2013年11月30日
瀬戸・美術展
ちょうど今、瀬戸市立図書館で、焼き絵と版画の作品が展示されているということを聞いたので
それを見に行ってきた。
自宅から図書館まで歩くと、50分くらいかかる。歩くのにちょうどいい距離である。
瀬戸川にかかる橋から下を見ると、大きい鯉が泳いでいた。
赤と白のまだらである。
橋の上からでもはっきり見えるから、70〜80センチくらいありそう。
近くに白鷺が1羽、黒い鳥が3羽いたが、これだけ大きいと鳥も狙わないらしい。
鯉はゆうゆうと泳いでいた。
図書館はすこし小高いところにあるので、
この坂を上るのはいい運動になる。
図書館2階の展示コーナー
焼き絵、版画が並べられている。
以下、個別の写真は削除
展示されている作品の作者は3年前になくなったそうである。
本職は理髪業をされていたとか。
ここに出ている作品には「火入れ」とタイトルが付いている。
焼き絵
焼き絵というのは、ラワン材に電気ごてで絵を描いていくやり方だそうである。
細かい表現が見事だと思った。
同じく焼き絵
懐かしい街の原風景である。
写真を撮るとき、どうしても蛍光灯が映り込むのが残念。
版画
古い瀬戸の陶磁器工場?
版画
今もこんな工場は瀬戸に残っている感じもする。
焼き絵、版画が十数点出ていた。
ほかの作品も順次入れ替えて展示するとのことである。
帰りに瀬戸市文化センターの前を通りかかったら、別館で水彩画展をやっていたので立ち寄った。
わたしは、花、鳥、蝶などの絵、写真は嫌いである。人物画も同様である。
山、海、川など自然そのものの作品も好きになれない。
好きなのは、街、街並み、建物などあくまでも人がいるものである。
その意味で、ここの水彩画展は、わたし好みの絵が多かったように思う。
1階から3階まで、たくさんの水彩画作品が展示されていた。
2階の受付にいた女性と雑談した。
受付をしていても退屈なのか、いろいろ話をしてくれた。
1階から3階まで、アイウエオ順に出してある。
この会の会員さんは150人ほどいる。
そのうちで140点出品されている。
この女性の作品は、足助の街である。
わたしも足助へ何回かいっているので、足助の街の絵に興味を持った。
絵の端に自動車が入っている。それが余分だと思った。
写真なら入ってしまうのは仕方がない、絵ならカットできるのにと思った。
あの足助の絵が、この女性の作品を聞いたので、自動車が要らないのではと聞いた。
しかし、この女性があの自動車がこの絵のポイントですと言われる。
その日は平日だったので、人も通らない。それでそこにあった自動車を描いたとのこと。
なるほど、そうかと思った。
絵を描くのは、現地で写真を撮ってきて、自宅で描くのかと聞くと
よほど大きい絵でないかぎり、現場で書き上げてくる現場主義ですと言われた。
来年5月に愛知県美術館で、全国規模の水彩画展がある。有料だけどぜひ見に行ってくださいと言われた。
この人も今まで2回入選したことがあるということだった。
なかなかいい話が聞けてよかった。
以上