平成13年3月24日
大阪・近鉄上本町駅〜道頓堀〜心斎橋・ホテル日航(3.0km)

今日は大学の同窓会があり、大阪へ日帰りで行ってきた。
すこし時間があったので、久しぶりの大阪の街を歩くことにした。
11時過ぎに近鉄の上本町駅に着く。
地上に出て、すこし北へ歩いて、西へ向かう。
この辺を歩くのは何十年ぶりだが、街そのものは大阪でも東京でも名古屋でも
変わらない同じようなものである。


谷町筋を越えた所に古い商家をがあった。

こういう古い家が残っていののを見ると
嬉しくなる。写真を撮った後、店に近づいて
中を覗き込んだ。
京染めの染物屋さんのようだ。
随分昔からの店と思う。ひょっとして戦前から
そのままかなと思った。
年配のご主人と思われる人が和服らしいものを
たたんでおられた。奥が意外と深く、小さい畑の
ような庭があった。
できれば、いつからここで商売しているのか、
話を聞きたい気がした。

この前の道を西へ向かう。
中寺町というところで、お寺が多い町である。谷町筋より東のお寺はビルの中に入ってたり
するが、この辺りは南北の通りに面して何軒かお寺があるようだった。

「大阪市歴史の散歩道、上町台コース」という案内あり。

高津宮へ寄る。高いところにあり、階段を上る。


高津宮、境内

相当由緒のある神社らしいが、案内板も
ないので不明。
ただ、千何百年記念なんとかという石碑が
あったので、とにかく古いらしい。

参詣道をとおり、逆の方向へ出る。


後は雑居ビルの多い町を通り抜け、松屋町筋を越える。今もそうかと思うが、この通りは
お菓子の問屋の多いところで、中学生の時、クラス会のお菓子をわざわざここまで買いにきた
ことを思い出した。

ラブホテルの多いところを通り過ぎると、境筋である。
道頓堀を数十年ぶりに歩く。喧騒ぶりは昔のままだが、店はハンバーガー店など、
様変わりしていると思った。
場外馬券売り場があったのには驚いた。昔の映画館か寄席のあった場所ではないかと
思う。
また、このとおりの真ん中に花壇のようなものができているのも、変な感じがして
余計馴染めない思いがする。

相合橋という橋の上から道頓堀川を
撮る。

道頓堀川を渡り、宗右衛門町の通りを西へ歩く。
昔、宗右衛門町には大きなキャバレーがあった。大阪ではキャバレーというのは
それなりの格式、ステータスがあったと思う。サラリーマンでは入れるところではなかった。
それらのキャバレーもなくなっているみたいで、その跡と思われるところに立体駐車場の
ように思われたが、それも工事中のようで、なにか寒々しい感じである。
怪しげな店が並び、宗右衛門町は悪い意味で低俗化していると感じである。


心斎橋筋を南から北へ向かって撮る。

心斎橋筋は大阪では最高の店の並ぶところ
だったと思うが、近くにアメリカ村というのが
あるせいか、通行客はヤングが多いように
思った。
昔からずーとここで営業している店は
苦戦ではないかという気がした。



御堂筋を写す。
右側、手前が「大丸」、向こうが「そごう」

そごうはもう閉店しているのではないかと
思うが、大丸も確か業績はよくないと聞いた
ように思う。

その反対側が今日の同窓会の会場の
ホテル日航大阪である。
ぶらぶら歩いてきたらちょうどよい時間だった。




珊瑚会(大阪市大経済学部昭和35年卒業生の
同期会)にて

最後のおきまりの逍遥歌「桜花爛漫」の
大合唱の場面


午後2時に終わって、近鉄は4時に予約してあった。時間があれば、私の出身高校まで
行くつもりだったが、同窓会の二次会でホテルの喫茶室で喋っていたので、
4時の近鉄特急にぎりぎり間に合うくらいだった。

7時半過ぎ帰宅

以上