平成19年1月14日
滋賀県余呉、木之本、長浜行き(その2)


長浜は、木之本に比べると、たいへん観光客も多く、街も活気がある。
昨日、今日と天気もよく、寒くもないので、長浜はかなりの人出のようだった。

駅の観光案内所で、観光マップをもらって、歩き出す。

まず、「長浜鉄道スクエア」へ行った。

入場料300円を払って、中へはいる。

旧長浜駅舎
明治15年3月、北陸本線の始発駅として
建造された最初の長浜駅

現存する駅としては、日本で一番古い駅


D51機関車

こうしてそばで実物を見ると
ずいぶん大きいものである。
わたしのカメラでは、なかなかうまく
表現できないが。


同じく電気機関車の実物



旧長浜駅舎の小道具



2階では、「引き札」展が開催されていた。
引き札とは、江戸時代に新たに登場してきた
刷り物による広告のことで、今のちらしにあたる。

ここにあるように、美人画が多かったそうである。

ここにあるのは、明治時代のもの



鉄道スクエアを出て、北国街道の町並みへ向かった。


船板塀

船の板を使った塀

この道の両側にある。


街角で、水彩画を描いている女性

京都からきたグループ

真正面に見える伊吹山を入れるため
この場所で描いているとか。

なかなかお上手である。


古いお菓子屋さん(長浜市朝日町)

現営業の店は、この向かい側に
きれいな店がある。

しかし、こういう古い店があると
うれしくなってしまう。

この裏に土蔵があり、このあたりの
老舗と思われる。



近くの酒屋さん

ここもかなり古そうな店である。
もちろん現業中である。



駅前通と北国街道の交差点にある旧開知学校
登録有形文化財・建造物指定


木造3階建て、八角塔屋付きの擬洋風建築。
明治7年建造、昭和11年移築
学校施設として利用されていたが
最近は展示、会議室として活用されてきた。

しかし、去年11月末で閉店するとの
張り紙があったので、現在は
閉鎖中のようである。




北国街道に面した旧家の安藤家

あるホームページによれば、
明治38年建造とある。

元々は、もっと古い商家だと思われる。





黒壁ガラス館本館

旧第百三十銀行長浜支店(明治33年建造)
登録有形文化財・建造物指定

ある意味では、このガラス館本館が
現在の長浜の象徴といえるだろう。
長浜再生のシンボルか



大手通り商店街(東西にのびる商店街)

今の長浜のメーンストリート

これだけ観光客でにぎわっている。



北国街道の東1本入った浜京極商店街
(北国街道と平行して南北に通じる通り)

シャッター通り化しつつある。



北国街道も、大手通りを過ぎたあたりからは
急ににぎわいがなくなり、普通の町並み、昔からの
町並みになる。

これは、「和洋酒 今重」と書かれた
小さな木の看板がぶら下がっている。
現業中とも思えないが。



放置された古い商家(郡上町)

廃屋になってだいぶ年月もたっている。





北国街道・長浜の北の玄関口になる
石灯籠



ここで、北国街道から、東へ、大通寺の方に向かう。


「十里街道職人まち」通り

この近くにあった「ういろ屋」さんで
ういろを一つ買って、すこし話を聞いた。
以前は、北の方から、大通寺(長浜別院)へ
お参りする人が通る道だったので、
たいへんにぎやかだった。
長浜では、駅方面より、こちらの方が
一番にぎやかだったが、今はすっかり
さびれてしまったとのこと。




大通寺(浄土真宗東本願寺・長浜別院)
本堂・国指定重要文化財

そこにおられたお寺の方に聞くと

建造されてから350年くらいになる、
元伏見桃山城が東本願寺の本堂になり
東本願寺の建てかえにより、ここへ移したとの
ことであった。

いかにも格式のある本堂である。






大通寺表参道から見た山門

みごとな山門である。



大通寺表参道

現在の長浜は、駅前から大手通りを
通り、この表参道が、メーンストリートに
なっているようである。



この後、長浜駅に戻り、観光案内所でしばらく時間待ちをして
午後3時半の電車で、名古屋へ向かった。

以上