2013年12月15日

自宅近くの散歩

今日の早朝は寒かったので、いつもの喫茶店へは行かなかった。
自宅で朝食をとった。
午前9時半ごろ、散歩に家を出た。
歩いて20分くらいのところにあるマクドナルドへ行った。
ホットコーヒーM、150円を飲む。

この時間帯にしては、混んでいる方である。
わたし一人なら座れるが、家族連れだと座れないくらいである。

スマホにダウンロードしておいた今朝の「産経新聞」を読んだ。

近ごろは、スマホ一つポケットに入れておけばいいので、楽である。

マックに1時間くらいいた。

ここから1時間くらい歩くつもりで、遠回りして、帰ることにした。

途中、南公園を通り抜けた。
公園内の道を歩きながら、ふと横にある木に気がついた。


確かこの木だと思う。
昨年だったか、1昨年だったか、その前の年だったか
この木の前で、長い棒を使って、木の実を落としている年配の人がいた。
実を見ると、山桃ではないかと思った。
そこで、「これって、山桃ですか」と尋ねると、「そうだよ」と言われた。
「それ、どうされるのですか」と聞くと「食べるんよ。一つ食べてみるかね」と言われた。
「いや、結構です」とお断りした。

山桃といえば、思い出すことがある。
戦時中、子どものころ(小学校2年生のとき)和歌山県の田舎へ疎開していたことがあった。そのころ、食糧も不自由していた。
何月だったか、山桃の実がなるころは、よく山へ山桃を採りに行くのが楽しみだった。
山桃の実に汁がシャツにつくと、なかなかとれにくかったような記憶である。

「じゃあ また」と言って、その場を離れて自宅へ向かった。

あの方は、翌年もその次の年も、ここで山桃を棒で落としていたのだろうか。
かなりの年配方ではあったが。

「いつなりし 山桃落とす 人もあり」



この木に近づいてみると、なにかぶら下げてある。


鍵である。
プラスチックの板に結んである。

誰が落とした鍵を拾った人が探しやすいように
木の枝に結びつけたらしい。

今までのところ、その親切も報われていないか。

「冬空に 早く見つけよ 鍵ひとつ」





家へ帰ると、ちょうど昼食の時間にぴったりだった。

以上