を見ると15分ほどで次のバスが来るので
その乗ることにした。
赤津車庫に8時35分着。帰りのバスの発車時間をICレコーダに吹き込んでおいて歩き出す。
10分ほどで雲興寺に着いた。
駐車場には十数台車が停まっていた。こんな早くに参拝客もいないだろうに、東海自然歩道の
ハイカーかサイクリングの人ではないかと思う。

ここから東海自然歩道を歩く。
全く人影なし。

十数分歩いて山道に入っていく。

今日は、風もなく、絶好のハイキング日和だ。
暑くもなく、寒くも無い。
歩き出して20分くらいして、汗が出てきたので、上の長袖のシャツを脱ぐ。
結局、後はずーと半袖のTシャツ一枚で過ごした。

そろそろ紅葉のシーズンで、所によっては遅いかもしれないが、私はこの辺りは
何十回も来ているが紅葉を意識したことがない。
この辺りは紅葉にならないと思っていた。
今年の秋は、今春からデジカメで写真を撮るので、そういう意識で見るようになった
せいか、結構、山は色づいている。確実に秋は深まりつつある。
デジカメをやってなければ、気が付かなかっただろう。
そういう意味でもデジカメを始めてよかったと思う。
そうでなければ、今日家へ帰って山の紅葉はどうだったと聞かれても
「いや、あの辺は全く紅葉はないとこやで」という答えで終わってしまうだろう。


一頻り登ってだらだら下りだした所で、座り込んで写真は撮っていると後から
来た人がいた。挨拶をして「雲興寺からですか」と聞くと「ええ」とか言って
急いでいる様子で通り過ぎていく。ハイカーにしては愛想の悪い人だ。
そんなに急いでどこまで行くというのだ。馬鹿ではないかと思った。

トイレにある休憩所まで来て、例によって本線と別れて近道へ入る。

途中の道で写真を思いつくままに撮る。
今日は、紅葉(黄葉)とライティングという観点から写真を撮るようにした。
日に当たっている紅葉(黄葉)ということである。
あるいは木漏れ日に当たっている葉を探しつつ歩く。


道端で見た花の実を撮る




紅い紅葉はこの辺りは確かに
少ないように思う。
時期が早いのか、そういう種類の木が
少ないのか、私にはわからない。

目に付いた紅葉を撮る。




黄色い紅葉を撮る






本線に合流してしばらく歩いて、写真を撮っていると後から追い抜いて行った人がいる。
やはり、雲興寺から近道を通って上がってきた人である。
見ると、スキーのような二本のストックを使って歩いているので、かねてから二本ストックのことを
知りたかったから、「二本のストックは便利ですか」と聞いてみた。
「私も今日でまだ2回目だけど、確かに調子がいい。4本足で歩いている感じで歩きやすい。
私もこの程度の山でなんでこんなもの使うのかと思っていたが、使ってみると意外と使える。
やはり道具は道具だわ。特に下りは膝にいいようだわ」ということであった。
因みに値段は2本セットで1万3千くらいだったとのこと。
別に高いものでもない。
こんど妻に勧めてみようかと思った。


立ち止まって喋っていると、先ほど私を追い越して行った男性がきた。
本道を歩いてきたとみえる。


落ち葉を踏んで気持ちよく歩く。


しばらく歩いていると、やや私よりも若い男性に会い、しばし雑談。
どこから来たかと聞くと、猿投神社から上がってきたとのこと。これから林道へ出て、海上の森を
通って山口から青少年公園まで歩くとのこと。これはなかなかのコースだ。20kmくらいあるでしょう。
猿投神社まではバスを利用したのか聞くと、奥さんが送ってくれたそうで、奥さんはそれから
青少年公園でバドミントンをしているそうで、ご本人はそこで一緒になるということであった。

