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平成11年9月26日
雲興寺〜東海自然歩道〜猿投山〜猿投神社東の宮往復 13.8km

今日は、妻が昨日から所用で外出していることもあり、今日は近場を歩くことにした。
いつもの猿投山である。

朝少し遅くなり、9時前に家を出て、雲興寺に着く。
いつものように車に自転車を積んだサイクリングの若者グループいる。
私のすぐ前に着いた車から、私より少し年配の夫婦が降りてこられた。
カメラをセットした三脚と持っている。この寺の写真を撮りに来られたようである。
東海自然歩道を歩くという風ではなかった。

9時15分歩き出す。
台風一過ともでもいうのか、さわやかな風である。快晴ではないが、これぐらいの方が
歩きやすいし、写真も撮りやすいように思う。

この前の時にかなり雨が降ったせいか、川の水も大分多いようである。

カメラも持ってきたが、同じコースを歩いていると写真を撮る場所が限られるので、
適当な写真が撮れるかどうか、自信がない。
カメラに親しんだ人は、それなりに観察眼があるので、毎日同じところを
通っても、毎日違う題材を見つけられるのだと思うが、私ではそうはいかない。

しばらく国道と平行した小道を歩き、やがて山に入っていく。
全く人影なし。

東海自然歩道は所々で損壊していたり、案内板が風雨に晒されて落ちていたり
している所もあるが、全体としてよく整備されていると思う。
この東海自然歩道が出来たのが20年前か30年前かよく知らないが、そのため道を造り
道を整備し、案内標識を作るために相当のお金が掛かったと思う。
そうとうの国の予算を使ったと思う。日本の高度成長の遺産であろう。
また、更に重要なのはこれを維持するために、それなりに予算が使われていると
思われることである。
東海自然歩道を歩いていて、道のチェック、清掃を自分の受け持ち区間でやっている
人にも会ったことがあるが、多分僅かにしても謝金が出ているのであろう。
半分ボランティアーの人の奉仕で道が保全されている面も勿論あるが、そのため
国なり地方公共団体の予算が出ているの事実であろう。

今日のコースでも何箇所かで道が崩れている所には黄色いロープを張って
立ち入らないようになっていた。

山に入って、石と岩のごつごつした道を
歩く。しばらく平坦な地道を歩き、やがて
谷川に出て、谷川の横を歩く。



この道が終わった所からいよいよ、登り道である。土の登りを過ぎると階段道や
岩、石の登り道になる。


曇りでさわやかではあるが、登り道では
汗をかく。
歩き出して40分ほどして雲興寺からの登りの一つのピークに着いた

ここからは、だらだらと下りになる。
10分ほど歩いて下りきった所が
海上の森の方から来ている林道に
突き当たる。

ここからの下りは逆に帰り道では最後の
登りとなって、ちょっとしんどい所である。

林道になった所に休憩所になっており、トイレもある。
東海自然歩道はここから右へ行くが、いつものように左の林道へ入って近道をとる。

ここらあたりまで一人も会わず。
20分ほど歩いて、東海自然歩道に合流。
稜線の道は、爽やかな風が吹いており、気持ちがよい。


稜線上の道を歩く。
勿論、こんな道ばかりではない。
稜線が1キロ弱あるので、日本の山でそんなに長い
フラットな道があるわけ無いので、この稜線も
数えられないほどのアップダウンがある。
いくつかのコブを越えて、登ったり降りたりする道が
続く。


稜線上の休憩所があり。年配の男性が二人休憩していた。偶然一緒になった人のようで、
雲興寺から上がってきて、ここで落ち着いてしまって喋っているとのことであった。
お先にと言って、歩き出す。


10時55分、歩き出して1時間40分で猿投山山頂着。
4人の人が休憩していた。
二人の女性連れ。一人の中年男性はアマチュア無線の無線機のようなものを
ベンチに置いていた。ここから交信を試みているのかもしれない。
もう一人の男性(私よりすこし年配)はカメラを持っておられたので、カメラを覗く。
キャノンのEOSだったので、EOSの何ですかと聞くと、「大分前のものですよ」とかで
EOSの1000とか言われたように思ったがよく聞こえなかった。

