平成19年5月20日  名古屋市西区那古野一丁目、四間道界隈

先ほどの喫茶店で、すぐそこに古いお寺があるよと紹介されて
一本中へ入って、驚いた。

このあたり、名古屋市西区那古野一丁目あたりは、太平洋戦争の
被害にあわなかったのか、古い町並み、道、建物が残っている。

これはいいと思って、喜び勇んで、歩き出す。

このお寺も古いお寺だそうで
案内板によれば
1650年代創建だそうである。

さきほどの円頓寺と同じくらいか

本堂は、戦火で消滅したが
この山門と中の鐘楼は
当時のものとのことである。





鐘楼




お寺からすぐ横に
古そうな建物があった。
大正時代か
昭和初期

元医院と思われる建物

医療法人なんとか会という看板も
かかっている。

近所の方に聞くと
元は医院だったとのことだった。




このあたりに残る古い民家

もちろん、今も住居である。





同じく古い民家





四間道(しけみち)に面して
古い商家が残っている。

それらの建物は
現業中である。

この四間道のいわれは
現在のわたしにはわからない。






同じく四間道

写真を撮っていると
向こうから中高年の夫婦づれの方に
会った。

ご主人が写真を撮りに行かれている間
奥さんと雑談

どこから来られたのですかと聞くと
「大阪からです」と言われた。

「わたしも大阪出身です」ということから
話がはずんだ。

この土日を利用して、愛知へ来たそうである。
昨日は、岡崎、有松へ行ってきたとのこと。

このご夫婦は、古い町並み探訪が、ご趣味のようである。

今まで行ったうちで印象に残るのは、三重県関が
一番だった(わたしも同じである)。

ほか、妻篭、馬篭、徳島脇町の話

愛媛の内子と大洲へは、近いうちに行きたいという
ことだった。

話は、どんどん進んでいくが、
ご主人の方も気になるご様子

では、気をつけて行ってくださいということで
おわかれした。

こういう話が聞けるのが、楽しみである。




ふたたび、那古野一丁目の町並みに
戻って、写真を撮る。

案内板によれば

これは、屋根神といって、
屋根の上に小さな社をまつるのは
名古屋独特のものであるとのことである。




那古野一丁目の家並み




狭い路地に面して
昔からの家が並んでいる。




路地の奥の家

昔と変わらない姿である。




ふたたび、四間道に戻って

古い土蔵があった。




那古野一丁目、四間道など、円頓寺商店街の写真を撮りにきたわたしには
思わぬプレゼントだった。

ここのこれだけ、戦前の建物が残っているとは、驚きであった。

以上