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若干時間がかかります。

自宅〜物見山〜猿投山頂〜東の宮〜猿投山頂〜赤津バス停 23.0km

折角の夏休みだから、普段行けない所へ行きたいものだが、今年は直前まで予定が
はっきりしなかったこともあり、休みが決まってから、かねて途中で一泊して歩きたかった
東海自然歩道のコースの肝心の宿泊地の「いこいの村愛知」というところへ慌てて電話したが
とっくに満員で断られた。
これは足助町から寧比曽岳という1120mの山を越えて岐阜県明智町に至る40km位の
コースである。9月か10月の連休を利用して行ってみたいと思っている。

そんな訳で、変り映えのしない夏休みとなり、変り映えのしないウオーキングとなった。
特に猿投山はこの前の日曜日に行ったばかりである。

物見山というのは海上の森の一部になるのかそのはずれになるのか、よく知らないが
どちらにしても海上の森のハイキングではここと大正池がポイントとなっている所である。
私は物見山の名前はよく聞くが行ったことがないし、そこから猿投山へ尾根伝いに行けると
聞いていたので、今日行ってみることにした。

朝、8時5分に家を出る。
今日は平日ということもあるのか、時間が早いのか、海上の森入り口も車は1台しか
停まっていない。
海上の部落へ入る手前で、私の後をかなり早足で歩いてきた人がいるのを気づき、
物見山へいかれるのかと聞くと、そうだと言う。私はこれ幸いと同行させてもらうことにした。
年は私よりすこし上のように思った。リュックも持たず、軽装である。
話をしながら、坂道を登っていく。
瀬戸市の山口の住民で、ほとんど毎日ここへ来ているそうである。
どうも話し振りでは去年くらいに定年にようで、それから時間ができるようになったので、
愛知県内の東海自然歩道を全コース歩いたとのことである。
途中宿泊する場所がないので車で行って適当な場所に置いておいて往復してくることが
多かったようであるが、いろいろ話を聞かせてもらった。
東海自然歩道の三大難所と呼ばれる内の一つが、静岡県に近い鳳来町の奥にあるそうで
急な岩場を昇り降りするのがづーと続くとか。
愛知県は一応縦走したので、秋からは三重県の東海自然歩道を回るつもりだと
話しておられた。

そうこう喋っている内に物見山に着いた。9時20分。

最後の登り口が標識らしきものがないのでそうとう注意していないと間違って通り過ぎて
しまう恐れがある。

物見山頂上、312m

小高い山ではあるが、見晴らしはよくない。


物見山頂上より
三方が樹木に塞がれているので、西方面が見える
だけである。
物見山という名前からして、戦国時代かには
物見に使われたのあろうが。

猿投山の頂上からの写真もそうだが、山頂からの
写真は失敗が多い。手元が暗くなり過ぎる。
多分、私のデジカメの測光が中央重点測光に
なっているので、真中で自動露出が決まって
しまうからではないか。今日そのことに気がついた。今ごろこんなことに気が付くとは恥ずかしい
限りである。
新しいデジカメは中央部と周辺部を別々に測光するので被写体と背景に輝度差があっても
きれいに撮影できるそうである。

さて、山頂は、そこそこ広い。休憩用のベンチも三つほどあった。
そこでは、写真2枚を撮っただけで、すぐ降りかけた。
元へ戻るのではなく、反対側へ出る。ぐるーと一周する感じである。
途中で反対側から登ってきた年配の男性二人連れに会う。
「今日は早いのう」と挨拶していた。私の連れの男性の話では、毎日会うそうで、
今日はいつもより1時間くらい早いので、すれ違う場所がいつもより先の方だということだった。

海上の森からきている林道に合流した所でその男性と分かれた。
猿投山への道を教えてくれたが、私が何度も歩いている道である。
私が知りたかった、尾根沿いの道ではない。
仕方がないので、林道を猿投山登山口を目指して歩く。


登山口で休憩してお茶を飲む。山頂を目指して歩き出す。
登り道を登りだして、引いていた汗がまた、噴出す。さっき飲んだ水分がいっぺんに
汗になって蒸発した感じだ。

途中の峠で休憩中のグループに物見山の方向へ向かっているらしい小道を指差して
こっちへ行くと物見山へ行けますかと聞くと、「行けるけど、行ったことあるかね」と聞かれた。
いったことがないというと「止めといた方がええで、初めてやったらいけんやろ。道がややこしいから
地図に書いて説明でけん」ということだった。確かに2万5千の地図にも道が出ていないから
はっきりした道ではないのだろう。

猿投山山頂着、11時10分、13.8km。
山頂には数人の人が休憩していた。隣の人としばし雑談。
10分ほど休憩して東の宮へ向かう。


猿投山山頂の案内標識

山頂が瀬戸市と豊田市の分岐点である。



15分ほど歩いて東の宮に着いて休憩もせず、また引返した。


猿投山山頂と東の宮の間の尾根道にて


引き返してきた猿投山山頂には先ほどうって変わって賑やかに20人近い一団体がいたが
私はそのまま雲興寺へ向かう。

どんどん尾根道を歩き、送電線の鉄塔を通るいつもの近道をして階段道を下って行く。


山道の間にこういう立派な林道も歩く。

どんどん下って休憩所がある所で再び自然歩道の
本道に合流する。

そこからが最後のすこしきつい登りである。

そこを越えると階段状の下りになる。




沢を下っていくと谷川がある。きれいな水である。ここで顔を洗い、頭から水をかぶり一息つく。

後はゆるやかな下り道をせっせと歩き、雲興寺に着いたが中へ入らず、赤津バス停に急いだ。
うろ覚えだが、丁度いいバスがあったと思ったので、早足で歩いた。
赤津バス停着、午後1時35分(5時間20分)、23.0km。

無茶苦茶汗のかいたウオーキングだった。

以上