平成12年1月3日
JR中央線釜戸駅〜大湫宿〜旧中山道〜恵那・大井宿(18.0km)

新年のウオーキング第二弾として、中山道を歩いてきた。

朝、8時前に出て、車で多治見に向かう。
駅前に駐車して駅に着くと、電車のダイヤが変わったみたいで10分ほど待つ。

3つ目の釜戸駅で下車。
駅員に中山道の案内を貰う。
若い駅員が地図をくれて、親切に説明してくれた。

9時5分歩き出して、中山道の大湫宿に向かう。
何ヶ月か前、逆のコースは歩いたことがあるが、ここから大湫までは
かなりきつい上り一方の道である。
前の時、長い下り道を降りてきたが、いつか逆を歩いてみたいと思っていた。

今日はすこし曇っていて、雨の心配もあるが、昨日に比べると暖かい。
ウインドブレカーは着ず、長袖のシャツの歩き出してすぐに脱いで、長袖のTシャツ一枚で
歩く。その内、袖をまくって歩く。

えんえんと続く上り坂をゆっくりゆっくり上って、50分で大湫宿に着く。
ハイカーなどの人影なし。


大湫宿

この先に「大湫宿お休所」というのが
あり、トイレがあり、地元の人が
コーヒーなどを提供していた。
立ち寄らずそのまま行く。


大湫宿を出て、山に入って行く。
中山道13峠がこの大湫と大井の間がある。
そのため結構、アップダウンがある。


峠にそれぞれ名前が付いていて、峠には大概
茶屋跡がある。

こういう感じのアップダウンのある道を歩く。


途中、全く人に会わず、歩くのみ。

いつかの峠を越えて、11時少し前
休憩所あり。
ここでしばし休憩する。
この休憩所に菓子缶の中に
旅日誌と書かれたノートがある。
それを見ると今日の記載はないが
元旦に3組の記載あり。
元旦に中山道を歩いた人がいるのですな。
私も一言書いておきました。
ここから恵那駅まで約2時間の道のりか。


休憩所でお茶を飲む、チョコレートを一切れ食べてまた歩き出す。


行政的に恵那市と瑞浪市の境に着く。
中山道という石碑はここから
恵那市ということを表している。


6〜7人の子供連れのグループに会う。
武並からきて権現山まで行くという。権現山は中山道の横にあるちょっとした山である。
戦国時代に戦場となった所だと聞いたことがあります。

この辺りからいよいよ雨が降り出し、傘をさして歩く。本降りにならなければいいがと思いつつ
歩く。
幸い、雨は十分ほどで上がった。


槙ヶ根追分まで来て、後は駅まで
3kmくらいか。後は下り気味の
道を歩くだけとなり、早足で歩く。

この辺りの中山道にはこういう
一里塚が沢山残っている。
道の両側に一つずつある。


どんどん歩いて、12時50分に中央線恵那駅に着く。
列車ダイヤが変更になったらしく、私の記憶の時刻とは変わっていた。
2分の差で電車に乗りそこなった。しまったと思ったがしかたがない。
次の電車まで30分ある。
そこで恵那には旧大井宿の本陣が残っていると聞いていたので、それを見に行くことにした。
適当に歩いて、若者に本陣跡の場所を聞く。そこから5分と聞いたので、時計を見て
そこまで往復する時間があるなと思って急いで歩く。


大井宿本陣跡
1時5分着、ここまで歩き出して18km
丁度4時間

本陣の一部は火事で焼けたらしいが
門、塀、建物のかなりの部分が
残っている。
本陣がこれだけ残っているのも珍しい
のではないかと思う。



旧中山道に面した町並み

左側はコンビニである。
左側が写真に入らないようにして
写真を撮った。


恵那駅前
なかなか洒落た駅前になっている。



5分ほど待って電車に乗って、多治見で降りて、車で自宅に向かう。
2時20分帰宅。