Last Updated 2008-01-06 |
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近頃我が家でオタクもの
DY3Wデミオ編
以外と好評なWGNC34編に続き、同業A君のリクエストにお答えしてDY3W編をお送りします。
「買い物クルマ」として買ったかみさん用のデミオですが、乗ってみていろいろ不満も出て来ました。
特に参ったのは微妙に遅いこと。もう少し遅ければあきらめも付くし、もう少し早ければ遠出にも使えるし、という絶妙なジレンマ。
更に、5000回転あたりで回転の伸びが鈍り、ぐぅ〜んと唸る。
小排気量エンジンの醍醐味は高回転の伸びでしょうが。
「これじゃ『ZOOM−ZOOM!』じゃなくて、『グゥーム−グゥーム!』だっ(意味不明)」って感じですね。
と言う事で、これもまたやっちゃいました。
写 真 |
解 説 |
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まずは手を付けるのはマフラーですね。 ネットオークションで安かったこと、多少うるさいけどパワーが出る、というインプレッションもあり、HKSハイパワー409を選びました。 交換後の印象ですが、4000回転以上になると済んだ音色になり、トップエンドまできちんと吹け上がります。もの凄く嫌だった5000回転あたりの回転の鈍りはなくなりました。 しかし、2000〜300rpmで盛大なこもり音が発生し、相当うるさくなりました。低速トルクも若干痩せたようで、どうもバランスが良くない、正直そんな印象でした。 おそらく、こういうパーツは全般的にDY5W(1500cc)で開発されているからです。1300ccの方は単に「互換性がある」という事だけでマッチングリストに入っているに過ぎないのでしょう。 という事で、次の対策を行いました。 |
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♪私を惑わせる黒いアレ♪(セクシィ松山風に)を取ってみました。 http://www.alles.or.jp/~mjc/magtoku3/magtk3.htm ここのページで紹介されているようにDYデミオは吸気系が相当複雑です。 この黒いアレには左のようなチャンバーが。共鳴を利用し、ある回転数でトルクを増したり音を消したり、というしかけ。 ただ、ピークを作ればディップも出来るという訳で、別の回転域でトルクの谷が出来るという副作用もあります。 以前から、このDYは、ある特定の回転数だとアクセルを踏んでも全然加速しない時がありましたが、マフラーを換えたらそれが顕著になりました。 前述のこもり音もそうですが、メーカーが長い期間をかけて開発した個々のパーツのバランスが、マフラー交換によって崩されてしまった事は事実です。では、抜けを良くしたら吸い込みも(安直〜^^)、という事で、この黒いアレを取ってみる事にしました。 黒いアレ(しつこい)は3ヶ所はめ込みで止まっていますが、マイナスドライバーをはめ込んでも取れないので、蛇腹側をニッパーでカットして取りました。(外し方情報) なにコレ?低回転からトルクが湧いてくる。というよりも、どの回転域からでも非常にリニアにトルクが出るようになりました。チャンバーの共鳴でドーピングして作ったピークがなくなった事よりも、その反作用の谷がなくなった事の方が効いています。 こもり音も若干、というか相当小さくなりました。これは大正解! 高いパーツを買うより無駄な物を取った方がいい??? |
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エアクリーナ交換 これでも充分満足なんですが、黒いアレを取ってもやはりキノコが付けたい!(笑)という事でエアクリーナを交換する事にしました。 しかし、DYデミオには、アフターマーケットのパーツはほとんどありません。 特にキノコ型エアクリーナはK&Nかオートエクゼのみ、オートエクゼは「ラムエアインテーク」なる物を出しているけど、何しろ6万円! その点、古いDWの方は社外パーツが比較的揃っており、DYより楽しめるようです。 だたし、DYのノーマルエアクリーナは比較的良くできていて、排気量の割には充分なサイズ(実測で29cm×17cm)があります。上に書いたように部品の外しづらさもあり、アフターマーケットのパーツを使う必要性もあまりない事も理由かもしれません。 しかし、やっぱりキノコに換えてみたい。 対応表を調べたら、DYにドンピシャの口径57mmのフィルターがあるじゃありませんか。 http://www.webike.net/cg/10112/100011601165/ 最も表面積の大きいオーバルストレート RU−1100を選んで注文 http://www.webike.net/sd/27117/100011601165/ 取り付けですが、例の黒くて太いアレを外した後に、RU−1100を取り付けます。 で、このままだとエアクリーナの先端が遊んでしまうので、L字アングルで固定します。嬉しい事に黒いアレを止めていたネジ穴に完璧にフィットします(デミオなんですが。。)。 |
