平成11年4月25日のウオーキング



夕べは仕事で遅くなり、午前様だったので、今朝は遅くなった。雨だと思っていたのに天気になったのは
有り難いが、寝不足気味であまり無理もしたくないので、今日のウオーキングは近場にした。
愛知環状鉄道で「中水野」まで行って、東海自然歩道を20Km位歩く気だったが、電車のタイミングが
悪く、あっさり諦めて瀬戸市内を歩くことにした。

自宅を午前10時少し前に出て、歩き出す。一応いつもの恰好である。
自宅をから国道155号線を南に向かう。

団地を出てすぐ国道側に瀬戸市営の釣り池がある。天気がいいせいか20〜30人の釣り人が
釣り糸を垂れている。


そこから1km位歩いて部落の中の細い道に入る。
いかにも田舎の道という感じである。


そこからしばらく東はむかい、そのまま行くと海上の森の入口になるが、今日は海上の森へは行く気が
ないので、道なりに北へ登り道を上がっていった。
聖霊学園の裏側を通り抜け、愛知県有林の中にできている東へ向かう。
道の両側が県有林である。
県有林ということもあって、私の済んでいる団地の周辺は緑が残っている。

しかし、ところどころで道の大がかりな工事中らしき風景を見たが、これは2005年の万博の関係の
道の拡張工事ではないかと思う。私の誤解かもしれないが。

赤津のはずれになる太子町という所に万徳寺というちょっとしたお寺がある。
太子というから聖徳太子にゆかりのあるお寺かもしれない。

そこから赤津に向かい、しばらく歩いて北に向かい、瀬戸東公園へ向かう。

この辺り、宅地の造成か土砂を採っているのか陶磁器の原料の砂を採っているのか、よく
わからないが、かなりの規模の造成工事を見かける。


しばらく歩くと、瀬戸東公園という所に着いた。
公園といっても公園らしき施設はない。むしろ森、林という感じである。
散策に丁度いい森である。適度のアップダウンがあり、いい所である。
70才位の男性一人に会ったが、他には人影がない。
ちょっと住宅街からはすこし離れてはいるが、近在の人には絶好のウオーキングコースに
なると思う。適度の起伏もあり、1時間くらいのコースでしょう。
散策用に適当にコースも設けてある。
ミニオリエンテーリングもするのか、明らかにオリエンテーリングの固定標識と思われる
ものをいくつか見かけた。
「とら」とか「さる」とか動物の名前を書いてあった。




公園を出て瀬戸市街に入った所に「窯垣の小径」というのがあったので、その案内に従って
しばらく歩いた。


その道をしばらく行くと「窯垣の小径資料館」というのがあり、立ち寄った。
陶磁器の展示とお茶の接待をしてくれる別棟の休憩所があった。
若い男性がおられた。案内をしてくれるのだと思う。この辺の工房の人がボランティアーと
してやっているのでしょう。
この小径は、瀬戸市の名物という程ではないが、一応の観光コースになっているのでは
ないかと思う。
私はこの資料館には入らず、写真だけ撮った。



資料館を出た所で、そこの窯元の主人らしき70代の男性に話しかけられた。
話の好きな人で、「ようきてちょうした」とか尾張弁でいろいろ話をしてくれた。
元禄窯窯元とか書いた看板がある。本家が元禄時代からやっているのか、
この人は分家で3代目だそうで、おじいさんが初代で今生きていたら140才だとか
話をしていました。リュックサックを背負い、カメラを持っていたので、遠方からきたと
思われたのでしょう。私は瀬戸の菱野団地の住民だが、この辺へは始めてきたというと
また、「それは、ようきてちょうした」といってました。
この辺が瀬戸で一番古い所で、土地も一番高かったそうで、今瀬戸の中心街となって
いる所は新開地とか云っていたそうです。
窯はここにあるのかと聞くと、窯は「登り窯」といって、火事とか地震の対策上、もっと
奥の山に作ってあるとか云ってました。
私の仕事は何かと聞くので会社員だというと、どこに勤めいると聞くので、会社名を
いうとよく知っていました。瀬戸のユニーにあるなとかいってました。
磁器と陶器の違いとか、とにかく話の好きな人で、私も話をどう切り上げるかと
思っている時に、近所の人らしき男性(同じ位の年輩の)が来たので、早々に
お礼を云って立ち去りました。
また、「ようきてちょうしたのう」とか云っておられました。
いかにも昔の人らしく、親切というのか、世話好きというでしょう。


再び、「窯垣の小径」をたどって、瀬戸市街へ向かう。


瀬戸の古い町並みを通り抜けて、中心街である商店街を歩く。日曜日なのに閉まっている店もあり、
人通りもあまり多くない。

昼も過ぎたので、角松屋といううどん屋のことを思いだし、すこし遠回りになるが、寄ってみた。
なんども食べ損なった「芋うどん」をやっているかなと期待をもって訪ねてみた。



「ああ、やっぱりシーズンが終わったか、残念」
ということで、今年も食べ損なった。
芋うどんとはどんなうどんか、依然として謎のままである。


瀬戸市文化センターといって瀬戸市の大きなイベントホールの前で大きな八重桜が咲いていたので、
車が来ていないタイミングを見て、車道の真ん中に出て、写真を撮った。
トップページの写真です。
毎朝、この前を通って通勤しているので、この桜の写真を撮っておきたいと思っていた。
来週ではもう散ってしまっているのではないかと思う。

さらに瀬戸南公園を通り抜けて自宅に向かう。
先週、写真を撮った桜は散ってしまったいた。

藤棚があったので、写真を撮った。




午後1時に帰宅した。
13.4km、 3時間10分でした。

以上