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若干時間がかかるかもしれません。
平成11年8月15日
自宅〜物見山〜海上・大正池〜自宅(16.7km)
昨日は関東地方では大変な雨だったようだが、そのせいか、朝起きると
雨が、それもかなり激しく降っていた。
夏休みの最終日のウオーキングは駄目かと諦めかけたら、遅い朝食を済ますと
雨は上がったようである。出かけることにした。
9時5分過ぎ家を出た。
コースは一昨日のコースである。あれから自宅で瀬戸市の一万分の一の地図を
見てみると、物見山から林道へ戻らないでも尾根沿いに猿投山の途中の赤猿峠へ
出られるのではないかと思われるので、その道を行くことにした。
確かに地図上の小道は途中で切れているが、この辺の低い山では尾根上に道が
ある場合が多いのではないかという希望的観測に基づきにとにかく行ってみることに
した。
出かける時、雨が一応止んでいたが、登山用の携帯用折り畳み傘を持ってでた。
歩き出して15分くらいして、雨が降り出し、それもどしゃぶりになってきた。
大きい傘を持ってくればよかったと思ったが、もう遅い。
背中のリュックやズボンが濡れるがしかたがない。
歩いていると海上の森入口手前で、犬を散歩させている男性と会う。
「どこまで行く」と聞くので、「物見山から猿投山へ登る」というと、空を見上げて
よく聞こえなかったが「えらい天気やで」とか言っていた。
物見山は一昨日行っているので、地図は見ないでも大丈夫と安易に
考えて歩いていたが、この前は人について歩いただけ、喋りながら
歩いていたので、はっきり覚えていない。
ある道の分岐でどちらへ行くのか迷う。一方は入口に通行止めのロープが張ってある。
そちらが本線のような気もするが、まさかロープの張ってある道がなあと思って
もう一方の道を行くことにした。
何分くらい歩いたか記憶にないが、どうもおかしい、こんなに道の真中に草がなかったと
思って、やはりあちらの道かと思い直して戻る。
ロープの張ってあるほうの道を登っていく。こちらが正解だった。
この辺は全く案内や標識がないので、初めてだと迷う所である。
覚えのある物見山への登り口に着いた。この登り口も相当注意しないと小さな字の
案内は見落としてしまう。
そこから細い道を30メートルくらい上がると頂上である。
地図によれば頂上の少し手前に猿投山方面へ尾根伝いに行く小道があるはずだと
注意しながら登る。
それらしき小道があるが、いかにも人が通っていないらしく、草ぼうぼうの道である。
この道かと思いつつ、先に頂上へ行ってみようということで物見山山頂へ着く。
物見山頂上
312米という標識があるが、地図では
327米となっている。
雨で視界は非常に悪い。
さて、問題はここからである。
この道をいくしかないかと思って、草ぼうぼうの小道を尾根伝いに行く。
雨が降る中、傘で蜘蛛の巣を払いながら進む。
ほとんど人が歩くことがないのか、草が深いので、雨で草が濡れているので
ズボンがすぐぐじゃぐじゃになったが仕方がない。
地図と見ながら慎重に30分近く歩いたが、地図で道が切れているこぶらしき所からは
やはり道がない。
猿投山の方へいける道があるということは何人かの人に聞いているのであるはずだが
地図は雨に濡れてぼろぼろになってくるし、これ以上行くのを断念した。
瀬戸市の地図はせこいというのか当然というのか、瀬戸市の外のことは記載されていない。
しかもこの辺の尾根が瀬戸市と豊田市の境であるので、豊田市側の情報が入っていれば
もう少し違うやりかたもあるだろうと思った。一度沢へ(豊田側の)降りてまた尾根に登る
のかもしれない。
さて、ここからどうするかだが、今更無理やり進んできた道を戻る気もせず、とにかく
北へすすめばいやでも林道に出るのは分かっていたので、北へ向かって沢を降りること
にした。
これからがひどいめにあった。
沢を降りていくと、小さな川にでたので、川伝いに下りて行くと道に出るだろうと
安易に考えて進んでいったが、道がない。藪をかき分け進んでいったら、堰堤に出た。
思い切って堰堤で反対側に渡ったら、小さな道らしい。よかったと思って、自分の背丈くらい
ある草をかき分けすすんで行ったが、どうにもならない。それ以上進めない状態のなった。
こまったなあと思いつつ、すこし山の方へ上がってみようと思って、林の中を進んで
行くと、林道らしきものが見えた。やれやれ助かったと思って、最後の藪こぎを
して林道へ出る。
わからないときは、馬鹿らしくても元の所へ戻るのが鉄則というのを思い知らされた次第。
林道に出てからどんどん歩いていると、いつもの海上の森から猿投山への道に出た。
そこから今更猿投山へ行く気にもならず、戻ることにした。
せっかくだから大正池へ寄って写真を撮っていくとか思って、大正池へ入る道へ
差し掛かった時、二人連れの男性に会う。
私が歩いてきた林道を指して、この道を行くとこんな感じの道がずーと続いているのかと聞く。
様子を聞いてみると、海上の森入口まで車できて、大正池は見たが、他に行くところが
あるのかということである。
物見山の名前は聞いていたので、どういくのか聞かれた。
元へ戻って海上の部落の所から登る道があるが、わかりにくいと説明した。
そこは見晴らしがいいのかと聞くので、大して展望が効く訳でもないし、特にわざわざ
登ることもないと言っておきた。
ハイキングとしては、この道をずーと登って行って雲興寺までが一つのコースには
なると思うが、車できている人には関係ない話でもある。
このお二人には、日ごろの私の持論を述べておいた。
海上の森をわざわざ訪ねてこられるが、あえて言えば大正池と物見山がポイントだが
どちらも只の池と小山であって、特にどうというものでもない。案内標識もなくて
わかりにくいということを言っておきました。
この二人連れはそれではということでそのままかえられたようだった。
大正池
雨で水かさが増え、水も濁っているようで今ひとつの感じ。
同じく大正池
大正池で数枚写真を撮り岐路に着く。
雨も小ぶりになってきた。
大正池から海上部落に向かう林道
静かで気分のいい所です。
海上の部落のはずれに万博反対の看板がいくつか立っています。
さらに最近できたのが下記のもの。
オオタカ騒動で万博の様子も大分変わるよう
ですが、肝心のオオタカの方はどうなったか
よく知りません。
オオタカの卵やひなはカラスに食べられて
オオタカの巣はもぬけの空とも聞きましたが。
いずれにしても、オオタカ様のお陰で
とんだ大騒動です。
小雨の中、午後1時丁度に帰宅。3時間50分、16.7km。
今日はとんだ目に会ったが、私にとっては物見山は猿投山への近道以外には全く
意味がない所と思うし、それが現状ではそれが難しいのであれば物見山へは二度と
行く気がありません。
物見山は所詮は近隣の人の健康ウオーキングの場ということではないですか。
以上のことを認識しただけでも意味があったかという感想です。
以上