平成13年8月4日

自宅〜海上の森〜東海自然歩道〜猿投山〜東の宮〜西ノ宮〜猿投山〜雲興寺〜
赤津バス停(22.9km)


今日は久しぶりに海上の森を通り、猿投山から雲興寺まで歩いてきた。
もうすぐ立秋とはいえ暑い日が続き、東海地方も最高気温の更新が
続いている毎日である。
こんな時に炎天下を長時間歩くのは、気違い染みている。
夏のウオーキングは朝なるべく早く出て、なるべく早く終わるのが鉄則で
ある。
そこで、自宅から歩けるコースにした。しかしここは近すぎてかえって
最近は歩いていないコースである。

家を朝7時10分に出た。
半袖のTシャツ1枚、半ズボンという格好である。

海上の森の手前で一人の男性に会う。
シャツがぐっしょり汗に濡れている。聞けば私の団地に近くの人である。
大正池まで往復してきた感じである。
今日の私の歩く予定のコースを話すと「一日がかりのコースですな」と
言われたので、「そんなことはありませんよ、せいぜい4時間ですよ」と
いうとびっくりしておられた。

海上の森入口の駐車場には今日はバイクが1台停まっていただけである。
時間が早いのか、こんな暑いときにハイキングにくる人もいないのか。

森は特に変わりがなかったが、ひとつだけ気が付いたのは
「武田信玄の史跡」とか書いた看板があった。
海上部落に変わり者のおばあさんがいて、神がかりなことを言うとか
聞いたことがあるがこのことかもしれない。

大正池の入口に差し掛かったが、池へ寄らず、そのまま進む。

道はゆるやかな上り道になる。
「この道、行き止まり」という標識があったが無視して進む。
どうしてこんな表示があるのかな、何か工事でも始まったのか
と思いつつ歩いていると、道が陥没しているところへ出た。
半年以上も前にここを歩いたときのことを思い出した。




これは多分去年9月11日の東海地方の
集中豪雨の時の大水で道が
損壊したのだと思う。
それからかなり日数が経つがここを修復して
いないらしい。



歩行者は道の山側に道ができているので、通ることができるが、
自転車だと自転車を担げば通ることもできる。
しかし車は全く進めない状態である。
それはそれでもいいが、この道をこのままにしておくのも困ったこと
である。

やはり、虫がまとわりつくようになったので、虫除けの噴霧薬を
取り出し、手、足に吹き付け、首筋に塗り付ける。
多少ましかという感じである。

やがて東海自然歩道に到着。
ここのベンチに座って小休憩。
地元の人らしい老人が自転車に近くで取ってきたらしい木の枝を
積み込んでいる。しばし雑談。
「おじさん、それ何やね」と聞くと、
「仏さんに供える花だが。もうすぐ盆やで、要るでよう」とか。
自転車を見ると普通の自転車らしい。「これでようここまで上がって
これたね」というと「とても漕いではこれん、押してきた、帰りは
楽やで」とか、取りとめもない話をした。

そこからいよいよ猿投山へ向かって上り道である。
上るうちに、尾根道に出た。風もそこそこあり、日陰であるので
結構涼しい。

猿投山山頂には3組の夫婦連れと思われるグループがいた。
しばし、雑談する。
私が寧比曽岳(愛知県で2番目に高い山)へ行きたいが、
行ったことがありますかと同じベンチに座っている夫婦に
聞くと、車で麓まで行けるので、登ったことがあるという
話である。
私が足助から東海自然歩道を歩いてそこまで行って、その日は
その近くで宿泊するつもりだったが、当てにしていた「いこいの村、愛知」
という施設が廃業したらしいので困っていると話していたら、
別の男性が、なんとかいう所には元の小学校跡がユースホステルになって
いるよと教えてくれた。
しかし、そこは足助から寧比曽岳へ行く手前の部落らしくて、私の場合には
利用できないようである。





そばにいた人に頼んで写真を撮ってもらう。

最近のウオーキングスタイルである。




山頂ですこし休憩して、私は東の宮へ向かった。
東の宮へはすこしアップダウンがあるが、ほぼよく似た高度の所にあるので
気軽に歩ける。

東の宮から更に西ノ宮へ向かった。
これは、ずいぶん高度的には下りることになる。
東海自然歩道の支線になる自然観察路と書いてある道を歩く。
どんどん道を下り、西ノ宮へ至り、その百段以上ある階段を下る。
そしてまた上って東海自然歩道の本線に合流する。
そこからまた、東の宮へ向かい、ここを通り越し、猿投山山頂へ辿る。

山頂には数組の登山者がいたが、私はそこで休まず、次へ向かった。

途中で送電線鉄塔維持のために道へ入り、近道をして雲興寺へ進む。

東海自然歩道に合流したところで休憩中に人とすこし雑談をした。
そこからすこし上りになるが、今日最後の上り道をゆっくり進む。

後は下るだけであるが、階段道があり、石や岩だらけの道があり、
どんどん下りるという訳にもいかないが、うまくいけば12時28分発の
バスに間に合うのではないかということが、頭にちらつくので
そこそこ道を急ぐ。

雲興寺入口まで来た時、バスの時間まで5分しかない。
バス停まで走れば間に合うかというところだが、諦めて
次のバスにすることにし、雲興寺の境内で休憩することにした。
境内に自販機でお茶を買って飲む。



雲興寺の境内で


全く人影が無い。

12時55分、赤津バス停着 22.9km 5時間45分