Last Update 99-05-12

政治講話 がんばれ!オブチくん

最近、なぜか気になるプライムミニスター。小渕首相はなぜ支持率を上げたのか、私、Heiny-Meeder流に分析してみましょう。

注記:(一応書いておきます)

1. 本文は、「おもしろさ」という観点で一国の首相を見ているだけであり、政治的な意図は全くありません。
2. 同様に、一個人に対する悪意やいやがらせの意味で書いているのではありません。むしろ個人としては好印象を持っています。


 

最近、小渕恵三首相(以下オブチくん)の支持率が急上昇しているそうです。不思議な事に、ほとんどの人が支持の理由を挙げられないらしいのですが、私、Heiny-Meederには一つピンとくる物があります。それは、

「見ていて面白い」

のです。野球をやれば下手クソ、パーティー会場ではオヤジギャグを連発、(野菜の)カブを持ち上げて「カブ、上がれー」と言ってのけるなど、オブチくんの回りには、面白い話がたくさん転がっています。

オブチくんって、なんか「日本人のイメージそのもの」と言った感じがしますね。小さくて、眼鏡かけてて。
カメラなんか首からぶら下げて、
「あいあむ じゃぱにーず ぷれじでんと」といったひらがな英語がよく似合いそうな、そんな印象があります。

そんな人が、外国の要人に向かって、
「仕事が早くて冷めないうちに配達する、小渕印のピザを売り出すというニュービジネスを始めてみてはいかがですか?」なんて言うのだから大変です。通訳の人は大丈夫だったのだろうか。

いやー、ホント面白いわ、このオッサン。この人の面白い話を集めてビデオでも作ったら以外と売れるんじゃないだろうか、と真剣に考えてしまいます。

考えてみると、こういうタイプの首相って、最近いなかったと思いますね。どこかエリート臭い人たちばかりで、親しみはなかった。

オブチくんの場合、なんか近くにいるような感じがするんですね。

いわく、
地方の飲み屋の後ろの席でお寒いオヤジギャグを連発しているオヤジが振り向いたらオブチくん
とか、
駐車場の出口で誘導員があまりにもヘタなので文句を言おうとしたらオブチくん
とか、
商店街で買い物をしてたらかっぽう着を着たヘンなオヤジが大根を買っていたのがオブチくん
など、なんかそこら辺にいる感じがするんですよね。

いわば、「日本の風景にとけ込む首相」といった所でしょうか。

このように、いつもわらかしてくれるオブチくんですが、興味深い話もあります。どこかの雑誌に書いてありましたが、小渕さんに会いに来た人はみんな満足そうに帰って行くそうです。前首相の橋竜に会いに来た人達がみな一様に不機嫌な顔をして帰って行ったのとは対照的だそうです。
陳情等をしている時に、
「はあ〜、それは大変ですね〜。」なんて言うんでしょうね、きっと。それはまさに、家の縁側での茶飲み話と何ら変わりない、そんな感じなんでしょうね。

このような「不思議な身近さ」は、ここ数代の首相が持っていなかった物であり、またこれこそが、人気の秘密なのでしょう。ガンバレ!オブチくん。

 

 

 

えっ、 何かヨイショ臭いですって?そりゃそうですよ。

だって、こういうの書くと、本人から電話や電子メールが届くらしいんですよ!*1

 

おわり


*1: これは本当らしいです。小渕首相は相当な電話魔で、一般人であろうと興味が沸くと電話するそうです。就任直後の支持率ドン底の時「頑張って下さい。」と手紙を書いた女子中学生に電話をかけたのは有名な話。
最近では、雑誌の表紙を飾った「冷めたピザ」を作ったという女子大生との交流や、インタビューのテレビ放映*2を見た視聴者から電子メールが50通も届いたという話(99/5/12 読売新聞)が新聞に載っていました。

*2: ちなみに、私はそのTV番組は見ていません。また、これを書き始めたのは昨夜で、上記の読売新聞の記事は読んでいません。「一個人が、マスコミ報道の後追いをやるなんて」とも思いましたが、ほとんど完成(結末以外は昨日中に出来ていた)していたので、この追記を書く事によりUPする事としました。

 

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