平成19年3月9日

「今年はこれで勝負だ『英語クロスワード・パズル』」第3弾

英語クロスワード・パズルの発展

「ダイヤグラムレス」の実際


第2弾でも、一度解いてしまった問題集の活用手段として
「ダイヤグラムレス」で、もう一度やってみることを
少し書いたが、実際に自分でやってみて、これは
たいへん面白いと実感したので、そのやり方を具体的に
書いてみました。

これは、一度やった問題のおさらいという意味もありますが
自分のレベルからいって、すこし易しすぎる問題を楽しむいい手段に
なります。

本来、横のカギだけ、どんどん入れていくだけで、その問題が
解決してしまうような問題は、易ししすぎて、面白味に欠けます。
あくまでも、横のカギ、縦のカギを、織り交ぜながら、答えを見つけていくのが
クロスワードです。ところが、縦のカギを見る余地なく、横のカギだけで
全部答えが埋まってしまうような問題は、やる意味がありません。

ところが、そんな問題でも、この「ダイヤグラムレス」でやってみると
意外と面白いです。

わたしには、易しすぎると思われる
山岡憲史「英語クロスワード101」(「高校英語クロスワード」改題)を
この「ダイヤグラムレス方式」で、やってみると、結構楽しめます。

その本は、こういう風になっています。

問題に対する横のカギと縦のカギ
がならんでいます。それぞれ、各カギには
数字がふられています。
この数字が問題解決の重要なヒントです。

また、答えを書き込むマスには
黒マスが記入されています。
黒マスは、そこへは書き込み禁止を
表し、その横、上の単語が、そこで
終わっていることを示しています。

これから、その番号に対応するカギに対する
単語の語数は何文字か、わかります。

この単語の文字数というのは、問題解決の
最重要手がかりになります。

こんな当たり前のことを、くどくど書くかというと
つぎの「ダイヤグラムレス」では
黒マスがないからです。


「ダイヤグラムレス」では、黒マスがありません。

それだけのことで、かなり難しくなります。

黒マスがないので、単語の文字数がわからない、
解答用紙に番号が入っていないから、どこに
どのカギの答えが入るのか、わからない。

普通の問題は、わからないところは、後回しにして
わかっているところから、どんどん埋めていけば
やがて、初めわからなかったところも、わかってきます。
ところが、「ダイヤグラムレス方式」では、それが
できません。
基本的に、頭から埋めていかないと、次の答えを
どこへ入れたらいいか、わからないからです。



問題をやるときは、このように
解答用紙を、何かで隠して
横のカギ、縦のカギを見ながら
白紙のマス目に記入していきます。

ほんとうの意味での「ダイヤグラムレス方式」の
問題は、最初の横のカギに1と入っているだけで
その他のカギには、番号も入っていないのでは
ないかと思います。
そうなると、たいへん難しくなるし、
問題をする前に、各カギの数字の部分を隠す必要が
あります。

それも面倒なので、わたしがやるときは
数字のカギは残して、それをヒントにしながら
やっていきます。



同じ本の別の問題ですが、
出来上がりは、こういう風になります。

各カギに対する答えの候補を考えてみて
それが正解としたら、それに絡まる他のカギと
うまく、マッティングするか、各カギに対する
番号から見て、どこの場所を当てはめたら
いいのか、それらを検証しながら、
進めていきます。

ある程度やってみると、要領がわかってくるので
そのカギの答えがわからなくても、次のカギも
手がつけられるようになります。




上記のように、すこし自分には、易しすぎるように思われる問題でも、
「ダイヤグラムレス方式」でやってみる価値はあります。

そこから進めば、問題をやる前に、各カギにつけられた数字を隠して、やってみると
さらに面白みが増えそうですが、わたしもそこまではやっていません。

なお、「ダイヤグラムレス方式」の用紙は、「Excel」のシートで、行と列の幅を適当に増やし
罫線をつけたものです。

一度、この「ダイヤグラムレス方式」の英語クロスワードをやってみてください。

その面白さが実感できると思います。

普通に解くには、やや易しいと思われる程度の問題が、ちょうどこの方式に
一番いいと思われます。


以上