平成20年4月6日
珊瑚会ハイキング会
今日は、珊瑚会(大阪市立大学経済学部昭和35年卒業の同期会)の
ハイキング会である。
今日は、いつもと趣向を変え、神戸市東灘区の街並みを歩くことになった。
10時30分 東海道本線住吉駅に集合。
参加者が全部で13名である(うち、夫婦参加2組)。
幹事から今日のコースのポイントの説明を受け、早速歩き出した。
まず、元住吉神社へ。
この神社は、大阪の住吉さんの本家とでもいうべきなのか、
御鎮座より1800年以上というから、相当なものである。
ここで、全員の写真を撮った。近くにおられた方に依頼してシャッターを押してもらった。
元住吉神社を出て歩き出し、香雪美術館へ。
ここは、朝日新聞社主だった村山家の一角に作られた美術館である。
通り過ぎただけで、入館はしなかった。
次に、弓弦羽(ゆずるば)神社へ寄った。
街の中にあるお宮さんとは思えぬくらい
落ち着いた雰囲気の静かな神社である。
解説によれば、西暦849年造営とあるから
ここもまた、古い神社である。
神社を出て、ま多歩き出す。
深田池公園に着いたので、ここで休憩、少し早いが昼食にした。
何が釣れるのか、何人かの釣り人が糸を垂れている。
ちょうど、この日の日経新聞「私の履歴書」で
扇千景が、若かりしころ、映画で共演した長門裕之とよく
ここでデートしたという話が出ていた・
長門裕之が「日活から移籍の話が来ている。東京へ行くけれど
3年たったら結婚しよう」と言った。
ところが、それからすぐ長門裕之は、「扇に振られたので、
宝塚におれないから東京へ行く」と言って、宝塚を出て行ったらしい。
日活移籍のダシにわたしを利用したと扇千景は怒っていた。
なかなか面白い話である。
深田池で休憩した後、予定どおり歩き出す。
元乾汽船会長邸を訪ねる予定だが、なかなかわかりにいところで、何回か人に尋ねた。
幹事が今日のコースの下見に来たときは、ちょうど乾邸の内覧会の日に当たっていたため
住吉駅からの要所、要所に案内の矢印があったので、簡単に行けたらしい。
今日は、内覧会の日ではないので、場所を特定するのに、苦労した。
元乾汽船会長・乾新兵衛邸
昭和11年建築の豪邸である。
相続税納付に物納され、現在国の所有になっている。
ボランティアの方々のお世話で、月1回内覧会が
開催されている。
その日だと中へ入れるのである。
わたしは、こういう昭和初期、大正年間の建物には
興味があるので、ぜひ一度中へ入って写真を撮りたいものである。
今日は、外から見ただけである。
この左側の立派な建物も乾と出ていたので、
現在はそちらでお住まいなのだろうと思われる。
乾邸を出て、つぎの目的の白鶴美術館は、すぐ近くである。
白鶴美術館
白鶴というのは、もちろん酒造メーカーの白鶴である。
この建物もすばらしい建物で、国の登録有形文化財の指定を受けている。
ちょうど、春期展開催中だったが、展示物が壺が中心ということで、
壺にはわれわれあまり関心がないということもあって、入館はしなかった。
白鶴美術館から、コースは反転、南に向かう。つぎの目的物は文豪・谷崎潤一郎の旧邸の倚松庵である。
旧谷崎邸。倚松庵
谷崎の代表作「細雪」の舞台となった邸宅である。
瀟洒な建物で、谷崎の著作物なので、展示があった。
入場無料
元々は、ここから数百メートル先にあったものを道路拡張工事の
ため移設したそうである。
ちょっと疲れたわれわれには、格好の休憩所となった。
いかにも、この建物に似合う古めかしい黒電話が
廊下にあった。
いくらなんでも、今は使ってないだおろうね。
倚松庵2階の座敷
いかにも日本風建物らしい雰囲気が漂う。
倚松庵を休憩して、つぎは最後の目的である菊正宗酒造記念館へ
菊正宗酒造記念館の中では、酒造りのプロセスを
係員の方が、順番に説明してくれる。
自社製品の展示即売会会場になっている。
この右側で利き酒がいただける。
その利き酒が少量すぎて、やや物足りないか
菊正宗の懐かしいポスター
すぐ近くにこのポスターの原画もあったが
わたしには、ポスターの方がいいと思った。
ちょうど午後3時、菊正宗前で解散となった。
わたしは、この後、モノレール御影まで歩いて、モノレールで住吉へ。
そこから東海道線へ新大阪へ出て、新幹線で名古屋へ向かった。
以上