平成18年12月17日 岐阜県岐阜市、愛知県一宮市

今日は、岐阜市内、一宮市内の古い町並み、古い建造物、
シャッター通り化している商店街などの写真を撮るため、
友人と名鉄・岐阜駅で待ち合わせしていた。

天気予報では、ときどき雨だそうで、ちょっと心配である。


まず、長良橋ちかくの町並みをみるため、
駅前よりバスに乗って、長良橋で降りた。
ときどき、雨がぱらぱらする。

長良橋西南詰めにある案内

観光の船はここから乗るらしい。

右の橋の下には、数十艘の船が
あった。
来年の春までお休みのようである。

正面の灯籠から左の方へ
旧街道風の道を進む。



案内によれば、このあたりは、以前、川原町とよばれ
信長の時代から、市場が開かれ、商業の拠点として繁盛したとある。

川原町は、現在では、湊町、玉井町、元浜町という地名になっている。

街道沿いに、古い商家が並ぶ。

街道になっているということは
北の方からきて、長良川を渡り
岐阜の中心地へ向かうメインストリートと
なっていたのではないかと思う。



同上

十八楼という旅館の駐車場の看板が
やたら目に付く。
大きい旅館らしい。





同上


街道筋の古い商家と土蔵

いかにも古そうな店だが、
いまも現業中である。




ここから、岐阜の中心街へ向かう。

その間も、ところどころで、古い家が見かけられる。


左=旧本陣
右=石原美術(旧日下部合資会社 大正2年)

前にある案内板によれば、
左の建物が、「岐阜町本陣跡」だそうである。
いまの建物もりっぱなものである。

江戸時代、尾張藩主の御成の際、本陣をつとめた
賀島家(惣年寄)があったところとのこと。
尾張藩主は、必ず、鵜飼見物と金華山登山のため
岐阜へきたそうである。
そのときの宿泊宿だった。


右側のしゃれた建物も気になる建物である。
大正ロマンを感じさせる。
あるホームページによれば、じょうきのとおり、大正2年建造とあった。


岐阜市内の中心街

劇場通りとある。

そこそこにぎわっている。



同じく市内中心街

レンガ通りといって、レンガを敷き詰めてある。
その上に絨毯を敷いてある。

まずまず客足もあるようだった。



突然、市内中心部に現れた路面電車

岐阜市内を走っていた路面電車が廃止となり、
その車両を展示してあるらしい。

わたしも同行の友人も、大阪人は、路面電車のことを
すぐ「市電」という。
長い間の習性とでもいうべきか。




JR岐阜駅近くの繊維の問屋街

曜日にかかわらず、シャッターが下りている
ようである。



同じく問屋街

人もほとんど通らない。



駅前の問屋街

ごらんのシャッター通り




JR岐阜駅からJRで一宮へ向かう。
乗ってしまうと早い。10分もかからない。

このあたりは、JR、名鉄が競合する。JRの方が運賃は安い。
名鉄も、その対抗策として、とくとくキップを宣伝している。


JR尾張一宮駅

いまは、JRの駅舎はどんどんきれいな駅になっているので
こんな古い駅舎は珍しい。
あるホームページによれば、昭和27年建造とある。

ごく近い将来、この駅舎は取り壊しになるのは
間違いない。



JR駅から、すぐ近くの商店街へ向かう。


一宮のメーンストリリーとの本町通りを
北へ向かって歩く。


まずまずお客も出ているが、
2〜3割の店は閉店しているか。

シャッターをおろした店も目に付く。

これくらいはしかたがない?


こういうところもある。

両側の店は閉店
真ん中は更地



車が入れない歩行者天国には
なっているが。




開いた建物、土地を利用して
保育園になっていた。
(昔からメーンストリートに
保育園があったわけではないと
思うが)

保育園の遊び場である。

この隣にも、もう一区画の
保育園遊び場がある。

珍しい風景というべきか



一宮市役所西分庁舎

元名古屋銀行(東海銀行の前身)一宮支店
大正13年建造

どう見ても銀行風の建物が、市役所の分庁舎に
なっているのが、合点がいかなかった。

帰宅して調べると、上記のとおりとわかった。

アーケードのせいで、上まで写真が撮れないのが
残念。



一時代前の看板の電器店

かって、日本の家庭には
カラーでない白黒テレビもあったということを
知らない世代の人には
「カラーテレビ」という看板の意味も
わからないのでは。



廃業した薬局

この建物はずいぶん古そう

戦前も戦前、明治時代?




商店街を通り抜けたところが
真清田神社

初詣はたいへんな人出になる。

「神橋渡るべからず」という石碑があり
橋の周りを鎖で囲ってある。

神社は新年を迎える準備作業中




お賽銭を上げて、ひょっと中を見ると
白い衣服の若い神主?が
電気掃除機で掃除していた。

手ぶれではないと思うが、被写体ぶれに
なっていた。

外から見ると暗いので、シャッタースピードが
遅くから、こういうことになる?



午後3時ごろ、一宮駅に戻り、名鉄で名古屋へ向かった。
今日は、ひさしぶりにだいぶ歩いた。

以上