猿投山山頂に10時30分に着く。
頂上には3組のグループあり。
休憩せずに東の宮へ向かう。

ここからはいつもたくさんの人に会うが、今日も何組かのグループに会う。
中学生くらいの5人連れに会う。
全員が2本ストックをしている。子供用かやや小さく細い。
子供でもこういうものを使うのか。

東の宮着、10時48分


東の宮では特に写真に撮るものはない
ので、あちこち見ていると、この花が
目に付いたので撮った。
つばきの花のような感じがするが不明。


西の宮まで行くつもりだったが朝のハップニングでスタートが遅くなったこともあり、今日は
ここから引き返すことにした。

猿投山山頂へ戻る途中では先ほどすれ違った人にまた、会う。
昼食を山頂でとらずに帰ってくる人も多いとみえる。猿投神社からなら昼食を山頂でとるほどの
距離でもないということであろう。


東の宮から猿投山までの稜線上で写真を撮る。あえてやや逆光でとってみた。





猿投山山頂より

今日は雲がかかっていて御岳は見えない。

頂上で初めて休憩する。

中学か高校の同級生らしきのが昼食を
取っていた。
ちゃんと挨拶をしてくれた。

ほか、家族連れ何組かあり。

どんどん登ってくるグループがある。
お茶を飲み、チョコレートを一切れ食べる。

10分ほど休憩してあとはどんどん下っていくだけ。

雲興寺へ戻ることばかり考えていたが、別に雲興寺に車を置いてあるわけでもなし、
なにも雲興寺に出て、赤津バス停まで歩いてバスに乗って帰る必要はない。
このまま、林道まで降りて、そこから海上の森を通って自宅へ帰ればいいと気が付いて
そうすることにした。
全く馬鹿みたいな話である。途中で気が付くだけましか。

林道へ出て、下り道をすたすたと歩く。
途中、ボーイスカウトらしい数十人のグループが細い道から出てくるのに会う。
篠田池からの道のようである。
こんな所にボーイの大群を連れてくる気が知れないと思うが、人のことだからどうでもいいか。

大正池の入り口まできたが、池に寄らずにそのまま、海上の部落に向かう。
池の方から、かなりの人の声が聞こえたので、たくさんの人がいたのだろう。

この辺りから、山口に出るまで、相当の(何十人)の人に会った。

海上の部落を通り抜けて、わき目もせずどんどん歩く。

私は海上の森は嫌いです。
ある新聞に「ここへ来たある外人は海上の森を森というからおかしい、
ここはどこにでもある単なる里山だ、なんで大騒ぎするのかといった」と
出ていました。まったくそのとおりだと思います。
どこにでもある里山をなんでわざわざ沢山の人が見に来るのか、トイレもなければ(入口に
簡易トイレが一つある)、弁当を広げるような座る場所もない。案内標識もない所です。
こんな所をちょっと歩いただけで、自然に接したとか自然はいいとか、自然は守らなければ
ならないとか、簡単にかんがえて欲しくはない気がする。

私は海上の森へは行きたくないが通らないと自宅へ帰れない、あるいは逆に東海自然歩道へ
行きたいので通るだけです。

海上の森入口を通り過ぎた所で、元産廃業者か解体屋があったところで空き地となっている
所では観光バスまで停まっていた。これには驚いた。観光バスで観光にくる場所になったか。


道幅がここで少し広くなっているので、何十台か車が道端に停まっていた。
しかも「警備」とか書いた腕章をまいて、車の停め方の指示をしている人がいた。
お金をとっているわけでもなさそうだが、地元の人なのか、いったいなにをやっているんだという
気がした。

しばらく歩いて大きい道に出た所で、「直販」とか書いた赤いのぼりを立てて、地元の女性が
野菜類を売っていた。またそれを買っているハイカーがいる。
スーパーで買うより少しくらい安いかもしれないが、わざわざ野菜を買ってリュックを重くせんでも
よさそうなものだと思った。

そんなことを感じながら、1時45分帰宅、5時間10分、23.8km

以上