平成21年4月26日 愛知県江南市、岐阜県関市
岐阜県坂祝町においしいそば屋さんがあるそうである。
友人に誘われて、そのそば屋さんへ行くことになった。
名鉄犬山線の江南駅前で待ち合わせることにした。
江南駅に行く前に、名古屋から行って一つ手前の布袋駅の駅舎が古いものだということなので
その写真を撮りに行った。
名鉄犬山線布袋駅
今日は、どこかの団体の歩け歩け会のようである。
聞くと、この近くの藤の名所であるお寺へウオーキングだそうである。
同じく布袋駅
なるほど、古い駅舎である。
何年ごろ建造されたのか知らないが
おそらく戦前だろう。
最近名鉄では、あちこちの駅の改修工事を
しているので、この駅舎も近いうちに
取り壊されるのではないかと思う。
その前に写真を撮っておきたかったので
この駅で下車した。
駅の写真を撮って、一つ向こうの駅である江南駅へ向かった。
このあたりにも、古い街並みや古い建築物があるのでないかと
期待して歩き出す。
広間家の門
説明文によれば、江南市指定文化財
広間家は、元生駒屋敷の典医だった。
明治維新の廃藩置県の祭、生駒屋敷の中門を
移築したとのことである。
生駒屋敷というのは、織田信長の今でいう愛人のところである。
そこで、嫡男信忠を始め、信長の子どもが生まれている。
昔の街道筋のような感じのする道を江南駅に向かう。
いろいろ古い家がある。
昔ながらの格子の家
下宿ありという今日では珍しくなった張り紙を出してある。
古そうな酒屋さん
昔は自分ところで、お酒を造っていたのかもしれない。
酒屋さんの店先
価格表が貼ってある。
原 1.8L 2059円
上撰 1.8L 1936円
ビール 337円
と出ている。
この通りも結構、昔は賑わったみえ、
今でも営業中の婦人洋品店があった。
これは、廃業したらしい金物屋である。
こうしてみると、奥行きがかなり奥まであるようである。
手間の空き地は、閉店した店の跡地を
駐車場にしているらしい。
公団住宅らしいアパートがあった。
この近くの方に聞くと
警察官用のアパートだそうでる。
ほとんどが空き室で、入居しているのは、
ほんの数家族のようである。
わたしの地元でも、ほとんど住んでいない
公務員アパートがある。
それも数棟ある。
維持するだけでも、それなりの経費がかかるだろう。
突然現れた大仏さん
10メートルはあるね。
ここはお寺というより、個人の人が建てた大仏の
ようである。
それでもお参りできるようにしてある。
いよいよ江南駅に近くなって、本通りに面した銭湯があった。
銭湯がどんどん廃業していく中で
この銭湯はがんばっているのかと
ちょっと嬉しくなった。
近づいてみると
19年8月1日をもって閉店しましたという
張り紙がしてあった。
やっぱりここもか。
江南市の本町通りへ行く。
本町通りは、どこの市や町でも、衰退の一途をたどっているが、ここもそのようである。
シャッター通り化よりも月極駐車場化していると、本町通りの場所を教えてくれた
地元の方が言っておられた。
シャッター通り化および月極駐車場化した
本町通り。
昔は、ここが一番賑わっていたんだよ
なんて言ったって、信じられない。
ほんとうに寂しいですね。
日曜日であるにもかかわらず?
あるいは日曜日だからか?
あるいは曜日に関係なく?
お客がこないのか
これも廃業した店
奥行きがずいぶんある。
奥には、土蔵もあるから、
何代も続いている老舗の店だったのだろう。
横は、店舗を撤去して月極駐車場になっているようである。
廃業したはきもの屋さん
上記の本町通りと交差している新町通り
こちらの方は、まだ営業中の店が多いようで
本町通りよりは活気があるようである。
江南駅で友人と落ち合って、車で岐阜県坂祝町のそば屋さんへ行った。
おいしいそばである。その周りはそばの畑になっているようだった。
そばを食べた後、関市へ向かった。
関は、刃物の町である。
ここの中心街も衰退がひどいようである。
すっかりシャッター通りになってしまったアーケード商店街
同じく
日曜日の昼過ぎ、このアーケード商店街で
唯一お客が入るのをみかけたのが
このうなぎ屋さんである。
ここも老舗の店だと思う。
この店もずいぶん奥行きが深い店である。
シャッター通りのところどころに
空き地が見受けられる。
ここのアーケード商店街はずいぶん長い。
端から端まで歩いた訳でないが
1キロメートルくらいあるのでないか。
これだけ長いアーケード商店街も珍しいように
思われる。
そのほとんどが、このとおりである。
ずっと先ざきまで見通しても、
人が歩いているのが見られない。
以上