私は猿投山山頂では立ち止まらず、そのまま、東の宮目指して、すぐ歩き出す。
それから東の宮に着くまでの間、数十人のハイカーに会う。猿投神社より
上がってきた人たちである。小さい子供いたが、大半は中高年の男女連れや
グループである。「今日は」と一人一人に挨拶する。それが自然であり、なんの抵抗も
ない。挨拶しないとかえって不気味である。


11時5分、東の宮着、広場があるので、いい休憩所になっている。


猿投神社東の宮
正確な高度は知らないが、猿投山山頂(629
メートル)とそう違わないと思うので、
610メートル前後か、こんな所に分社が
あるが、ここに分社を建てるというのも
大変な労力、財力ということであろう。

お茶を飲み、チョコレートを食べ、10分ほど
休憩。




今日はここから引き返すことにする。

猿投山山頂に再び、11時28分着。
先ほどとは大違いで、沢山の人が休憩、昼食を取っていた。
東の宮への途中ですれ違ったグループがここで休憩しているということである。


猿投山山頂

露出を変えて写真を撮ったが、
何もしないのが、オートのままのが
一番いいようである。

デジカメはよくできているということか。

山頂に人が多いので、写真を写すため、人が写らないようしばらく待って、写真を3枚ほど撮って
から、すぐまた歩き出す。

また、アップダウンの稜線を歩く。
稜線上の休憩所で、行くときあった二人の内の一人が食事をしておられた。
あれから山頂前歩いて、引き返してきて、ここで昼食というわけである。
カップラーメンの容器が見えたので、ラーメンを作っておられたと見える。
そのためにお湯を持ってくるか、コンロを持ってくるということだが、それも
一つの楽しみであろう。


東海自然歩道の本線と分かれて、近道を
した尾根道で見つけたきのこ。
大きくて直径15センチはあった大きいもの。


行きの雲興寺〜猿投山は1時間40分だったので、帰りは1時間半で歩くつもりですこし急ぎ足で
歩く。
そうすれば丁度午後1時には雲興寺に着くので、いい時間となる。

12時ちょっと過ぎに東海自然歩道本線に合流。休憩所で休憩している人あり。
猿投山まで行ってきたとのこと。

そこから最後の登りをゆっくり歩く。

途中見晴らしのいい所に休憩用のベンチがあり、若いカップルが食事をしていた。
マウンテンバイクがあり、サイクリングの連中である。
時計を持ってこなかったとかで、今何時ですかと時間を聞かれた。
名古屋から海上の森を通ってここまできたとかで、たしかこの辺から降りていった
ところにモトクロスに適したところがあったと思う。
濃いサングラスをしている方が、喋らなければ分からなかったが、女性のようである。
雲興寺にもサイクリングのグループがいたよと言うと、そのグループはそこから
恵那の方まで走っていくとか言ってました。そういえば前土岐市の方まで歩いた時
沢山サイクリングのグループに会ったことがあった。

さて、登りつめた所からは、下るばかりだが、結構、階段道とか岩の道とか、きつい下りである。

最後の階段道を降りると、谷川沿いの道を歩く。


雲興寺山門前


雲興寺に12時55分着、3時間40分、13.8km

雲興寺には5〜6人のハイカーらしきグループあり。
どこから来たかと聞くと京都から来たという。東海自然歩道を順番に歩いているそうで、
今日は白岩から歩いてきたそうで、車2台できて1台は白岩に置いてきて、1台はここまで
持ってきてあるということであった。ここからその車に乗って白岩まで戻って車に分乗して
京都へ帰るとのこと。いくいくは東京まで行きたいという話であった。
この辺に売店がありませんかとのことで、境内に自動販売機があるというと
ビールが欲しいということで、お寺ではビールは売ってませんので、コンビにはこの辺りには
ありませんといいました。

1時20分には帰宅した。

以上