平成14年1月9日

年初の身辺雑記

新年になって歩いていないわけではないが、書くほどのこともないので
今日は、最近自分のメール仲間に送ったメールをまとめて載せました。

今年は正月早々、雪が降りました。
二日の夜から降りだし、三日も一日中降ったり止んだりでした。私の住んでい
る瀬戸市は名古屋に比べると山に近いせいか、普段からも雪がやや多いように
思います。

毎年の正月休みの二日三日の二日間はラジオで箱根駅伝を聞きながら東海自然
歩道を歩くのが多いのですが、二日は朝起きるのが遅くなり、また三日は雪で
行けませんでした。
四日は初出勤でした。五日は図書館へ本を数冊リュックサックに入れて歩いて
いって来ました。六日は10時ごろからぶらぶら歩きに出かけ、陶磁資料
館、青少年公園(園内1周)まで足を伸ばし、17kmくらい歩いてきました。


1 年年歳歳

 歳歳年年花相似
 年年歳歳人不同
(歳々年々花あい似たり、年々歳々人同じからずや)
大意
「自然は変わらない。けれどもその自然を見る人は、来年は別な人間へ、その
次の年も別な人間へ変わっていってしまう」

という意味らしいが、私は「同じように毎年正月は来るが、それを迎える人間
の方は体力、知力、対応力、調整力、抵抗力などは同じではない、年々低下し
ていくのだ」と解釈したい。かっての適量、適度はもはや適量、適度ではなく
なっているのではないかと思う。これを年頭の自戒としたい。

一ヶ月ほど前の新聞日曜版の健康コラムで、「どうも疲れる、日中眠りたい」
というような現象が出ているときは、最近のアルコールの摂取量を考えよ、ア
ルコールの取りすぎである」と書かれていた。
「適量のお酒は身体に良いという俗説に惑わされるな」ということである。い
くら適量といえど毎日の飲酒はよくないということである。ましてや、年々
歳々調整力は低下していっているのだ、かってのビール1本が350MLに適量
が小さくなっているかもしれない。

昨日の日経土曜版に「高脂血症と付き合う」という記事が出ていた。
年齢別の高脂血症患者数のグラフでは、60才代が断然多い。この数はある単位
人数の患者数ではなく、絶対人数のようである。何故60才代が一番多いのか。
60才代の者より20代とか30代がコレステロールの多いものを沢山食べているだ
ろうと思うのに、よく分からない。同じものを同じだけ食べても年をとってく
るとそれだけ身体に悪い影響が残ってくるということだろうと思う。(70代の
なると患者数が減っているのは70代の全体の人数が減少してくるからではない
か)。
この新聞でも「加齢に応じ、よどみが溜まるわが身を改善する。加齢に応じて
身体の改革、早めの改革の気構えを持つこと」ということが書いてあった。

2 今年の行動予定

とりあえず旧東海道は三島まで歩いたので、もう3回くらいで終了するので3月
中には東京日本橋まで歩きたい。(日本橋という橋はあるのですかな、橋はな
くてもいいが、ここが東海道の起点だと分かるものがあればいいのだが。東京
のことはよく知らないので)。
東海道が終わったからといって次は中山道というわけではない。
(お金が掛るのが困るのよ)。
しかし中山道に興味がないないわけではなく、東海道と合流する草津以東、長
野県の中間辺りまではあまり交通費も要らず日帰りで行けるので、東海道が完
了する以前でも、東海道へ行く間のウオーキングとして歩こうかと思ってい
る。すでに中山道が東海自然歩道と重なっている区間はかなりもう歩いてい
る。

その他の予定としては、街道歩きではないが古い町並みを訪ねるのも続けたい
と思っている。今考えているのは、福井県の三国、小浜、勝山、今庄、大野な
どの町である。電車で行くのも不便で連絡にお金がかかるので車で行くことも
検討している。

3 中山道のホームページ

「中山道」ではないが「中仙道」という字を使った、中山道に関するホーム
ページがある。

http://www5.big.or.jp/~ejiri/nakasen/

これはなかなか中山道のことをよく集めた貴重なホームページである。是非一
見してください。
「バーチャル中山道」というのが面白い。私が実際歩いたコースをこれを見な
がら思い出していました。「中山道ネットワーク」「中山道リンク集」は中山
道を歩く者には大変役に立つ資料である。このサイトの主宰者は中山道を何度
も歩き、中山道のことなら隅から隅まで体験した年配の人かと思ったら、とん
でもない。まだ30代半ばの若いエンジニアーである。多分この方は自分では中
山道を実際には殆ど歩いていないと思われる。それでもこれだけのモノが出来
るのだから、恐れ入りました。
こんど中山道を歩くときは、まずこのサイトで予備知識を仕入れてから行くつ
もりです。

