平成13年2月10日

名鉄竹鼻線竹鼻駅〜羽島市竹鼻町界隈〜竹鼻駅


今日は去年に続いて、この地で約260年以上前から酒造りをしておられる
千代菊株式会社の工場見学をさせてもらった。
工場で作りかけのお酒を飲ませてもらい、いろいろ話を聞かせてもらった。
その話の中で、竹鼻町でもすこし古い町並みが残っているとのことで、
工場見学の後、町を歩いてきた。


これが千代菊さんの店舗
工場はこの裏にある。
この店も濃尾大地震の後に
建て直したものそうだが、家の中も
いかにも古い商家という感じである。




このすぐそばに、昔あった映画館を取り壊してその後に建てたのが
羽島市歴史民俗資料館兼羽島市映画資料館である。
300円払って中へ入る。
昔一般家庭、商家、工場などで使われていた諸道具、家具、その他が展示されている。
横の部屋が映画関係の資料館で、昔の映画のポスターや小道具、映画の脚本などが
展示されていた。


映画館で使われていた映写機が
何台もおいてある。
それぞれ、歴史的な変遷を表して
いるのだろう。


資料館を出て、街を歩き出す。


竹鼻別院の表門
やはり濃尾大地震で倒壊し
再建されたそうである。

中には、薩摩藩の木曽三川の
治水事業で従事し亡くなった薩摩
藩士の墓がある。

また、門の向こうに見えている、樹齢
100年以上のフジが有名だそうで
その時期には大変な賑わいだとか。



古い家の残る町並みを歩く。
そんなに多くないが、なにか懐かしい
ような、心休まる感じである。




上記の写真の町並みを反対側から
写真を撮る。
この家は木彫りの仏像らしいものを
並べているが、こういうものを売っているのだろうか。




先ほどの通りの突き当たり正面に
ある、小宮山家
特に風格のある家構えである。
由緒のある家なのであろう。




一通り見て回って駅へ向かう途中で
土蔵の家があったので写真を撮る。
右側の黒い建物。

竹鼻銀座という看板が見えるが
侘しい。
左側の商店も休業しているようで
うらぶれた感じがする。
昔はどこの町でも見受けられた
風景ではないか。




ぶらぶらと歩いて駅に着く。
歩いたのは3kmほどか。

しかし、今日は思いもがけず、こんなところで古い町並みを見ることができ、幸運だった。
これくらいの町並みはどこでもあるような気がする。
遠くへ行かずとも、あちこちにあるのだという気がしてきた。
私の行動範囲も広がるきっかけになるかもしれない。

以上