平成12年12月24日
愛知環状鉄道中水野駅〜東海自然歩道〜岩屋堂〜名鉄バス赤津車庫 26.8km


今日は今年最後のウオーキングになるので、久しぶりに東海自然歩道を
歩くことにした。
コースは私の定番コースである。

天気はまず上々、朝7時半過ぎに家を出て、愛環の山口駅に向かう。

すこし風があるが、山に入ると風がなくなるので、そんなに気にならない。

中水野駅では下車する乗客はほとんどいないが、今日は中学生か高校生か、びっくりするほど
学生が乗り込んできた。

8時10分歩き出す。
15分ほど歩いて殿様街道に入り、登坂をゆっくり歩く。
上り道を歩いて、汗ばんできたので上のコートを脱いでリュックに入れる。

「何とか峠」へ出て、車の通るアスファルト道へ出る。
アーチェリー場、キャンプ場の入口を通るが人影なし、入口も施錠されている。

ときどき車が行き交うが、それもいつもより少ない。
公園を通り、定光寺駅から上がってきた東海自然歩道に合流する。

坂道をゆっくり歩いて、9時ごろこの辺の一番高いところに立っている愛知県労働者研修センターに
着く。トイレを借りるため中へ入る。昨夜宿泊したらしい人が数人、連絡バスを待っている
くらいで、この時期利用者も少ないのであろう。

また、東海自然歩道を歩く出す。


人影のない道を歩く。


上り道を歩いていると、前方に2人の人影ある。
ゆっくり歩いておられたので、しばらくして追いつく。歩きながら雑談する。
私より年輩の夫婦連れである。
岩屋堂まで行くのですかと聞かれたので、雲興寺までと云うと、それはなかなかの
健脚ですなと云われた。
下の駐車場まで車できて、この先適当なところまで歩いて、また引返してくるとか。
ほとんど毎日きているとか。割合近くに住んでいる人らしい。
このあたりの東海自然歩道はあちこち歩いているのか、よくご存知の様子であった。
この道を毎日のように散歩される環境におられるのもすばらしいことだと思った。
「お先に」と云うと「気をつけて」という挨拶を聞いて歩き出す。


尾根上の道を落ち葉を踏んでたんたんと歩く。
この辺りの東海自然歩道は小さな起伏の繰り返しで
気持ちのいい道である。
林の中を歩くので、見晴らしはよくない。



歩きながらの楽しみはラジオである。
いつもは9時から「日曜討論」を聞き、その内容によっては9時半からNHK第二の
「文化講演会」を聞き、10時からあるいは10時半からは「日曜歌の散歩」を聞く。
今日は高校駅伝あるので、それを聞きながら歩いた。
午前は女子、午後が男子の高校駅伝である。
毎年正月の二日、三日はウオーキングをしているが、その時はかならずいっていいほど
箱根駅伝をラジオで聞いている。駅伝をラジオを聞いて何が面白いかと思われる方も
多いと思うが、これが意外と面白い。ラジオでも状況がよく分かるように、うまく
放送されていると思う。箱根をテレビで見る時でも、音声はラジオで聞くのも一興である。
今日の女子の駅伝の解説は金哲彦氏で、いつも箱根駅伝の解説に出ている人である。
彼は早稲田出身で、現役時代4年連続で箱根の5区のランナーをつとめ、
山登りのスペッシャリストと云われた人である。学生時代は木下といっていたと思う。

ラジオを聞いているうち、10時半に旧国道248号を渡る稚児橋に着く。
ここまでずーと下りだったが、またここから上りになる。
岩と石ころだらけのごつごつした道を1キロ半くらい上っていく。まことに歩きにくい道である。


その道を上りきったところが一面の茶畑で、その横を通り抜け、しばらく行くと
国道248の陸橋を渡る。




橋を越え、今度は一面の田畑の平野部の端の横を歩く。
風があると、まともに風を受けるところである。
幸い、今日はそんなに風がない。

上半田川の部落を通り過ぎ、また山に入って行く。
白岩の部落まであまり高くはないが、一峠を越える感じである。

白岩バス停の手前で一人のハイカーと会う。
初めてこの道をきたそうだが、バス停からすぐ山へ入るところで標識を見落として
大分下まで行ってしまって、おかしいと思って引き返してきたとか云ってました。
確かにあの標識は分かりにくい。
日進市の人で、雲興寺まで車できて、定光寺まで歩いてまた、車を取りに行くとか
云っておられた。

白岩バス停着、11時45分。

ここからだらだらとした上り道を歩き、市道に出て、それを300メートルくらい歩いて
また山へ入って行く。ここまで車できて、ここから岩巣山へ登る人も多いようでいつも
車が数台停まっている。

上る途中で数人のグループに会う。犬を連れている。先ほどの車の持ち主らしい。

岩巣山頂上付近の休憩所に12時40分に着いたが、小雨がちらついて来て寒いので
休憩せずそのまま歩く。

ここから下り一方になるので、今日のコースの一つのメドがついたという感じだが
ここから岩屋堂まで意外と長い。


岩巣山途中の展望台にて

遠くに見える正面の高い建物が
名古屋駅前のツインビルではないかと
思う。



ここからうんざりするほどある石段の階段道を慎重に下りていく。


石の階段道も終わりになり、岩屋堂に近づいた竹林にて



岩屋堂公園着 1時半
これから更にもう一山越えるので、ここでおにぎりを食べる。
寒いのとベンチが雨で濡れているので、立ったまま食べる。

後、また歩き出してすぐ「通行禁止」と書いた張り紙をしてロープを
張ってある。しかし小さな字で歩行者は気をつけて通行とも書いてあるので
歩きだす。
急な上りをゆっくり上る。

林道を登りつめたところで、また林の中の道へ入って行く。
尾根道を通り、沢の中の道を歩く。
夫婦連れに会う。岩屋堂から雲興寺を往復するらしい。

沢の道はもともとじくじくしているのに、この前の豪雨で大分損壊しているところがある。

キャンプ場の近くに出て、雲興寺へ寄らず、川沿いの道をバス停へ向かう。

赤津車庫着、2時50分 26.8km 6時間40分

i以上