平成14年10月19日
小樽市内古い建造物めぐり(その3)


色内大通りの交差点
かって銀行の支店が多かったところである。

この色内大通りを南へ進む。
だんだん観光客の多いところへ行くようである。


旧名取高三郎商店(明治39年)
小樽市指定歴史的建造物
小樽市の案内では、現在はナトリ小樽支店とある。
現在も営業中らしい。




旧百十三銀行小樽支店(明治41年)
小樽市指定歴史的建造物

閉店になってしばらく経つような感じである。




岩永時計店(明治29年)
小樽市指定歴史的建造物
現役で営業中である。



旧百十三国立銀行小樽支店(明治26年)
小樽市指定歴史的建造物
現在は製茶会社の建物になっている。

いかにも昔風のこぢんまりした銀行。




右側の建物が旧久保商店(明治40年)
小樽市指定歴史的建造物
現在は喫茶店のようだった。

左側の昆布屋さんも古そうな建物である。


このあたりはずいぶん観光客の多いところである。
店も観光客相手の店である。ガラス館とかオルゴール館とかがある。
この道をそのまま行くと南小樽駅に出てしまうので、小樽駅方面へ引き返すことにした。
色内大通りと浅草通りの交差点まで戻ることにした。
日銀の前を通って小樽駅方面へすすむ。



手宮線線路跡を通る。
手宮線というのは札幌と手宮(小樽市北部)とを結んで
北海道で最初に明治13年にできた鉄道である。
本格的鉄道としては日本で3番目の鉄道である。
石炭などを小樽港へ運ぶための鉄道だったらしい。

このあたりの線路はきれいに整備されているが、
これまでに見た旧手宮線の線路跡は雑草が生い茂り
いかにも廃線という感じだった。
レールがまだ残っているということは廃線になって
そんなに年月が経っていないのかもしれない。


小樽駅へ行きかけたが、小樽を発つ列車までにまだ時間があるので、駅の南側の小樽市指定歴史的建造物を
見に行くことにした。


旧遠藤又兵衛宅(明治35年9)
小樽市指定歴史的建造物
現在は立正佼成会小樽教会




小樽の南側、JR函館本線より南側は坂の多いところである。
そんな坂を上っていったところに小樽市役所がある。



小樽市役所本館(昭和8年)
小樽市指定歴史的建造物
この本館は元の本庁舎である。
この裏に立派な現在の本庁舎がある。



小樽公園通教会(大正15年)
小樽市指定歴史的建造物



ちょうどいい時間になったので、小樽駅へ向かう。
駅前の大きいスーパーに入って、ビールを飲みながら焼きそばを食べた。
けっこう今日はよく歩いた(12.4km)
小樽市指定歴史的建造物というのが全部で65件ある。そのうちちょうど30件を見てまわった。

3時過ぎの新千歳空港行きのエアーライナーに乗って、小樽を去った。