4 今年の年賀状

毎年年賀状は割合早く印刷するが、今年は12月24日ぎりぎりになった。12月の
東海道ウオーキングで箱根まで行く予定だったので、そこでいい写真が撮れる
かなという期待があった。それで写真が決まらなかったのである。結局箱根ま
では行けなかったので、11月の東海道ウオーキングの時の写真を使った。
今年は「Word」による文書づくりの練習を大分したので、その成果(というの
もおこがましいくらいの誰でも知っていそうなものだが)の一部を取り入れ
た。その一つが写真(画像)の上に字を書く(謹賀新年などの字)方法である。こ
れには三つの方法があると思う。一つはテキストボックスを使う方法、二つ目
はワードアートを使う方法である。テキストボックスを使うとその部分は写真
と全く切り離されてしまう、ワードアートも字が派手になりすぎて年賀状とし
てはどうか。三つ目の方法が、よく私が書く、画像の右クリックの「図の書式
設定」「レイアウト」によって、写真を文字の背面に持ってくるやり方であ
る。文字(謹賀新年など)を書いておいて、それから写真を挿入して、文字の
背面を持ってくるのが一番簡単なやり方だと思う。
その他では、勉強したことの応用としては、字と字の間(行間)の調整の仕方
を使って調整してみた。。

5 「だから、あなたも生きぬいて」という本から

この本は去年か一昨年のベストセラーだったから、この本のことは御存知の方
も多いと思う。
この作者(女性)が中学生の時いじめにあい、それを苦にして自殺を図り、そ
の後非行に走り、極道の妻となるが、偶然父の知人に会ったことから立ち直
り、中学卒ながら、宅建、司法書士の資格をとり、ついに29歳で司法試験を一
発合格して弁護士して活躍している人である。

こういう本は辟易する方も多いと思うし、私も買ってまで読むつもりは無かっ
たが、図書館の本棚にあったので借りてきた。前半の部分は読んでいないが、
司法試験に合格するためどういう方法で勉強したかということに興味があった
ので、後半の部分を読んだ。

特に書くほど特別の方法による勉強ではない、とにかく猛勉強である。この女
性はその前に宅建、司法書士の受験勉強から、ある程度受験勉強のコツも習得
していたと思われるが、猛勉強に尽きる。そしてその方法が正しかったという
ことであろう。これをみれば誰でも一発合格も夢ではないということである。

私がこの本で面白いと思ったのは、この女性の中学英語の勉強の部分での文法
の本のことである。
この女性は高校も出ていないので、司法試験の受験資格がない。受験資格をと
るため、英語、数学の勉強をしなければならない。そのため中学1年の英語、
数学から勉強を始めている。中学は2年まで学校に行っていたから2年までも
分は本を読んで理解できた。ところが3年生のところに差し掛かると英語がわ
からなくなる。いきなり関係代名詞というのが出てきて、全く理解できない。
それでいろいろ参考書を探すが、いい本にめぐり合える。「楽しい英文法」と
いう本である。
この本は、「ただ文法をならべて、さあ暗記しなさい、というのでなく、何故
そうなるかということを自分で考えるように書いてある本だ」ということであ
る。

私たちが中学で関係代名詞を習ったとき、人間だったらwhoを、人間以外のも
のだったらwhichを、事柄だったらthatを使うということを教わった。何故
who、which、thatを使うのか、説明を聞いた覚えもないし、そんなものだと
思っていたから、疑問を感じたことも無い。

この本では次のように説明する。
We respect the people. のような文に出会ったら、すると私たちは「そのよ
うな人々を、というが、いったいそのような人々とは誰なのだ」とたずねたく
なるでしょう。そしてその問いに対して、「それは誰か(who)というと、いっ
しょうけんめい働くような人のことだ」というような答えが返ってくる。(も
とろんこれは一例であって、もっと違った答えがあるわけですが)、「それは
誰か(who)というと」という部分はいつも同じです。
We respect the people who work hard.
(私たちは尊敬する、そのような人々を、誰かというとそれは、働く、いっ
しょうけんめい)
(私たちは、いっしょうけんめい働く人々を尊敬する)

以上がこの本の説明の要約である。これは要するに
We respect people. The people work hard.もともとは二つの文があってこれ
を一つにまとめるのに際して、それを繋ぐキーワードが「それは誰かという
と」ということから疑問代名詞のwho(Who are you?のWhoだ)が使われるとい
うことである。
これで何故人間の関係代名詞のwhoが使われるのか、よく分かるではないか。
50年ぶりに明快な説明を聞いたような気がした。

この英文法の本が面白そうなので、早速インターネットで注文した。(自分の
物好き加減が自分でも馬鹿ではないかと思うのだが)。

6 ウイルス付きメールがきた

最近立て続きにウイルス付きのメールがきた。それも発信人はよく知っている
人である。1通は件名欄がRe:の後が訳のわからない4文字のカタカナが付いて
いた。添付ファイル付きである。ウイルスだとすぐわかったので、勿論開けず
に,プレビューもせずにすぐ削除した。もう1通は件名欄はRe:の後「夏休み
の予定」とか(すぐ削除したのではっきり覚えていない)書いてあった。今時
分夏休みのこととはおかしいと思いつつ、その人からはしばらくぶりのメール
なので,ついうっかり開いた。添付ファイル付きである。それも悪名高い
「Badtrash」とかいうウイルスだ。しまったと思ってすぐ削除した。それでも
汚染されたことになるのか,よく分からないが,アンチウイルスソフトがすぐ
感知して駆除してくれたので,事なきを得た。念のため各ドライブのチェック
をすぐやっておいた。

