平成14年10月19日
小樽市内古い建造物めぐり(その2)



小樽運河

観光客の一番多いところである。

小樽市博物館の写真を撮りに行ったが、
元小樽倉庫の今ひとつさえない建物だった。
小樽運河に面している。



旧第百四十七銀行小樽支店(昭和初期)
小樽市指定歴史的建造物

現在はある紙商事会社になっている。



旧後藤商店(大正9年)
この建物は小樽市指定歴史的建造物に指定されていないが
表に小樽市景観保存なんとかという案内板がある。
いかにも古そうな商家である。
現在はあるインテリアの店になっている。
この右隣にも同じような古い店で、今は中東雑貨の店に
なっている建物がある。




小樽商工会議所(昭和8年)
小樽市指定歴史的建造物

小樽市の経済的繁栄を考えれば意外とこぢんまりしたビルである。
今も現役である。




旧三井銀行小樽支店(昭和2年)
ごく最近まで三井住友銀行小樽支店として使われていた。
表に小樽支店は札幌支店と統合のため、閉店しますという
案内が表に貼りだしてあった。
都市銀行としては、この支店が最後まで小樽に残った銀行
ではないかと思う。



旧三菱銀行小樽支店(大正11年)
小樽市指定歴史的建造物

現在は北海道中央バス第2ビルになっている。

これもいかにも昔風の優雅な銀行の建物である。
きれいなビルだと思う。




旧第一銀行小樽支店(大正11年)
小樽市指定歴史的建造物

現在はファション関係の会社になっている。



旧北海道拓殖銀行小樽支店(大正11年)
小樽市指定歴史的建造物
現在はホテルになっている。



上記の3つの銀行支店があったところが色内大通りと浅草通り(日銀通り)の交差点というかっての
小樽の一番の中心地に並んでいた。
東北角が三菱銀行、東南角が第一銀行、西北角が北海道拓殖銀行、西南角が郵便局である。
郵便局の南側が後述の旧北海道銀行本店、その前(西側)が旧日銀、また北海道拓殖のすぐ西隣が三井銀行
である。また前述の安田銀行、百四十七銀行、後述の百十三銀行もすぐ近い。
要するにこの界隈わずか200メートルくらいのところに10行ほどの銀行支店が集中していたわけだ。
それが一つも今はないのである。私は小樽に都市銀行が1行でも残っているのか疑問に思う。
それほどかっての小樽の経済的繁栄は過去のものとなったということである。



旧日本銀行小樽支店(明治45年)
小樽市指定歴史的建造物

この支店も今年の9月まで営業をしていた。
閉店になったことが新聞に出ていた。
後は資料館になるということだったと思う。

日銀らしい、豪華にして優雅な建物である。
小樽市内でもピか一の建物だと思う。


旧北海道銀行本店(明治45年)旧日銀の正面
小樽市指定歴史的建造物

現在はワインカフェになっている。




小樽市内古い建物巡り(その2)は以上