平成17年7月31日 美濃路2 稲沢市稲葉宿〜起宿〜羽島市正木町・名鉄須賀駅

先週の美濃路の続きを歩くため、名鉄・国府宮駅からバスに乗って、
稲葉西口で降りた。
先週乗った乗り場と同じ停留所名なのに降りたところが、道が違っているので
戸惑った。運転手に聞くと、道が狭いので、このあたりは、一方通行になっており、
一本道が違うということだった。
納得して、先週の道に出て、歩き出す。

旧稲葉宿の付近には、
古い家並みが残っている。




街道筋の古い立派な商家

なんの商売をやっておられるのか



真ん中にある石碑が、元ここに高木の一里塚が
あったことを示す。

路傍というより、民家の中庭にあるという感じである。
よほど、気をつけていないと見落としてしまう。



街道に面して、紡績かなにか、糸へん関係の工場があった。
かなり古そうな建物であるが、現業中のようだった。



一宮市の旧萩原宿に入る。
今日は、七夕祭りのようである。

街は、休業も多く、活気がない。



旧萩原宿の商店街

右側の建物は、元郵便局



七夕のかざりの真下の石碑が
旧萩原宿本陣跡を表している。

旧萩原宿をしのばせるものは
なにもないようだ。



萩原宿あたりの旧家



富田の一里塚

旧尾西市富田
今は、一宮市

美濃路を通して、ほぼ原型をとどめる
貴重な一里塚

榎が塚の上に枝を張っている。

東と西の両側に、大きな榎をつけ
一里塚が残っている点が珍しい。




美濃路沿いに残る大きな屋敷


旧起宿

左側の建物が、尾西歴史民俗資料館
いろんな資料が展示されている。
AVライブラリーも充実している。
起宿のミニチュアや貴人が木曽川を渡る場合に
用意された舟橋の模型などがあり、
一見の価値はある。

右側は、元脇本陣で、資料館別館になっている。
文化庁の登録有形文化財・建造物指定



旧起宿の街道沿いに残る古い建物

立派な土蔵である。



旧起宿の町並み



ここで、木曽川にかかる濃尾大橋を渡ると、岐阜県である。
羽島市正木町となる。
岐阜県に入って3キロほどのところに、名鉄・竹鼻線の須賀という駅が
あるので、今日はそこを終点とする。
続きは、ここまで名鉄電車で来て、また歩くことにしたい。

須賀駅に、電車を待つ親子連れがいた。
母親と若い娘で、娘の方は浴衣風の着物を着ていた。
一宮の七夕へ行くらしい。
カメラをリュックの中にしまい込んでなかったら、
写真を撮らせてもらうところだったが、残念だった。
なかなかかわいい顔立ちの女性だった。

電車を待っている間にもう一人、やはり七夕祭りに行くのか、
若い娘が浴衣風の和服を着てやってきた。

一宮の七夕祭りも、それなりの意味、効用がある。
このあたりからでは、一宮というとちょっとした距離になると思うが、
楽しみにしている人も多いのだろう。

以上


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