ウイルスの対策として,繰り返しになるが
1 「Outlook Express」のプレビューをしない
(「表示」「レイアウト」「プレビューウインドウ」で「プレビューウインド
ウを表示する」のチェックマークをはずす)
2 知らない人からきたメールは開けないで、すぐ削除する
3 知っている人からメールでも添付ファイル付きは開けずにすぐ削除する
(よく知っている人から事前に連絡があった場合は別として)
4 件名欄が空白とかReだけとかReの後変な文字があるものはまず100%ウイ
ルスである(送信者が知っている場合でも)。すぐ削除する。
また,受信欄で添付ファイル付きのものはそのマークが付いているし、ファイ
ルの要領も30KBとか40KBとかで大きい,普通のメールはせいぜい数キロバ
イトである。
5 「Outlook Express」のセキュリティの設定を変える
(「ツール」「オプション」「セキュリティ」で「ウイルスの可能性のある添
付ファイルを保存したり開けたりしない」「他のアプリケーションが私のの名
前でメールを送信しようとしたら警告する」にそれぞれチェックマークを付け
る)。ただしこれは「Outlook Express」のVer6以降の新機能であるから
「OE」のバージョンによっては設定できない。「Internet Explorer」をVer6
にアップデートするのがいいと思う。

以上をしておけば,ウイルス対策としてまず大丈夫であるが,さらに念のため
アンチウイルスソフトを一つインストールしておく必要もあるように思う。例
えば以前紹介した「ウイルス攻撃隊」の1月中の特価品をコンビニで買う。

7 地図閲覧ソフト「カシミール3d」の紹介

上記の「中仙道」というホームページでこのソフトのことを知った。

地図閲覧の他に,風景景観のコンピュータグラフィック、3次元地図の作成,
GPSとの連携(データのやりとり)その他の機能があるが,それらは置いとい
て,地図ブラウザとしても,すばらしいソフトである。これがフリーソフトだ
からありがたいことである。地図好きな者にはたまらないソフトである。
このソフトを使うには,何はともあれ地図が要るが,国土地理院の2万5千分の
地図が無料でインターネットからダウンロードできるサービスがある。これを
使えば全国の2万5000の地図がいつでも見れる。感激です。

しかし,後述の「山旅倶楽部」の地図に比べると,いちいちハードディスクに
保存しなければいけないとか,白黒だとか,使い勝手が悪い。従って地図を見
たい人は年会費が要る(年額2800円,税込み送金手数料込みで3045円)が下記
のコンテンツが使い放題であるので、是非この倶楽部に加入されることをお勧
めする。同じ2万5000でもこちらを使い出すと,国土地理院の地図は使う余地
はない。

「山旅倶楽部」での地図は
日本全国の2万5千、4万,20万、80万、120万と120万の世界地図である。2万5
千と4万は4色のカラーである。これらの地図ではいつでもマウスの位置の緯
度、経度、標高が表示されている。
私の自宅の緯度、経度もすぐ分るし、標高は154mである。
また地図をマウスで辿っていけば簡単に距離の測定,標高差が算定できる。
(マウスで辿る方法は道の曲がり角,カーブの角でクリックして細かい直線に
分割していく方法である)。これで毎日の自転車通勤ルートを辿ると距離は
9740メートル,標高差は96m,その間にアップダウンがあるのでその累積の標
高差は158メートルである。
これまで歩いてきた街道を辿って思い出したり、あるいはこれから歩く街道の
距離や標高が簡単に測れるので,歩くことにも興味が増す。

その他断面図を見るとか、ある高さ以上のところだけ色を付けるとか,いろい
ろな機能がある。
ある山(例えば槍が岳)から見た景観とかそこから見える山の名前とか,こう
いう山のことでは高度な機能があるみたいである。

世界地図もすこし見たが,何色の色がついており、山は高度が一目で分かるよ
うになっている。120万の地図はかなり大きな地図ですな。アメリカ大陸など
西海岸から東までかなりあるものです。レリーフ形式で表現されており見てい
てきれいです。

今のところ、毎日でも見ていてあきません。

「山旅倶楽部」は5日間の試用期間があるので,それを試されたらどうです
か。

カシミールのダウンロード先
http://www.Kashmir3d.com/
初めての人はカシミールのおまかせセットをとりあえずダウンロードすればい
い。
それから「山旅倶楽部」で「Map Brother」というプラグインを入れおくと,
世界地図の「地名データ」が使えます。

山旅倶楽部のサイト
http://www.yamatabi.net/main/index.html


以上