今年はこれで勝負だ「英語クロスワード・パズル 第4弾

ダイヤグラムレス方式の発展型

第3弾では、「ダイヤグラムレス方式」の実際を紹介したが
さらにそれを面白くするための方策として、
英クロのカギの数字を隠してしまうやり方を紹介する。

ただし、これをやると、一般の「ダイヤグラムレス方式」よりも
さらに難しくなるので、どんな問題もこれをやればよいというものではない。

一般の「ダイヤグラムレス方式」でも、やや易しく感じる問題に
ちょうどよい。

具体的には、山岡憲史「英語のクロスワード101」という本
(元は「高校英語クロスワード」改題)の問題はこのやり方でやっている。



ダイヤグラムレス方式」
解答記入用紙

前のものから
枠の幅を大きくして
書きやすくした。



一般のダイヤグラムレス方式との違いは
カギの番号を隠してしまうことである。

付箋を半分に切って、はり付ける。

本の解答用紙部分を厚紙で覆うのは
一般の「ダイヤグラムレス方式」と
同じである。

番号を隠してしまうことにより
さらに難しくなる。

カギの番号があると、黒マスがなくなっても
英単語の文字数の推定も一部可能であるが
そのカギの番号も隠してしまうので、
その推定ができない。

各カギに対する答えをどこに書き込むか
より慎重に検討する必要がある。

たまたま、やや難しい単語があったりして
この問題は、かなり難しかった。

その原因は、黒マスの位置が
たいへん珍しいところにあったからである。





解答用紙

1行目に、4つも黒マスが
あるのは、極めて珍しい。
大体は、1行目は全文白マスか
黒マスがあっても、真ん中に一つあるだけの
問題が普通である。

それだけに、この本は、ちょっと
型破りである。
それだけ、面白みもあるといえようか。




別の本
「厳選英語クロスワード」(ニコリ)という本の
問題。

この著者は、英クロの問題を作るとき
かなり型に拘る人らしい。

黒マスは、多からず少なからず、
黒マスを基本的には、対称的に
配置する。
また、黒マスは、二つ以上連続させない。

こういう風に形に拘るので、それだけ
内容に無理が出てくる。

すなわち、解答のスペースが限られて
くるので、文字数あわせのため、どうしても
答えの英単語にしわ寄せられる。

本場のアメリカ人も聞いたこともないような
難しい単語が出てくる。

型に拘り、内容が二の次になっては
本末転倒である。

型に拘るのは、ほどほどにすべきである。



参考までに、アメリカのクロスワードの本を紹介する。

「Amazing Crosswords for Kids」より

アメリカの問題は、このようにすっきりした
問題である。

そして、全部のカギが、縦横で
必ず、相互チェックが働いている。

答えがわからなくても、横なら縦
縦なら横から攻めていくことが
できる形になっている。




以上