平成15年1月4日
JR中央線恵那駅〜旧中山道〜大井宿〜中津川宿〜中津川駅(12.4km)

今日、正月休みの一日を使って、恵那〜中津川を歩くことにした。これが済めば、去年年末の南木曾〜中津川の
ウオーキングを勘定に入れて、西の滋賀県草津〜長野県南木曾(三留野)まで済んだことになる。
それから先の中山道は交通の便とか、気候とかを考えながら、また歩くことにしたい。


8時ごろ恵那駅を出て歩きだす。
旧中山道に出て、本陣などのある旧大井宿の中心街へ向かう。

恵那市の商店街
まだ朝が早いせいもあるか、ここも人通りが少ない。


旧中山道に面した「いち川」という料理旅館
たぶん江戸時代は旅籠だったのだろう。
立派な旅館である。


大井宿はやはり枡形の道が続く。宿場の規模は、本陣1、脇本陣1、旅籠41で美濃路では最大だったそうである。


旧大井宿本陣跡(岐阜県史跡)
母屋は昭和22年の火災で焼失し、表門、塀のみが残る。

旧中山道は、ここを左へ曲がり、しばらく行って、また
右へ曲がる。

右へ曲がってしばらく行くと、明智鉄道の高架をくぐり、ゆるやかな上りになる。


上り坂にある「上宿石仏群」
昔の旧街道と、なにか因縁があるのだろう。

ここを過ぎ、中央高速道路の橋を越すと、もう市外になる。


恵那から中津川は、距離は短いが、結構上り下りのある
コースである。
坂が多いのにびっくりする。
恵那の町も坂が多い、中津川も坂が多い、その途中も坂が
多いのである。
ここもその一つである。
それぞれ名前が付いており、その標識がある。


岡瀬沢という所を通り過ぎ、茄子川という所に着く。


篠原家というこのあたりの旧家の屋敷


なんということもない田園地帯を、すたすた歩くのみである。
適当にアップダウンがあり、うっかりしていると道を間違うので、適当な緊張感を持ちながら、道を歩く。
今日は、まったく行き交う中山道ウオーカーもいない。


中津川市内の家
旧中山道に面した、ちょっと変わった家があったので
写真を撮った。


旧中山道は、JRの線路が見えるくらいまで近づくが、すぐまた離れる。その次線路に近づいたところが
中央高速道路の中津川インターである。このインターのランプウェイの工事のため、旧中山道が分断されている。
今日の私のように西から、恵那方面から来たものは、このランプウェイに沿って進めば、だいたい間違うことなく
また旧中山道にたどり着ける。しかし逆方向すなわち中津川宿の方から来たものは、注意をしないと、うまく旧中山
道につながらないのではないかと心配した。
私が分断された旧中山道にまた入ったとき、そこに旧中山道を歩く人のために注意書きが出ていた。
東の方からきた旧中山道ウオーカーは、中山道が行き止まりになったところの標識に要注意である。

道がくねくねと曲がりながら、アップダウンを繰り返しつつ、中津川の街に入った。


旧中山道に面した家々に出ている標識

中山道 中津川宿という表示とその町名が書いてある。



「恵那山」という名前の地酒の蔵元

このあたりの中山道は、道は狭いが、旧街道の雰囲気が
ある。


中津川宿の中でも、道は枡形、鍵型に曲がっている。


枡形に面した「川上屋」という有名な栗きんとんの店



川上屋を通り過ぎると、旧本陣、旧脇本陣の跡に出る。


旧脇本陣



旧本陣跡
本陣に敬意を表して、標識と案内板がある。
旧脇本陣のななめ前である。
旧本陣の建物は残っていない。



旧中山道に面した古い商家

この店の向こう側が、やはり栗きんとんで有名な「すや」という
店である。



上の写真の所を左に曲がった突き当たりが、JRの中津川駅である。
中津川駅着、11時、3時間、12.4km
大井宿から中津川宿は10kmと本に書いてあるが、駅から駅までだと意外に距離があった。
それと坂が多いせいもあるが、意外と時間が掛かった。

以上