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取り付け後の姿はこんな感じ。おさまりは相当イイ! | ||
みんカラメンバーの方より、「エアクリーナーを外した場合、エアを吸うのではないか?」という指摘をいただきました。 心配なので、隙間テープで隙間をふさぎました。 また、このエアクリーナはフレッシュエアが下から上に流れるタイプなので、純正エアクリーナーを取り去る場合には、ボックス底面に落下しているゴミを充分落とす必要があります。 |
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インプレッション 黒いアレを外した時ほどのインパクトはありませんが、高回転の伸びが良くなりました。よくマフラー、エアクリーナを両方とも換えると低速トルクがなくなってしまう、と言われますが、むしろアクセルを少ししか踏んでいない時のトルクは少し厚くなっているような印象です。あと、吸気音が多少大きくなりました。 ここでは紹介していませんが、点火コイルがクレーム交換になったので、その際にイリジウムプラグを入れました。 これでDY5W(1500cc)の呪縛から逃れる事が出来そうです。 見た目のインパクトも含め、吸排気系はこれで打ち止めかな、と考えています。 ただし、オススメととしては、黒いアレだけ取って、フィルターはノーマル形状のスポーツエアクリーナーの方が良いと思います。理由はノーマルフィルターでも相当面積が稼げていること、購入したRU−1100はラバートップであり、特に夏場の耐熱性について少々不安があること、からです。 という事で、新たな情報発見! |
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【フォグランプ取付編】 このデミオには、社外HIDを装着しています。HID化したおかげでものすごく明るくなりました。 が、弱点発見!それは、雨や雪になって路面が黒くなると、非常に見づらくなるのです。 という事で、フォグランプを付けました。 |
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まずは、フォグランプが付く部分のプレートを取り外します。 このプレートは、ネジ1本と4ヶ所のスナップフィット(よく言うパッチン止めです)で止まっています。 下にもぐってスタッピドライバーでネジを外し、手でスナップフィットを外していきます。 プレートが外れたら、メクラ蓋を取り外します。取り外した後の穴に、フォグランプベゼル(これはディーラーより新品を入手)を取り付けます。 次に、オークションより入手したフォグランプを取り付けます。このフォグランプ、DYの他にRX−8やプレマシーにも使われているようです。 裏面から見たところ。コネクタはHB7もしくはHB11です。 |
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取り付け後の姿はこんな感じ。 実は、SPORTと迷った時にこれを選んだのは「SPORTに付いている3眼ヘッドランプ(ディスチャージ)の形が好きじゃなかった。」というのが理由のひとつでもあります。 この愛嬌のあるヘッドライトにフォグがよくマッチしています(^^:)。ちなみに、オークションで左、右のライトを別々に入手した為、写真では右のランプが付いていませんが、その後入手し、完全な姿になっています。 ちなみに、概算費用はこんな感じ。 ランプ−−3000円×2(オークション) 約1万3千円で取り付け出来ました。 ちなみに、ディーラーで新品を取り付けると部品代だけで3万円くらいです。 これだから車DIYはやめられません(笑)。 |
ちなみに、この車はかみさんのですが、マフラー交換(とフォグランプ)以外はかみさんは知りません。
これ、内緒ですから!(トヨエツ風に^^)