Last Update 99-07-10
Heiny-Meeder's Audio Room
私、Heiny-Meederのオーディオ紹介。第一回目(?)は機材変遷から
この表をご覧ください。
第一世代 中学・高校 |
第二世代 高校・大学 |
第三世代 大学〜現在 |
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AMP | SONY ? |
KENWOOD KA-990SD |
SANSUI AU-707DR |
CASETTE DECK | SONY TC-FX600 |
SONY TC-K777 |
SONY TC-K777ES |
FM-RECIEVER | TRIO KT-9500? |
TRIO KT-2200 |
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AD PLAYER | TRIO KP-700 |
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CD PLAYER | なし | KENWOOD DP-1100 |
KENWOOD DP-1100SG |
SPEAKER | 自作 バスレフ |
PIONEER S-180D |
自作 バックロードホーン |
これは、私のオーディオ機材の変遷です。我ながら偏った趣味だと思いますが..。
中学時代にSONYの薄型AMPとTRIOのADプレイヤー、そしてカセットデッキを買ってもらったのを皮切りに、高校時代はバイト代の半分をオーディオに注ぎ込んでいました。(もう半分は写真に注ぎ込んだ)
Heiny-Meeder's ROOMの読者ならもうご存じの通り、ほとんどの物に何らかの改造が入っています。詳細については別の機会にしましょう。
私の今までのオーディオ歴を振り返ってみると、高校〜大学までが一番ノッっていました。オーディオ業界は丁度アナログ→CDの切り替え時期で、最初のCDプレイヤーは高校一年の頃に発売されました。SONYのCDP-101で、168,000でした。
今はコンパクトCD等は5,980円くらいからありますから、本当に隔世の感があります。一方、現在のオーディオ(音楽)業界を見てみると、こちらは本当にお寒い状況です。
第一、「生の音」が圧倒的に少ない。小室ファミリーを見ていても判る通り、最近は打ち込みが主流で、録音からしてダメなケースが多いのです。
そもそも、オーディオとは「原音再生」が目標だったのに、「原音」自体がなくなってしまっては目指しようがありません。
第二に、再生機側の問題です。アナログプレイヤーから、CD、MDと、ここ十数年、民生機器が再生出来る周波数帯域はどんどん狭くなっています。また、音に対する加工の度合も上がる一方です。
アナログプレイヤーの頃、再生可能な最高周波数は約50kHzと言われていました。それがCDになってサンプリング周波数44.1kHz、再生可能最高周波数は20kHzとなり、この狭帯域化はその頃のオーディオ雑誌などで盛んに議論されていました。結局、この議論はCDプレイヤーの利便性に押し切られるような形でどうも中途半端な途切れ方をしてしまいました。(その意味では、最近発表されたスーパーオーディオCDは、この議論の一つの答えとなりそうです。多チャンネル等の機能に走らず、ピュアオーディオに徹してもらいたいものです)
近年になり、「CDに記録されているのは音楽ではなく、単なるデータだ」とみんなが気がついた頃、MDが発売されました。
MDでは、サンプリング周波数は44.1KHzとCDと同じですが、データに圧縮がかかっています。圧縮するとデータ量は少なくてすむのですが、その分だけ、通過する回路
= 音の劣化が増えるということになります。
はっきり言うと、(良質の録音であるというのが前提)アナログレコードが生野菜だとしたら、CDはカット野菜(生野菜より便利で手軽)、MDに至ってはそれをさらにフリーズドライして、食べる時に水をかけて戻しているようなものです。一番おいしいのはどれか、言うまでもないでしょう。
私が今まで一番「いい音だ」と感じた音は、やっぱりアナログだったのです。AMP:KA-990SD(改)、ADP:KP-700(改)、カートリッジ:AT-150EG Gold、SP:S-180Dで聞いた音は最高でした。第一家電オーディオメイト[DAM]で配布されたヴォーカル(このオタクな言い回しに注目)のDISKを聴く時は本当にわくわくしましたね。ボリュームを相当上げて、友人と二人で「おぉ〜」と言いながら聴いていたら母親があわてて私の部屋に来て、
「やめなさい!裏の家で今お葬式やってんのよ!」
と怒鳴られた事がありました。(葬式のBGMにアンリ菅野はないよな..。)
とまあ、ぼやきとも思い出話ともつかない話ですが、昔、秋葉原でオーディオを売っていた私、Heiny-Meederとしては、最近後輩Oがカーオーディオにオタクっている(あえてハマっているという表現は使いません)という話を聞けば、黙っていられない訳です。